2018年12月30日日曜日

ロシアのスコープ Pilad VOMZ

 ロシア系のinstagramから知ったメーカー。
 会社概要の紹介動画
http://en.pilad-vomz.ru/products/product/132/
 社内の様子。かなり大きな会社。
https://www.youtube.com/watch?v=YB5raNApj1I

 ライフルスコープ
http://en.pilad-vomz.ru/products/category/1/
 固定倍率、可変倍率、ドットサイト、ナイトビジョン、マウントを作っている。


日本での取り扱い
https://www.japanbinocs.com/226.html

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 1~7倍のスコープ。
 RIFLE SCOPE PV 1-7Х25ML
http://en.pilad-vomz.ru/products/product/136/
Angular field of view at magnification, degree  14°...2°30’
Exit pupil diameter, mm, at magnification  14-3,5
Eye relief distance, mm  125-135
- objective tube diameter  30
- length  270
Weight, g  450

 現地価格で17950 ルーブル(約2.9万円)
 ebayで395ドル
 ヨーロッパで569ユーロ(約7.2万円)

 日本では6.5万円
https://www.japanbinocs.com/s_goods_detail.cgi?CategoryID=226&GoodsID=358
 Amazonで8万円
https://amzn.to/2TegyV9

 1-7という比較的倍率のあるスコープとしては、中価格帯に入るのではないでしょうか。

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Vomz Pilad PV 1-4x24 L
https://www.optics-trade.eu/int/vomz-pilad-pv-1-4x24-l.html?___from_store=en
139ユーロ(約1.8万円).


https://youtu.be/VpU_GiWt7Bk?t=2m30s
 1-4x24のレビュー動画
 撮影しているカメラが原因かもしれませんが、覗いた時の黒い部分が太めの印象です。


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 旧ソ連や東欧の光学機器は、質実剛健でレンズも良いようなイメージがあります。
 1-7x25が4万円ならば、購入の選択肢に入ります。

 東京スコープやライト光機などの国内メーカー、もしくはリューポルドやVortexと同価格帯なら、光学性能・耐久性・価格・購入ルート・保証など、いずれかの要素が上回っていないと手が出しにくい。
 わざわざ海外向けの通販に手を出さずとも、ロシア・東欧圏内で商売として成り立っているのかもしれません。

2018年12月29日土曜日

オカモトの3000円のスパイク長靴



ワークマンで発見。
78267 オカモト スパイクカラーワークブーツ TC
2,982円
https://store.workman.co.jp/item/item.html?i=2548

ST8301 スパイクセーフティブーツ TC
3,900円
https://store.workman.co.jp/item/item.html?i=2550


ミツウマ 岩礁80型NS 26.0cm
ミツウマ岩礁も定番ですが、値段が1.6万円と高いのが難点。


 ただし、安いものはピンが取れるという例もあるようです。
https://yama-sone.at.webry.info/200909/article_1.html
 ピン配置がオカモトと似ているのが気になります。
 オカモト製は林業関係の人も仕事で使っていたので、まず大丈夫だと思いますが…


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シカのタンを料理してみる

 これまでの内臓系の利用は心臓、肝臓ぐらいでした。
 罠で4日間で8頭を獲ったとき、地元猟師さんと一緒に解体しましたが、タンもいけるという話になりました。
https://cookpad.com/recipe/4171871
【解体】
 下顎に沿って切り開き、舌を引っ張って付け根を切る。
 硬直が進んでいると、舌を噛んでいることがある。

【調理】
 熱湯に通すと、表面が白く変わる。
 白い部分をナイフなど使って剥ぐ。
 輪切りにして、焼いて調理。
 牛タンなどと同じ歯ごたえでした。

 鹿の舌は小さいので、手間の割りに可食部は少ないです。
 すべて使うという意味であったり、余裕がある時は回収していいかも。

牛タンの場合は根元が柔らかいらしい。

2018年12月28日金曜日

ハクキンカイロを抽選でプレゼント


 知り合いが死蔵していたハクキンカイロを処分するというので、貰ってきました。

 ブログ読者に抽選で差し上げます。
 希望する人は、Twitterのダイレクトメッセージに連絡ください。
https://twitter.com/hunt_memo

・2019年1月2日24時までにダイレクトメッセージを送っていただいた方から選びます。
・7個ありますので、応募者多数の場合、抽選とします。
・狩猟をやっている人、ブログ等で情報発信している人が、当選する確立が高いです。
・プチプチに包み、定形外郵便で1月3日以降に発送します。

【内訳】
・1個 ハクキンカイロ(袋、注ぎ容器付き)PEACOCK蓋で穴が多い。写真上段、一番左
・1個 ハクキンカイロ(注ぎ容器付き)PEACOCK蓋で穴が多い。写真上段左から2番目
・3個 ハクキンカイロ(注ぎ容器付き)ハクキン蓋、写真上段の右2つ、下段右
・2個 ハクキンカイロ(BM用注ぎ容器付き)ハクキン蓋、写真下段左2つ

 デッドストック品なので、動作は保証しません。
 未使用品です。
 廃棄直前に回収したため、箱や袋がありません。

http://hakkin1923warmer.g1.xrea.com/siryo/3r/3r.html
 こちらの資料によると、PEACOCK蓋は2005年10月、ハクキン蓋は2002年頃のものです。
 製造は古いですが、金属物ですし、錆も無く劣化していないと思われます。

 点かない場合、 火口(ほくち)だけ変えれば使えると思います。
http://www.hakukin.co.jp/shop_parts.html
https://amzn.to/2QR1bFn
 火口は大き目のドラッグストアなどで販売しています。
 心配な場合、試験運転して熱が発生するものを送りますので、その旨書いて連絡ください。

http://www.geocities.jp/hakukinwarmer/kihon.html
 注ぎ容器ですが、ピンク色のものは上の線までで12.5ml、下の線までが6mlです。
 BM用の透明注ぎ容器は9cc,18ccに線が引いてありますので、自分で考えて使ってください。

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 ざっくりしたハクキンカイロの解説

・燃料のベンジンを触媒で反応させて発熱します。
 炎は出ません。
 使用開始時に、触媒(火口)にライターを近づけ、反応をスタートさせます。

・鉄粉を酸化させる普通の使い捨てカイロより、熱量が高いです。
 適当な袋に入れるか、直接肌に触れるのは避けてください。

・発熱中はベンジンの臭いがちょっとします。
 化学的な臭いに敏感な人は気になるかもしれませんし、ひょっとしたら動物に気づかれるかも。

・火口やベンジンは、薬局やホームセンターで入手できます。
 ジッポーオイルも使えます。
 ベンジンは1瓶買うと、相当使えます。

・途中で発熱を止めたい時は、ジプロックなどで酸素を遮断するか、火口を抜きます。
(相当熱いので、厚い革手袋かラジオペンチが必要です)


