2021年9月2日木曜日

令和4年の概算要求

 各省庁から、令和4年の概算要求が出ました。
 縦割り行政なのは相変わらずだけど、鳥獣対策は全体的に増額の傾向です。

 農水省
 鳥獣被害防止対策とジビエ利活用の推進

 農水省は既存路線の拡大。
 とはいっても121億から160億と約38億円の増額なので、それなりに大きい。


 林野庁
 シカ等による森林被害緊急対策事業 2.2億円
 いずれの項目も増額。新規の市町村界を跨ぐ広域支援は良い。
 拡大造林の森林が皆伐期を迎えているのを反映して、ノウサギ対策を継続するのだろうか。


 環境省
 指定管理鳥獣捕獲等事業費 1億から27億円に増額。
 半減目標の事業期間が令和5年度までなので、追い込みなのか?
 気合が入っている印象。

2021年8月20日金曜日

スキー場に鹿が溜まる様子

 栃木県にあるハンターマウンテン塩原スキー場のゲレンデに、鹿が大量に出没している様子。


 狩猟に適しているか調べてみる。
 GoogleMap
 栃木県の北部にあり、日光市と那須塩原市の境あたりにある。

 環境アセスメントデータベース"EADAS(イーダス)
 WebGIS。
 鳥獣保護区、国立公園、国有林などがレイヤーとして表示できる。
 スキー場の下から7割ほどは国立公園普通地域、上部の明神岳は第2種特別地域になっている。


 栃木県 鳥獣保護区等位置図(いわゆるハンターマップ)
 スキー場周辺は、県指定の鳥獣保護区になっている。


 関東森林管理局の地図

 東側は塩那森林管理署
 西側は日光森林管理署

 GoogleEarthでは、過去の衛星写真を見ることができる。
 葉の落ちている時期や、積雪期の写真、国有林の主要樹種の入った地図を比べると、現地の想像がしやすい。

 環境省の資料
 関東地方におけるニホンジカの密度分布図の作成について
 このスキー場付近は、15頭未満/km2ほどだろうか。

 尾瀬・日光国立公園ニホンジカ対策方針の決定について
 こちらでは20頭未満/km2になっている。
 尾瀬や足尾地域が主体で、スキー場周辺はこの対策に含まれていない。

 那須塩原市鳥獣被害防止計画
 田畑への被害対策が中心で、山林の鹿にまでは手が及んでいない印象。
 鹿の捕獲目標も380頭とそれほど多くない。
 一例として、被害も個体数も多い静岡県の伊豆市では、鹿の捕獲目標や実績は2000~4900頭。


 登山情報など
 ヤマレコ

 yamap

 4月5日の残雪期

 スキー場上部にある、関東平野展望台のストリートビュー
 近くの前黒山

 360度カメラの投稿があると、植生が分かりやすい。
 展望台付近の芝の短さは、鹿によるものと思われる。
 笹は冬は雪に埋もれる。
 餌資源が豊富なので、鹿はもっと増える可能性がありそう。

 場所によるが、笹の葉が無くなっていたり、人工林の下層植生が貧弱だったりして、鹿の影響を感じる。
 

シカ不嗜好性植物図鑑

や、この場所以外でもいいので山を歩き、植生と鹿の多さの関連性を見る目を養っておかないと、写真からでは判別しにくい。


 今回の場所は鳥獣保護区なので狩猟はできない。
 有害鳥獣駆除や管理捕獲なら可能。

 では、可猟区である北側はどうか。
 等高線は混んでいて山は急ではあるものの、林道があるので行けそう。
 林道名や、市町村名+林道で検索すると、オフロードバイク系の情報が見つかることもあります。

 こんな感じで、実際に行く前の準備として、ある程度の情報を集めることは可能です。
 参考になれば幸いです。

2021年6月16日水曜日

車とキャラクター

 久し振りにデッキバンで車中泊をした。
 室内後部からダッシュボードまで約175cmで、足を伸ばすと微妙にぶつかる。
 根本的な対策は寝台を作って高さを上げることだが、車中泊を年に何回するかと考えると、そこまでする気も起きない。
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 車中泊や長距離運転に便利な小物や、物の配置を考えている。
 考える過程も含め、秘密基地を作る楽しさに通じる。
 車に手間やお金をかけるのは、プライベートスペースを充実させることなのかも。

