2018年10月14日日曜日

スパイク長靴3種類を比べる

 3種類のスパイク長靴を、試しに履く機会がありました。


 ミツウマ
 北海道小樽市の老舗
http://www.mitsuuma.co.jp/

普使っている、ミツウマの岩礁55(現在は廃盤)
 長く履いているので、それなりにへたっている。

 80NSと履き比べてみたが、基本的な構造やシルエットは同じだと思われる。
 足首の遊び防止ベルトが標準で付いている
(写真は自作した同じようなもの)

 長靴は中で足が動く事があるので、内張りの踵部が破れがち。
 フィット感を増すため、インソールを交換している。

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http://shop.kowaweb.com/?pid=121912846
 光和 マウントブーツNタイプ 5-N-SP
 直販で約17000円

足首を曲げると、ゴム部分が脛に食い込んで、違和感があります。
(下の黒黄のゴム部と、脛部分の緑色の布の境目)
 アキレス腱部分も、やや食い込む。
 甲周りの遊び補正のため、フェルトっぽい底上げインソールが添付されている。

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http://www.daido-nsfw.co.jp/boots/index.html
 大同石油 マイティブーツNS #20



マウントブーツよりマシだが、足首を曲げるとやや食い込みがある。
 踵からやや細身な印象。
 足首もタイトで、履く時に抵抗がある。

 大同石油は色々な種類のスパイク長靴を出している。



 3つを比べてみた場合、自分は足首が一番柔らかく、太めのいミツウマ岩礁が良い。
 足首が太いのは、フィット感がないとも言えるので、好みが分かれる。
 5シーズンぐらい使える耐久性もあります。

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 地下足袋で有名な丸五でも作っています。(現物は触っていません)


このあたりの長靴は安いですが、いまいちというレビューも見受けられます。

[フクヤマゴム] FUKUYAMA RUBBER 林業・磯釣りに最適 スパイク付長靴 スパイクジョイ#3

FINE JAPAN(ファインジャパン) スパイクブーツ SP-1094



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 「クマにあったらどうするか―アイヌ民族最後の狩人 姉崎 等」では、ごく普通の黒い長靴を履いていました。

 スパイクは急斜面や赤土など滑りやすい地面ではグリップが効きますが、それに頼りすぎるのもどうなんだという気がしてきました。

 傾斜が緩い林内や、林道を静かに歩く場合は、金属スパイクの無い長靴を試してみたい。

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 狩猟に必要な装備かどうかは、場所によりけり。
 いきなり揃えるのではなく、トレッキングシューズ、普通の長靴、スパイク地下足袋などを試したり、地域の猟グループの話などを聞いてから、必要なのかを判断しても遅くありません。

 スパイク長靴は、定価2万円と安い買い物ではありません。
 機会があるのなら、実際に履いて確認した方がいいです。
 林業が盛んだったり、山に近いホームセンターや作業用品屋には、現物が置いてあったりします。


 靴と手袋は、実際に試着してから買うべき物です。
 靴は例えば表記が同じ26cmであっても、メーカーによってサイズが異なりますし、幅や当たる場所も違います。
 手袋は指の長さや甲周りのきつさ、指を曲げた時の抵抗など、数値化できない要素が多い。

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