罠による有害の手伝い

 狩猟期間中ですが、罠による有害鳥獣駆除の手伝いに行ってきました。

・狩猟圧が少ない地域
・エサが少ない冬場で、ヘイキューブによる誘引
・設置した人は、それほど経験を積んだ人ではない。

 その結果、罠の設置1日、見回り4日で鹿8頭という成果。
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 銃は一人一銃。
 撃てない状況や、鹿に先に気づかれ逃げられることも多い。

 罠は数を増やせますし、24時間働いてくれます。
 銃猟をやるには厳しい傾斜の場所でも設置できる。

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長野 わなで「鹿」捕獲しメール通知 実証実験を開始
http://www.nagano-np.co.jp/articles/42262
>同市では年間に1100~1200頭の鹿を捕獲している。わなによる捕獲が9割を占めるという。
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 CPUE(Catch per unit effort:狩猟努力量当りの捕獲数)の効率だけ考えると、罠を重視するのは当然とも言えます。
 銃には銃の良さがありますし、見回りしにくい山奥など、銃でしかできないこともあります。

 それにしても、この数を目にすると、1日歩いて1頭も見ないこともある銃猟の効率の悪さを実感します。
 わずか5日間で、レジャーハンターの1シーズン分を達成したという印象。

 8頭のうち、5頭を解体しました。
 精神的に、今シーズンやりきった感じになり、銃猟の出猟意欲が減るかもしれません……

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2018年12月27日木曜日

300円のイエローグラス

 工具店のアストロプロダクツに行ったところ、黄色いセーフティゴーグルを見かけました。

https://www.astro-p.co.jp/i/2008000007935
AP セーフティーグラス イエロー SG793
 250円 重量:25g

https://www.astro-p.co.jp/i/2008000007911
AP セーフティーグラス イエロー SG791
 280円 重量:27g

 顔や鼻の形にもよるが、デザイン的に目に近すぎて、睫毛があたったり、曇りやすい。
 鼻パッドを追加するなど、何らかの加工が必要。

 偏光などの機能や、最近話題のオークリー・プリズムトレイルのように見えやすくなる効果はありません。
 ワンコインで買えるので、傷がついても惜しくない。
 曇り止めを塗る際、コーティングが剥がれるのを気にすることもない。

 ちょっと加工してみて、次の機会に使ってみたい。


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2018年12月26日水曜日

鹿デコイと醤油による誘引

 大分県の研究成果より
http://www.pref.oita.jp/soshiki/15088/nenpou2.html

(1)デコイによる誘引
 6mx8mの囲い罠(入り口は開けっ放し)に鹿デコイを設置する。
 ある程度の誘引効果があるが、1ヶ月すると慣れて効果がなくなる。

(2)ヘイキューブに液体芳香剤(トイレ用無機系消臭剤、オレンジの香り)、アンモニア水、みそ(水に溶いたもの)、醤油を吹き付ける。
 効果があったのはアンモニア水と無処理、次いで醤油。

 トレイルカメラの出現頻度の表では、出現頻度は日中は少なく、朝8時までと、夕方6時以降が多いのが分かります。
 設置場所や地域性もありますが、昼間の銃猟であれば、寝ている鹿を起こすか、違う場所でやったほうが良さそう。

 こういった県の機関の研究成果は公表されているのがありがたいです。
 公的な資金での研究成果は、会員でないと読めない論文ではなく、誰でも読める場所に公開して欲しい。
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 醤油に関しては、2016年の北海道での成果が広く知られたきっかけだと思います。
 ニホンジカの効率的な捕獲に向けた醤油の選択効果の検証
https://www.jstage.jst.go.jp/article/mammalianscience/56/1/56_47/_pdf
 哺乳類科学 56(1):47-52,2016

 調べてみると、醤油で誘引するのは、2010年あたりからやられているようです。

効率的な捕獲技術の開発 平成22年度
http://wmo.co.jp/wp-content/uploads/H22wmo_rinya_4_0627.pdf

平成25年度 尾瀬国立公園ニホンジカ捕獲手法検討業務 報告書
https://www.env.go.jp/park/oze/H25_oze_hokaku.pdf

神自環保セ報?13(2015)15-24
植生保護柵を改修した囲いわなによるニホンジカの捕獲
http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/784905.pdf

三重県 新植地におけるニホンジカの効率的な捕獲技術の開発
平成26~28年度
http://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000740193.pdf

三重県 森林所有者・林業事業体のための ニホンジカ捕獲マニュアル
http://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000715121.pdf

 海外では臭いで寄せる液体が売っていたような気がします。
 日本でも効果があるのか、また、代替品が作れるのか試して欲しい。

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2018年12月16日追記
群馬 「シカには濃い口しょうゆ」…害獣のわな猟伝授
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181224-OYT1T50030.html

 「シカをおびき寄せるにはしょうゆ、しかも最も効果があるのは濃い口です」。前橋市内の赤城山の旅館で15日に開かれたわな猟の免許取得者向け講習会。参加者はふと顔を和ませたが、すぐに真剣な様子でメモを取り始めた。こうしたシカの塩分補給は、わな猟の教科書ではなかなか学べない習性の一つだ。

 講師は自然環境研究センター(東京)の担当者。県の委託を受けてシカを捕獲するプロだ。器具の選び方は「人のにおいを残さないよう短時間で設置できるものを」と指導し、実際に害獣の脚をくくって捕まえるわなを見せながら、逃げられにくい置き方を示した。

地下足袋を色々と試す

(1)金属スパイクのピンを抜いてみる
 急斜面や赤土っぽい場所でのグリップは圧倒的です。
 しかし、石や舗装上で音がうるさいのと、葉っぱがピンに刺さるのがストレスになります。
 ゴムピンスパイクの履物もあります。
 4000円程度ですが、使えるかどうか分からない物に払うには、ちょっと高い。

 金属スパイク地下足袋のピンを、試しに抜いてみることにしました。




 だいぶ前に買ったもので、メーカー不明
 ピンはホッチキスのように下で繋がっており、倒れないように土台が曲がっている。
 ピンを抜いてゴムピンスパイクのように使おうと思ったが、手間がかかりすぎて無理。
 ニッパーで切ろうにも、鋼線が硬い。
 数シーズン使っているが、土の上なので、ピンはそれほど磨耗していない。
 コハゼを止める紐が何箇所か切れたぐらい。