 車やバイクは、所有者のキャラクターを表すアイコンという面もある。
 プライベートスペースであり、分身的な部分もあるので、お金をかけて自分にとって良い改良をしたり、他とは違う個性を出しがち。
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 車やバイクは共通するものがあれば、話しやすい。
それに対して狩猟や銃は主語が大きく、共通しない場合もある。
罠とクレー射撃は、オフロードバイクとセダンぐらい接点が無い可能性もある。
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 デッキバンという特徴的な車なので、「あの変な車の人」と近所の人からは思われている気もする。
「週末あの店にいたね」など言われたことが無いけど、特徴的なカラーリングの車と同じく、目立ちやすい。

 転勤族で数年で居なくなるので、車も込みのキャラクターで認識された方が、覚えてもらいやすいかもしれない。
 まあ、それで何か変わったというほど、今の土地では人付き合いが無いけども。

2021年2月25日木曜日

花粉の減感療法9か月経過

 2021年2月24日 追記
 スギ花粉が飛び始める季節。
 減感療法のシダキュアを1年半ほどやっているが、症状はかなり抑えられている。
 抗アレルギー薬のザイザルも処方されているが、毎日飲まなくても大丈夫。

 目の痒み、喉の痒みは全くなし。
 鼻はわずかに詰まるものの、鼻水は出ない。

 シダキュアは1ヶ月3000円ほどかかるが、1年のうち約3か月の生活が楽になると思えば安いものだ。
 夜中に鼻が詰まって寝苦しかったり、目を外して洗いたくなるようなことが無くなった。
 どんな高機能な空気清浄機より、スギ限定では効果がある。

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 昨年5月から花粉の減感療法をしています。
 「シダキュア」という錠剤を、毎日、舌下に置くもの。
 スギ花粉のエキスで、毎日慣らしていくような感じ。
https://www.torii-alg.jp/cdq/intro.html


 これまでにかかった費用をまとめてみました。

4630円 初回 5月下旬、アレルギー血液検査
 990円 2回目、使用の注意のビデオを見る
     初回投与は2週間分しか処方されない
1800円 3回目、30日分 これ以降は30日分の処方
1830円 7月
1830円 8月
1830円 9月
1920円 10月
2820円 11月 年末で50日分の処方
1920円  1月
2640円 2月 花粉シーズンなので、抗アレルギー薬のザイザルを追加
2640円 3月 

24,850円 2019年5月から2020年3月までの合計


 シダキュアのみの処方だと、1か月2000円ほど。一年間で2.4万円。

 治療としてはそれなりにしますが、生活の質が1年間のうち3か月ほど下がらなくなるのであれば、安いとも言えます。


 花粉の量は年によって違いますし、あえて抗アレルギー薬を飲まず、どのぐらい症状が出るのか試したくないので、昨年と単純に比べるのは難しいです。

 2020年3月11日時点、花粉が多くなってきている時期でも、目や喉の奥の痒みなどの症状は出ていません。

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 気休めですが、べにふうき緑茶も飲んでいます。
 寿司屋の粉茶のようなもので、作るのは楽です。

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 症状は押さえられますが、2月下旬以降は、あまり外に出たくなくなります。

 猟期は3月15日まで延長されている県で登録していますが、自分の場合、実猟という部分では、通常猟期の2月15日とあまり変わらないような…

 猟期が長いのは、弾を買ったり、前猟期の弾を使ったりできる余裕があるのは良いですけども。

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2021年1月16日土曜日

2021年の銃検査のお知らせ

 警察から、銃検査を2月上旬にやるという通知がきた。
 平日なので、仕事を休む必要がある。

 12月の更新申請時に、銃と弾の消費などを確認したので、省略できないのだろうか。
 誕生日後に更新された許可証を取りに行くので、その前に電話して、個別でやってもらえないか確認してみよう。

 銃検査で顔見知りと会うキッカケになるかもしれないが、コロナで分散しているし、顔見知りはそんなに多くない。
 個別対応で有給休暇の消費が少ない方がありがたい。

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 去年は銃検査はコロナで中止した。
 それ以前の銃検査では、「銃砲一斉検査事前調査票」を書いた記憶が無い。
 根拠となる警察庁通達が見当たらないので、ローカルな県単位の様式の可能性もある。

 過去3年間の、銃別の狩猟・有害・標的に分けて、使用回数・捕獲数・購入・消費を書く必要がある。
 同じ口径だと、購入時には厳密にどの銃で使うか分からないと思うのだが。
 何とか割り振るか。