2018年10月22日月曜日

有害鳥獣駆除の全装備(2018年秋)

 気温15~25度ぐらいの有害鳥獣駆除で使った、全ての装備を書いてみます。
 機能性のある作業着が基本で、土に膝をついて汚れたり、血がついても惜しくないもの。
 比較的里山で林道から近い場所でやるので、運動量は少なめ。
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【服装】
帽子:猟友会帽子
メガネ:書類やパソコンを見る近距離用と、車の運転や狩猟の遠距離用で使い分けている。
首元:薄手のネックガード
肌着:速乾性のあるもの。
     ユニクロのドライEX Tシャツ
   スポーツ系速乾Tシャツ
   ファイントラックのベースレイヤーも持っているが、勿体無いのと、不快になるほど汗をかく運動量はないので、あまり出番が無い

上着:虫刺されや日焼け、怪我防止から長袖が必須。
   速乾性があり、地味な色なら何でもいい
   ワークマン遮熱ダブルメッシュ長袖シャツ
   ワークマン フィールドコア 長袖ハーフジップ

ベスト:猟友会ベスト
    腕の穴と胸元をループするように、有害の腕章を巻く

手袋:ミタニのエムテック
   富士グローブ PU-625OR
   今買うとしたら、ミタニのZAGG
   組み立て向けの薄手の物でもいい。
   指先補強やアテ革が付いている物は、好みではない。
   手袋と靴は、必ず試着してから買うこと。
   弾刺しから弾を取り出し、装填する動作が行えるもの

手首:竹糸くんアームカバー
   手袋と長袖の間の防御で、たまに装着。
   縫い目が気になるので、裏表を反対にして装着。

ズボン:ワークマンのストレッチカーゴパンツ
    もしくは適当な化繊のズボン
    汚れても惜しく無い物

ベルト:ナイロン製でYKKバックルのもの
    軽くて音がせず、洗ってもへたらない

靴下:ワークマンの親指あり靴下

靴:スパイク地下足袋
  7枚コハゼが好み。
  安全靴のようにカップは入っていない。
  甲周りが合わないので、指先を切った中敷を入れている
  股付きなので、たまに指の股に枝が挟まる。
  次に買う時は、先丸にしたい。

脚絆:長時間歩いたり、脛をぶつける地形・植生なら装着する。
   特にこだわりは無く、鉄芯は入っていない。

地面が塗れていたり、朝露がある、沢渡りが想定される場合の装備
 スパイク長靴(ミツウマ岩礁)
 ヤッケズボン(ヌメっとしたナイロン生地のもの。リップストップではない)

雨具:モンベルのスーパーハイドロブリーズレインウエア
   今は廃盤になっているので、サンダーパス ジャケット相当だと思われる
   巻き狩りは雨天中止だが、微妙な天気の場合、もしくは寒い時に着る。
   上着は緑系の地味な色、ズボンは濃い灰色

腕時計:安いソーラー電波時計(約5000円)
    電波Gショックを山でなくしたことがあるので、高い時計は持っていかない。
    GPSがあるし、奥山に行くわけでもないので、気圧計などは必要ない。

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【腰に装備する物】
ベルト:幅広の革ベルト
    もしくはYKKバックルのナイロンベルトに腰パッド

六本木商店の帆布腰袋】写真左の緑
 ハチノック(小)
  10月上旬でも蜂が飛んでいるので、お守りとして

 デジタル簡易無線
  有害鳥獣駆除ではアマチュア無線は使えない。
  猟隊からの貸し出し品
  スタンダードVXD20,マイクはMH66A7A
  マイクにミニジャックがあり、適当な片耳イヤホンをつけるとイヤホン受信になって音が漏れない。

 500mlペットボトルに水道水
  巻き狩りの場合、あまり歩き回らないので水の音は気にしない。

 GPS ガーミンeTrex VistaHCx
   10年前の機種だが、特に不満は無い。
   国土地理院の地図を自分で変換して入れてある。
   車から近いタツマの場合は持っていかない
   GPSに紐を付け、ベルトに通して脱落防止している。

 車の鍵
   持ち歩く物は最小限度にする。

 虫除け
  ディート30%の忌避剤を、ダイソーのアルコール対応スプレーに移し変えたもの。
  車から歩き始める時点で、車に積んである虫除けスプレーをするが、タツマでじっと待っていると、虫が気になる時があるので持ち歩く。

【ファーストエイド用ポーチ】写真中央の黒いもの
 ポーチはイベントで貰った物で、特にこだわりは無い。

 ファーストエイド用品
  ポイズンリムーバー、100均のテーピング、絆創膏、軟膏、ガーゼ、サージカルテープ、化膿止めの軟膏
  あまり出番が無いのでスリムにしたいが、いざという時無いのも困るので現状維持。
  本格的な止血帯を入れるか迷っているが、単独行で太い血管がやられた場合、止血をしてどれだけ助かる可能性が増えるのかイメージしにくいので導入していない。
  テーピングテープは、捻挫や単独での圧迫止血を想定して。

 銃の所持許可証と有害などの許可証
  ジプロックに入れる。
  冷凍庫用がビニールが厚い。
  別にするのが面倒なので、火薬の許可証も一緒に入っている。

 トイレットペーパー
  2回分ぐらいを、ジプロックに入れてある。

 非常用装備
  ライター、コンパス、笛
  猟期にはエマージェンシーシート、飴が加わる

 解体用ゴム手袋、ビニール袋
  有害の場合、現地解体して肉を持って帰ってくることは少ないが、一応持っていく。

 予備ナイフ
  出番は一度も無いので、要らないかも。


尻皮】写真中央の木の皮模様
 A4サイズのネオプレン製パソコン入れを分解して、尻革として使っている。
 タツマ長時間待つ巻き狩りでは、あると便利。
 単独猟では持っていかない。


ダンプポーチ】写真右のデジタル迷彩
 手袋や銃袋を一時的にしまう。
 ベストの背中ポケット的な役割で、とりあえず物を突っ込んでおける。

 牽引具
  シートベルトのようなナイロンベルトで作ったもの
  ディアハンドル、カラビナ、パラコード
  猟隊では牽引具、犬のリードは自作している人が多い。

 折り畳み鋸
  下顎が証拠品だった時は、持っていた。
  今は尻尾が証拠になったので、鋸はあまり使わない。
  タツマで見通しが悪い時は、たまに欲しくなる。
  解体時には使うので、車に積んでいる。

【ナイフ】
  コールドスチールのペンドルトンライトハンター
  銃の巻き狩りでは、そんなに長い刃物は必要ない。
  使った事は無いが、初めの1本としてはモーラナイフでいいのでは。

【弾ポーチ】
 Allenの弾ポーチ。
 タツマでは蓋をベルトに挟んで、次弾をすぐに抜けるようにしておく。
 腰周りに色々あるので、一般的な弾帯は使わない。

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 有害鳥獣駆除としては、証拠写真撮影用にカメラ、ホワイトボード、マジック、白スプレー、尻尾を入れるビニール袋が必要。
 班長が持っていたり、しとめた後に車から持ってくるので、自分は持っていない。

 携帯電話は電波が入らない場所が多いので、持っていかないことが多い。

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 狩猟スタイルや好みによって異なりますので、これが正解ということではなく、あくまで一例。

 銃による巻き狩りなので長時間歩かず、じっと待つのが単独猟とは異なります。

 道に近ければ協力して搬出し、軽トラに積んで移動してから解体。
 道から遠い場合、証拠写真撮影、尻尾を取ってから埋設。


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