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(2)全農クミックスの7枚こはぜ スパイク地下足袋 SG-8

https://www.kumix.co.jp/product
 1に比べ、ピンの出っ張りが少ない。
 ピンが長すぎると落ち葉が刺さり、その音が気になるので、こちらの方がいいかも。
 指の股に枝が引っかかるのが気になるので、股が繋がっている先丸にしてみた。

 ややスリムだが、甲周りはちょっと緩いので、指先を切ったインソールで調整する。

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(3)莊快堂 I-78 スパイクシューズ 山彦





 新品を持っている人がいたので、借りてみた。
先丸で、爪先にガード入り。
 サイズが小さいものを試し履きしたこともあり、甲周りや指先はきつい印象。

 地下足袋と大きく違うのは、固定方法の向き。
 普通の地下足袋はコハゼ止めで、アキレス腱あたりで太さの調整をします。
 前後方向しか調整できないので、甲周りをあわせられない。
 中敷を入れるか、甲を縫うぐらいしかない。

 スパイクシューズは脛で2箇所、甲で1箇所の調整があります。
 脛に余分な布があり、外側方向にベルクロで固定する。
踵を固定し、甲で押さえるという普通の靴に近い調整方法なので、地下足袋の甲周りが合わない問題が解消されるかも。
 これを何年も使っている人の話では、ベルクロにゴミが詰まって接着力が弱まる場合があるが、それ以外は問題ないらしい。

 履き口の内側に幅28mmのゴムの滑り止めが貼ってあり、裾が出にくくなっている。
 足首の間接部分の両側に、直径5cmの丸いパッドが入っている。
 インソールも入っている。

 狩猟者に人気があるのは、安全カップが入っていない朝霧。
 迷彩柄がある。
http://www.soukaido.co.jp/products_pdf/I-881.pdf

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 ゴムピンスパイクの若葉
http://www.soukaido.co.jp/products_pdf/I_98.pdf





 これを買うことにしよう。
 靴もそうだが、地下足袋もメーカーによってサイズ感が違うので難しい。
 山彦は25.5cmを借りて履いてかなりきつかった。
 1の地下足袋は25.5cmでちょうど。
 普段は26.0cmだが、甲回りの調整が効くので、26.5cmが良いか。

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 地形や植生、猟法によって足元装備に求めるものは違います。
 登山靴で狩猟をする人もいますが、自分の場合、スパイク地下足袋、スパイク長靴、長靴。
 底が柔らかく、底の凸凹があるトレイルランニングシューズも気になる。

・靴底が柔らかい
 登山では重い装備を背負ったり長時間歩く時は、底が固く、足首がしっかりしている靴を選ぶ。
 単独猟の場合、車から1時間以内の距離で、荷物もそれほど多くない。
 肉を担いでも20kgぐらい。
 その場合はペースを落とすし、休みをとればいい。
 
 爪先から接地する忍び足も使うので、靴底が柔らかい方がいい。


・ゴムピンで音がしない
 金属ピンは林道上で音がするのと、落ち葉が刺さり、それを踏む音がするのが気になる。
 最近は傾斜がきつくない地形では、金属スパイクではなく、普通の長靴を履いている。
 それにしも、足首部分のゴム折れ曲がる時に出るベコっという音が気になる。
 折り癖をつけるか、足首を柔らかく出来ないものか。

・足首の自由さ
 斜面に足の裏をべったり着けてグリップを確保し、なおかつ足首が柔軟だと、急斜面が登れる。
 スパイク靴の編み上げは、これが馴染めなかった。
 足首に摺れる4枚コハゼの足袋は合いませんでした。

・ダニ対策として、コハゼが多い足袋や脚絆で裾じまいをしたい

・ゲイターは、たまに左右の足が擦れる音がするのが気に入らない

・地面が濡れている時は長靴
 冬場は防水スパイク地下足袋という地元の猟師さんもいる。




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2018年12月25日火曜日

調整可能なチークレストの部品Kalix Teknik

 布製のベルクロ止め
 カイデックスのベルクロ止め
 カイデックスで銃床に2つ穴を開ける
 こういったタイプは探しやすいが、銃床を切って埋め込む部品は、ちょっと探しにくい。

 施工は容易ではないが、メモしておく。

 スウェーデンのKalix Teknik
http://www.kalixteknik.com/
 CR1はシンセティックで、メジャーな銃に対応している。
 上に穴2つ、横に穴1つを開ける必要がある。

 CR2は木製銃床用。

 紹介記事。
Adjustable Cheek Rests by Kalix Teknik of Sweden
https://www.thefirearmblog.com/blog/2017/07/26/adjustable-cheek-rests-kalix-teknik-sweden/

アメリカでの販売。145ドル
High Desert Outdoor Research Deploys Kalix Teknik CR1 & CR2
https://www.thefirearmblog.com/blog/2018/12/12/high-desert-outdoor-research-cr1-cr2/

2018年12月24日月曜日

中価格帯のスコープ、Atibal

1-10x30FFP 800ドル
https://www.atibalsights.com/collections/optics/products/atibal-x-1-10x30-ffp-scope
 チューブ径:35mm
 アイレリーフが 3.6 - 5.5インチ(9.1~14.0cm)と幅が広いのが気になります。
 これだけ動くと、ポジションも変わってしまうのでは?

 レビュー記事
https://www.recoilweb.com/review-the-1-10x-atibal-x-scope-145071.html

  March Compact 1-10x24
http://www.deon.co.jp/image/Spec-list.pdf
 日本のマーチの場合、アイレリーフ(ひとみ位置)は低倍でも高倍でも8.6-9.8cmと変わりません。

 IOR Tactical 1-10x26SFP
http://opticsthoughts.com/?page_id=150
 こちらはアイレリーフ3.54-3.26インチ(9.0~8.3cm)


 そもそも1-10倍が必要なのかということも含め、微妙なポジションです。
 流通量が多い1-6や1-8で十分な事が多いし、遠距離で使う前提なら3-9でもいい。


 Atibalには、日本製のレンズを使っている商品もあります。
https://www.atibalsights.com/collections/rifle-scopes/products/1-4x-atibal-verum-second-focal-plane-sfp
 1-4x24 SFP で550ドルとそれなりの価格。

 光学性能の裏づけと、レビューが増えないと、なかなか同価格帯に食い込むのは難しそうです。

https://www.opticsplanet.com/riflescopes.html
 スコープを絞り込むのは、オプティクスプラネットが便利です。
 左のフィルターで、倍率などで抽出できます。

2018年12月23日日曜日

金属について調べる【イオン化傾向】

 サイジングダイを作ろうという過程で、素材について調べています。
 腐食性という言葉が気になったので調べてみました。
 金属のイオン化傾向
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E5%8C%96%E5%82%BE%E5%90%91
 高校化学でやったような……?

 アルミパーツにステンレスのボルトを使うと、電食(電蝕)が起きて固着します。
https://www.eskyjapan.com/method/corrosion/

 船では鉄の腐食を防ぐため、亜鉛を犠牲にします。
http://www.marinesupplies.jp/general_magazine/?p=531

 ステンレスの流し台の上に、鉄を置いておくと錆が進むのも、この原理。
 ステンレスは銅と同じぐらいのイオン化傾向らしい。
http://www.jssa.gr.jp/contents/faq-article/q9/


 ライフルの場合、鉄やステンレスの銃身に、鉛を銅コーティングした弾頭が通過します。
(北海道など鉛弾既製のある地域では、無垢の銅弾)

 銅の方がイオン化傾向が少ないので、鉄は負けて侵されます。
 これがカッパー・ファウリング(copper fouling)
 その結果、ライフリングの角が丸くなったり、直径が広くなったりし、銃身の精度が落ちます。
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 鉛とアルミもイオン化傾向の差があるので、電蝕するのか?
 鉛は柔らかく、工業用の金属材料としては一般的ではないので、うまい例が見つかりませんでした。


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アルミ板でサイジングダイが作れないか考えてみる

 既製の鋳型より、ちょっと細い直径の弾頭が欲しい。
 自分好みの鋳型を作るには、設計を自分でやるとして、切削加工に1万円以上かかりそう。

 鋳型を新規で作るより、既製の鋳型で作った弾頭を、サイジングダイを通して直径を細くしたほうが簡単なのではないだろうか。

 ライフルなどの弾頭では、直径を揃える道具として、サイジングダイという製品がある。
 このような上下する機械。
https://leeprecision.com/reloader-press.html
 円筒状のダイを取り付け、弾を通過させて直径を揃える。
https://leeprecision.com/bullet-casting/bullet-sizing-kit/
 作業の様子。
https://youtu.be/nno2E1kFJJY?t=2m18s
 既製品はパイプ形状で、弾頭の溝に潤滑剤を塗りこむ機能も付いているのでちょっと複雑。


 バネは1個1000円以下でオーダーすることができた。
 サイジングダイも板に穴を空ける程度なのだから、実は安いのかも?
 ということで、実際に見積もり依頼をしてみた。
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【設計】
 3次元CADでさっと図面を作れればいいが、そんな技術は無いので、方眼紙に図面を書く。
 日本では銃関係の部品は手に入りにくい。
 これからの時代、3DCADで設計図を描き、3Dプリンタで出力したり、工場にオーダーする技術は、身につけておいて損はないのかも。

 ワッズや柔らかい鉛で変形するとしても、0.1mmの違いは大きい。
 製造公差の精度を上げれば高くなるが、とりあえず0.05mm単位で考える。
 12番のワッズを使うLyman525gr弾頭などは0.681インチ(17.30mm)
 鋳型より細い直径にするのが目的なので、こんな直径で考えてみる。

 17.05mm
 17.10mm
 17.15mm
 17.20mm

 17.25mm
 17.30mm
 17.35mm
 17.40mm

 1つの板に1つの穴だと、素材をセットする手間がかかりそう。
 その後の押し出し作業などを考え、1つの細長い板に、4つ穴を空ける。
 厚さは25mmで、うち10mmは垂直、15mmはテーパーにする。

 隣の穴と干渉したり、歪みが伝わらないことを想定し、穴の外縁は15mm離す。
 穴を直径18mm、隙間を15mmと考えた場合、板のサイズは147×48mm。

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【素材選び】
 ブリネル硬さ(HB)≒ビッカース硬さ(HV)とした場合、鉛は硬度4~5、錫やアンチモンなどが入った硬めの鉛合金でも16程度と、金属としては比較的柔らかい。

 1品ものの製造ではアルミが多い感じだったので、アルミ系で考えてみる。
 アルミ合金の特性
https://www.labnotes.jp/note/pdf2/aluminum.pdf

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 メジャーなアルミの種類の素材価格。
 120x90mmの例

 硬度は熱処理によっても異なるようだが、一番柔らかい物をメモ。
 アルミ板 A5052 板厚25mm
https://www.ko-ichiro.com/shopdetail/000000000093/ct16/page1/recommend/
 価格 : 1,317円(税込) 硬度68
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 ジュラルミン板 A2017 板厚25mm
https://www.ko-ichiro.com/shopdetail/000000000036/ct18/page1/recommend/
 価格 : 2,095円(税込)硬度105
-------------------------
 超々ジュラルミン板 A7075 板厚25mm
https://www.ko-ichiro.com/shopdetail/000000000391/ct47/page1/recommend/
 価格 : 3,456円(税込) 硬度150
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 個人からの依頼歓迎という工場に問い合わせてみたところ、材料費と加工費込みで2万円になりました。
 マシニングセンタのプログラムを書いて、実際に加工するとなると、それぐらいになるか。

 板に穴を空けるのは高いので、別の方法を考えてみたい。続く。


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2018年12月20日木曜日

スズキ・スペーシア ギア発表

2018年12月20日追記
サイトが公開されました。
ターボ4WDで1,813,320円、ターボなし4WDで1,732,320円


http://www.suzuki.co.jp/car/spacia_gear/special/
 スズキから発表された、アウトドア向けのスペーシア。
 12月に発売予定。


 どことなく、昔売っていたダイハツ・ネイキッド(1999年-2004年)を思い出させます。

 東京オートサロン2018に出展された「スペーシア トールキャンパー」が近いコンセプトになっているのではないでしょうか。
https://response.jp/article/2018/01/29/305366.html
https://carview.yahoo.co.jp/motorshow/tokyo-autosalon/car/17/8334/


 スズキの主な車の地上最低高を比べてみます。
 205mm ジムニー
 180mm クロスビーハスラー2WD
 175mm ハスラー4WD
 160mm キャリイ(軽トラ)
 150mm スペーシアエブリィワゴン

 アウトドア狙いであれば、せめて軽トラの160mmは確保して欲しい。


https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1155/871/index.html
 ぱっと見は、通常のスペーシアとは外装とシートが違う。
 「ツールボックスをモチーフにした助手席アッパーボックス」というのは良いが、縁をつけて、物が落ちにくいようにして欲しい。
 砂利道を走ると、小物は跳ねて飛び出すことは多い。
 まあ、適当な籠を両面テープで張ればいいだけなんですが。

 バンパーやサイドシルは樹脂製で傷がつきにくそうなのが良い。
 メッキパーツやホイールキャップなどが無く、実用重視っぽいのも好印象。

値段の情報があったので追記(12月6日)
http://creative311.com/?p=51504
【グレード別価格帯】
[XZ TURBO(HYBRID)]
2WD(FF):1,693,440円(税込)
四輪駆動(AWD):1,811,160円(税込)

[XZ(HYBRID)]
2WD(FF):1,614,600円(税込)
四輪駆動(AWD):1,732,320円(税込)




 ハイゼットデッキバンを狩猟車として乗っていますが、単独猟では現地解体で肉のみを回収、巻き狩りでは軽トラ参加者の荷台に載せるので、デッキ部分を全く活かせていません。
 オフロード性能にしても、普通の林道であれば、軽トラぐらいでも十分。
 デッキバンより、軽1BOXの方が、自分には適していたかも……

 5~10年後に買い換える際、まだラインナップにあったら、候補の1つとしたい。
 2018年12月現在の狩猟車候補
  ジムニー
  エブリィ、ハイゼット
  スペーシアギア


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罠猟師さんの使っている刃物

 罠猟師さんととめさしの刃物について話す機会がありましたのでメモ。

・剪定ばさみ(刈込鋏)を分解し、片側をそのまま使っている。
 カシメてある場合、サンダーで削り落とす。

 Amazonで調べてみると、1500円以下のものもあります。
 それで2本作れると思えば安い。
 刈り込みばさみ の 売れ筋ランキング



・チェーンソーのバー
 張り合わせではなく、全鋼のもの。
 刃の薄い切断用のサンダーで焼きが入らないように切り、刃を付ける。
 バー固定の穴がついているので、柄への固定が便利

コールドスチールのブッシュマンを使っているという人はいませんでした。
 高齢なので存在を知らないのか、自分好みの道具を作るのが良いのか……
 作業環境と時間に余裕があるのなら、自分のイメージどおりの刃物を作るのはロマンですね。

 年に1,2度の猟友会の飲み会ではこういった話題になります。
 飲み会ではなく、普通にノウハウや情報を教えあう機会があれば良いのですが。
 罠猟師さんはナワバリ意識もあり、技術や情報を秘匿する傾向があります。

 趣味としてはそれでいいですが、鳥獣害対策という面では、そんな事を言っている場合では無いような気もします。
 こうやって情報に残せば、情報は記録・拡散されます。

2018年12月19日水曜日

モバイルバッテリー型ジャンプスターター

 スマートフォンの普及に伴い、モバイルバッテリーも低価格・大容量化している。
 そんな中、ジャンプスターターも小さくなっている。
 Amazon 車用ジャンプスターター の 売れ筋ランキング

一番売れているものは、容量8000mAh で、最大20回までジャンプスタートできる。
 より大容量のものは、大型車に対応しているが、8000円程度する。


 いつだったかtwitterで、モバイルバッテリー型ジャンプスタータで電殺器を作った情報を見た記憶がある。
 電殺器に使うのは、バイクのバッテリーが定番。
 モバイルバッテリーが使えるのなら、充電器が要らないので導入のハードルは下がりそう。


比較として、通常のモバイルバッテリーの売れ筋ランキング
 5000mAh コンパクト 重量:約125g サイズ:約9.6 x 4.3 x 2.3cm
10000mAh 中型 重量:約180g サイズ:約92 x 60 x 22mm 
20000mAh 大型 重量:367g サイズ15.2 x 8 x 2.2 cm ;

サベージ220のターハント銃身

TarHunt’s Savage 220 Barrel Upgrade
https://thereloadersnetwork.com/2018/11/12/tarhunts-savage-220-barrel-upgrade/

ターハント公式サイト
ANNOUNCING SAVAGE 220 UPGRADES!
“SECURE YOUR BARREL CONVERSION FOR 2019 NOW”!

 #1は265ドル、#2は450ドル。
 日本ではライフリングを半分削り落とすので、わざわざ輸入する意味も無いでしょうけど…

2018年12月18日火曜日

リローダーネットワーク

 久しぶりにYoutubeを見ると、リローダーのFortuneCookie45LCがロシアの弾頭を作っていました・。
https://www.youtube.com/user/FortuneCookie45LC/videos

 その中で、リローダーネットワークついて紹介されていました。
 Youtubeの銃規制がきっかけになったようです。
https://www.youtube.com/watch?v=DbF3YP-qzo4


https://thereloadersnetwork.com/
 モールドやワッズの販売以外の情報も多そうですし、後でじっくり読んでみたい。

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2018年12月17日月曜日

ウェストバッグをチェストリグ的に使う

 少ない装備の場合、チェストリグが使いやすいという話題を見かけました。
 流し猟のように移動が多いと、車の乗り降りがあるので、背中に荷物があるザックは使いにくい。
 ザックを下ろすだけのことですが、地味に面倒です。

 自分の猟スタイルに合うか分からない装備を買うのは、ちょっと躊躇われる。
 チェストリグだけなら2000円程度の安いものからある
 しかし、初めて買うものだと、何が良いのか分からない。
 そもそもMolleシステムのポーチを持っていないので、それらを揃えるとそれなりの値段がする。


 腰ベルトの重さ対策でサスペンダーを買ったので、これを応用してみました。

 20年以上前に買って、あまり出番がなかったマウンテンスミスのウエストバッグを、前に持ってきて使うことにする。

 左に帆布腰袋、右にダンプポーチを付ける。
 それなりの容量を確保しつつ、背中がフリーになる装備になりました。
 見た目は不恰好ですが、ウエストバッグの容量が大きく、何でも適当に突っ込めるのがメリット。


【背中が空くことのメリット】
 流し猟的に車の乗り降りが多いと、ザックが邪魔。
 背中から下ろせばいいのだが、ちょっとの移動だと、それが地味に面倒くさい。

 動いて汗が出る際、背中が蒸れない。

【デメリット】
 暑くて上着を脱いでも、仕舞う場所が無い。
 サスペンダーの内側に腰巻きっぽくすれば、まず落ちないが。

 鹿が獲れた場合、肉の運搬をどうするか。
 とりあえず土嚢袋と幅広ナイロンベルトで何とかしたい。


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2018年12月16日日曜日

ワッズと弾頭を組み合わせてみる

 弾頭が完成したので、ワッズと組み合わせて銃身を通してみました。
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 以下、ライフル&スラッグ射撃の談話室からワッズ選びについての引用。

http://www.gunsmith.jp/rifleshoot.htm?5653
 ただし、何れを採用するにしても、作った弾頭セットが、銃腔を洗い矢でも力を入れれば手だけで通せる事を予め確認の上、薬量は細心の注意を持って探りましょう。

http://www.gunsmith.jp/rifleshoot.htm?6558
 試射される前に、ワッズに装着した状態の弾頭が、洗い矢で強く突いた程度で銃腔を通り抜ける事が出来るかどうかも、要確認かと思います。
(恥ずかしながら、私、過去にこれを怠って、870の銃身1本破裂させた事が有ります)


http://www.gunsmith.jp/rifleshoot.htm?5480
 元残しタイプでは、必ず銃腔の途中で内径が拡大しますので、その拡大部分に、サボー(手詰めの場合は、ワッズのカップ部分?)が如何に上手いこと追従して拡大するかどうかに掛かって居ます。

 ワッズのカップ部分の様な薄い形状だと、拡大部分の内径(=1/2削り落とし加工の上手・下手)がモロに響いて来て、その他の細かい条件より強く出るものと予想されます。

 一度、お使いになるワッズのカップ部分だけに弾頭を差し込んだものを、銃口から入れてみる事をお奨めします。

 この実験で、弾頭・カップ・銃口が隙間だらけな様ですと、どう言う風に詰めても当たる事は無いと思います。

 この実験で、銃口からもジワーっと若干の抵抗を持って入る組合せを見つけたら、今度はそれを、薬室側から頑丈な洗い矢で押し込んでみましょう。
 強く押しても入らない様ですと、その組合せは危険なので、決して撃たない様にしましょう。


 ちゃんと洗い矢で押して入ったら、銃口から出るまでそれを押します。
 で、銃口から出た弾頭&カップを、再び銃口から入れてみましょう。

 これでガタが有る様でしたら、一旦縮小したサボーが永久変形してしまい、スムースボア部分に上手く追従して居ない証拠ですから、もっと弾力の有るカップを更に探しましょう。
 ただ、1/2加工が超下手な場合は、どんなカップを持って来ても、上手く行かないかも知れません。
 この場合は、上手いところで1/2加工をやり直すか、ハンドロード弾でのグルーピング追及は諦めて、当てたい時には既成弾、撃ちたい時にはハンドロードと言う様に使い分けるかを選択する必要が有るでしょう。


http://www.gunsmith.jp/rifleshoot.htm?754
 洗矢で後ろから押して、スルスルと通るのは、薄すぎ、洗矢の御尻を床にガンガン叩きつけても、途中で止まっちゃうのは厚すぎで、発射に危険が伴います。この場合は撃たない方が良いでしょう。
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 洗い矢で押すのが定番のようです。
 持っているアルミの洗い矢は、先端を外すと直径10mmで、雌ネジに凹んでいます。
 弾頭に食い込みそうだし、直径がちょっと小さいのが気になります。

 ダイソーで直径15mmx長さ910mmの丸棒があったので、これを弾頭を押す棒に使いました。
 12番だとちょうど良い太さ。
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 手元にあるワッズは、以前、Ballistic Productsから輸入したものなど。
 幾つかの業者とまとめて輸入したので、輸入にかかる費用は曖昧。

 Winchester WT12 orange wad (500/bag)$12.99
https://www.ballisticproducts.com/Winchester-WT12-orange-wad-500_bag/productinfo/030WT12/

 Winchester WAA12SL 12ga pink wad (250/bag)$8.39
https://www.ballisticproducts.com/Winchester-WAA12SL-12ga-pink-wad-250_bag/productinfo/030AA12SL/


http://gunshop-sakaue.com/html/used/reload/
 国内だと、坂上銃砲店で取り扱いがあります。
【No:14】 Westren Orenge Target Wads  \4,250円  /500個 <税別>   在庫 あり
【No:15】 WAA12SL   \2,593円 / 250個 <税別>   在庫 あり

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 替え銃身を含め、銃身を3本持っていますが、それぞれ個性があって面白い。
 固定チョークのインプシリンダーの銃身も、ワッズに入れた弾頭を通してみると、チョークの絞り具合が実感できます。
 かなり先端までいってから絞られる。
 ハーフライフル銃身は、押していくとワッズがゆっくり回転するのが分かります。

 同じ鋳型で作った弾頭にしても、鋳込みの不具合や金属成分の違いなどで、0.1mm程度のばらつきがあります。
 この0.1mmが銃身にとっては大きな違い。

インチ mm 名称
0.729 18.52 Cylinder(シリンダー、平筒)
0.724 18.39 Skeet 1 (スキート)
0.719 18.26 Improved  Cylinder(インプシリンダー、改良平筒)
0.714 18.14 Skeet 2 (light Mod.)ライトモデ
0.709 18.01 Modified(モデファイド、モデ)
0.704 17.88 Improved Modified(インプモデ)
0.699 17.75 FullChoke(フルチョーク)
0.694 17.63 Extra Full (エクストラフル)
0.689 17.50 Turkey(ターキー)

0.681 17.30 Lyman525gr、Lee3/4oz

 チョークの各段階の差は0.005インチ(0.13mm)
 しかし、これは散弾(バラ弾)だから許されるのであって、プラスチック製サボットをライフリングに食い込ませて回転させる場合、0.1mm太ければ、そもそも銃身を通らないぐらいシビア。

 Lee7/8oz弾頭の太い部分は、カタログ上は0.681インチ(17.30mm)
 実際の完成品は図り方によっては17.43ぐらいになる場合もある。

 ロシア製のミニライマンは、途中で鉛の成分が変わったこともあって、差が大きい。
 直径が小さい17.05mmでは銃身を通るが、太い17.25mmでは通らないことがある。

 そもそも、真円か怪しい立体物の直径を、ノギスで測るのは難しい。
-----------------------------------
 ライフル弾頭のサイジングダイのように、直径を揃える道具が欲しい。
 Bullet Sizing Kit
https://leeprecision.com/reloader-press.html
https://leeprecision.com/bullet-casting/bullet-sizing-kit/

 作業の様子。
https://youtu.be/nno2E1kFJJY?t=2m18s
 弾頭の溝にルブを塗りこむので構造がちょっと複雑だが、要するに円筒状のものに弾頭を通す。


海外のスラッグ弾頭のサイジングダイについての話題。
http://castboolits.gunloads.com/showthread.php?187620-resizing-cast-slugs
http://castboolits.gunloads.com/showthread.php?264379-Sizing-Die-For-1-OZ-Lee-Slugs
http://castboolits.gunloads.com/showthread.php?167799-How-tight-is-too-tight


 厚さ20mmぐらいの鉛より硬い素材の板に、望みの直径の穴をあければ使えるだろうか。
http://www.toishi.info/metal/hardness.html
 金属硬度の一覧表と硬度の比較
 鉛は3.9前後で、金属の中ではかなり柔らかいので、固めのアルミ合金ぐらいでいけそう。

 17.10mm
 17.15mm
 17.20mm
 17.25mm
 17.30mm
 17.35mm

こんな感じで、0.05mm刻みは大雑把過ぎる?
 スムーズに通ることを考えると、穴はテーパーになっていたほうがいいのか?

 何らかの切削機械で、1枚の板に何個か穴を開けるか、旋盤で作るパターンになりそう。

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 ラウンドボール(丸玉)弾頭にしても、0.05mm単位で調整する必要がありそう。
 以前の記事で0.690インチ(17.53mm)の弾頭が使えないかと考えたことがあるが、とても無理。
 既製の鋳型であれば、RCBSの.678(17.22mm)が12番では唯一使えそう。
 もしくは、イギリスの会社に、好みの直径の鋳型をオーダーするか。

12番スラッグの弾頭鋳造、キャスティングの型
丸球鋳型のオーダー

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 今回はロシア製の鋳型を使った。
 鼓型の弾頭で、直径がオーダーできる鋳型があればいいのだが。

 3DCADで設計し、マシニング機械で削って作るとなると、幾らかかるのやら。
 機械工学に強く、なおかつ銃やリローディングに興味があるという人がいれば多様性があって面白いのですが…
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 自分の銃に合った弾とワッズを調べるために欲しい物
・幾つかの入手しやすいワッズを、1種類3個ぐらいセットにしたもの
・銃身を傷めないよう、ナイロン樹脂などで出来た弾頭。
 (実際に撃つのではなく、試しに通してみるためのもの)

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2018年12月15日土曜日

日産・エクストレイルに乗ってみた

 2018年の日産・エクストレイル(3代目 T32型)のハンドルを握る機会がありました。

 まず大きい。
 軽自動車の幅は148cmまで、エクストレイルは182cm(サイドミラー除く)
 34cmの差は大きい。

 普段は軽自動車に乗ることが多いのもあり、ドアの厚さや室内の遠さが気になる。
 フロントガラス横のAピラーが太く、見えない部分が多く感じられる。

 街中をちょっと流した程度ですが、この大きさで林道に行ったり、センターラインの無い細い道に入るのはちょっと怖い。
 農道や林道は、小さい車で使う前提の場合もあります。
 木材を運搬する前提の林道にしても、手入れがしていなかれば道が狭くなり、草が生えてきます。

 ギアがDの下にLしかない。
 D-2-Lのように、ギアに2速があった方が、下り坂でのエンジンブレーキの使い勝手が良い。


 安いモデルでも240万円。
 ジムニーの一番高いモデルXC4WDは184万円。
 価格差は約60万円で。ジムニーの1.3倍ですが、使い勝手は大きく違う。
 なにより、大きい車では藪に擦れることも多く、もったいない。

 2世代ぐらい前のエスクードや、ダイタツ・ヴィーゴ(トヨタ・ラッシュ)、トヨタRAV4など、1300~1600ccクラスのオフロード車は、今はめっきり少なくなりました。
 オフロード向きなのは、輸入車のエスクードぐらい。
 ホンダのヴェゼル(1.5L)、トヨタのC-HR(1.2Lターボ、1.8L+モーター)などもオフロード傾向ではあるものの、本気ではない印象。

 結局、軽トラ、ジムニー、軽1BOXという、軽自動車枠が最適という事になりそう(地域にもよりますが…)


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2018年12月14日金曜日

溝切り機を改造したロープウインチ

間伐材利用コンクール
愛知県 間伐こもれび会
http://www.rinya.maff.go.jp/j/kanbatu/kanbatu/attach/pdf/kanbatsuconcours30-10.pdf

 ポータブルウインチは地味に高い。
https://forestsupply.jp/archives/product
 小型エンジンウインチ ロープウインチ ポータブルウインチ D
 25万円
http://www.hondawalk.com/fs/hondawalk/c/0000000683
 16万円

 北海道などでは、ハイラックスの荷台に漁業用のキャプスタンウインチがついていたりします。

 回転するリールに、ロープを巻きつける仕組みは同じ。
 要するに動力にリールがついていれば良い。
 電動ウインチで安いものはそれなりにある。
 電動で、なおかつキャプスタンリールという製品は無いのだろうか。
 そもそもウインチで50m引っ張るなどは、例外的な使い方で、ニーズが少ない?

(関連記事:車の脱出用品(2)ポータブルな電動ウインチ

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2018年12月13日木曜日

シートベルトの調整金具

 単独猟で肉の運搬は悩ましい問題。
 背負子、苗木袋、大き目のザックなど試してきましたが、今シーズンは少ない装備でやってみたい。

 エマ・ゲイトウッド(Emma Gatewood)のように原始的な道具に戻り、昔に回帰して風呂敷を使うのはどうだろうか。 

 シートベルトの牽引具をたすきがけし、土嚢袋をナップザックのようにしてみたが、微妙に長さが足りなかった。
 こんなことなら、縫うのではなく、調整可能な結び方をしておけば良かった……

  シートベルトのように幅の広いナイロンベルトは、前回はコレを購入。
 6m 47mm Seat Belt Safety STRAP WEBBING Wide 2500KG 5500LB Red Break Strength webbing For DIY Crafts Supplies
 $8.74

 黒で国内ならこんな商品もある。
 ナイロン 杉綾織(綾テープ) 50mm幅 黒 5m
 1,404円

 47mmということで、50mm幅の調整金具を探してみた。

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ユタカメイク トライグライト  プラスチック
適合ベルト幅(50mm)169円

ユタカメイク 平ベルト専用金具板送り(平ら)スチール黒メッキ
適合ベルト幅(50mm)189円

TRUSCO PPベルト専用金具 金属製メッキ、214円

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この手の金具を2つ使えば、縫わずに長さが調整できると思う。


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2018年12月12日水曜日

ラミネートストックを見かける



 積層合板のラミネートストックの銃を、射撃場で見かけました。
 多くの銃のストックは、木製か合成樹脂(シンセティック)製。
 見慣れないのもあって、なかなか良い雰囲気です。

 BOYDSのAT-ONEストックを手に入れたいのですが、日本への直送はありません。
 何かしらのルートを開拓しないと手に入れるのは難しそうです。
 北海道のシューティングサプライではサベージ用を輸入しており、212F用は7万円、220F用は9万円(税別)
 アメリカでの価格は220Fは189ドル


レミントン870、モスバーグ500用のAT-ONEストックが発売
オーダーストックのBOYD
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 BOYDSの加工用ブランクストックは60ドル。

 こういった積層木材で有名なのは、北海道の滝澤ベニヤ株式会社
 建築材として作っているので、厚さ30mmまでしかありません。

 武器等製造法はかなり読みにくく、銃床の加工や交換が「武器の製造(改造及び修理を含む)の事業」に含まれるのか、ハッキリとしません。

 第三章 猟銃等
(製造の許可)
第十七条 猟銃等の製造の事業を行おうとする者は、工場又は事業場ごとに、その製造をする猟銃等の種類を定めて、都道府県知事の許可を受けなければならない。

 そもそも法律の条文でいう「事業」とは?
 自分の銃を修理するのは、事業ではないと思うので、銃床交換

 3Dプリンタ以降のMake your ownブームで、CNCも出回るようになってきました。
 銃ごとのベディング部分のデータがあり、銃床の形状を3Dモデリングして、自分で削り出しができるようになれば、面白いのですが。

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2018年12月11日火曜日

射撃・狩猟系のクリスマスギフト2018

 クリスマスシーズンで記事が集まったので、まとめてみました。

The 2018 Deer Hunter’s Holiday Gift Guide
https://www.fieldandstream.com/2018-deer-hunters-holiday-gift-guide

The 2018 Turkey Hunter’s Holiday Gift Guide
https://www.fieldandstream.com/2018-turkey-hunters-holiday-gift-guide

The 2018 Backcountry Hunting and Fishing Holiday Gift Guide
https://www.fieldandstream.com/2018-backcountry-hunting-and-fishing-holiday-gift-guide

The 2018 Fly Fisherman’s Gift Guide
https://www.fieldandstream.com/2018-fly-fishermans-gift-guide

Best Tactical & Outdoor Gifts
http://soldiersystems.net/2018/12/10/best-tactical-outdoor-gifts/


TFB’s 12 Days Of Christmas: Santa’s Glass
https://www.thefirearmblog.com/blog/2018/12/13/santas-glass/



以下、イギリス系

Christmas Gift Guide - deer stalkers
https://www.sportingshooter.co.uk/features/xmas-gifts-for-fox-shooters-and-deer-stalkers-1-5813476

Christmas Gift Guide - stocking fillers for shooters
https://www.sportingshooter.co.uk/features/xmas-stocking-fillers-for-shooters-1-5813560

Christmas Gift Guide - pigeon shooters
https://www.sportingshooter.co.uk/features/xmas-gifts-for-pigeon-shooters-1-5813374

Christmas Gift Guide - lady shooters
https://www.sportingshooter.co.uk/features/christmas-gifts-for-lady-shooters-1-5812639


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UTGのスコープマウントに交換する

 かなり前に買っていたが、交換するタイミングが無く死蔵していました。
 機関部にレールを付け、ゼロインの必要ができたので、マウントも交換。

Leapers 
UTG 30mm/2PCs Low Pro LE Grade Picatinny QD Rings: 22mm Wide
https://leapers.com/index.php?act=prod_detail&midx=2025&allids=1976_2023_2025&itemno=RQ2W3104
品番 RQ2W3104
定価  $23.97

 装着前の写真は撮り忘れました。
 リングの内側に滑り止めの溝が入っています。



 六角レンチが2本入っています。
 1つはリング締め付け用で、もう1つはクイックレバーの締め付け。
 レバーはちょうど良い幅にすれば、しっかり固定され、なおかつクイックリリースされるのかもしれないが、そもそもそんなに載せ変えない。
 レバー中央のボルトを締めこむと、六角レンチが無いと外れないようになります。
 クイックの意味が無いですが、間違って緩むよりマシか。

 レバーが引っかかるかも?という恐れはちょっとある。


 前のリングもそうでしたが、リング上下の隙間が気になります。
 隙間がなくなるまで締めるのは締めすぎになるはず。
 車のホイールナットのように、前後左右均等に締めていきますが、左右の隙間の幅を同じにするのは、なかなか難しい。

 こういったトルクレンチがあれば、より確実なのでしょう。
 Wheeler製が有名です。約50ドル



 しかし、スコープの載せ替えなど、トルク管理が必要な作業が年に何回あるんだ?と考えると、なかなか手が出ません。
 虫のいい妄想ですが、猟隊の誰かが持っていて、いざという時は貸してくれるとか、その人の家に行って作業できれば良いのですが…

2018年12月10日月曜日

ファイバーカードを自作する

 弾頭の高さを調整するファイバーカード
https://www.ballisticproducts.com/Card-Filler-Wads/departments/211/
 Ballistic Products Card & Filler Wads
 500個で10ドルなど安い。

 ワッズや弾頭などちゃんと決まっていればいいのですが、まだ試行錯誤中なので、大量に買うのは躊躇われる。
 とりあえず仮に組み合わせてみたいので、自作してみました。



・直径16mmのポンチ
 六角の柄がついており、電動ドリルでも使えるようになっている。
 実際にはプラハンマーで叩くので、柄は使いませんでした。
 エッジがやや鈍いので、軽く研いでみる。
 レビューに書かれているように、鋭さはいまいちです。
 レザークラフト店なら、色々ありそう。

・ダイソーのコルクシート
 厚さ1.5mm、30x45cmの大きさのものが、家にありました。
 2枚で100円

 跡が付いてもよいゴム板の上で、ひたすら打ち抜く。
 プラスチックハンマーを使いましたが、それなりに音がします。
 音を立てても大丈夫な、駐車場の片隅で作業する。

 12番のワッズに入れてみると、16mmでちょうど良い感じ。
 ガスシール的に使うのであれば、平筒の18.5mmぐらいなのか?

---------------------------------------
 サイジングダイの機械を利用し、ファイバーカードを作っています。
https://thereloadersnetwork.com/2019/01/19/12-gauge-shotshell-full-size-wad-punch-new-model-available/

https://thereloadersnetwork.com/2019/01/14/prototype-12-gauge-shotshell-filler-wad-overshot-card-punch/
 ここまで作るのが理想ですが、なかなか出来ませんね。

 3Dプリンタで試作品を作る様子。
https://thereloadersnetwork.com/2019/01/16/3d-printed-prototypes-of-casting-reloading-tools/


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