2018年10月19日金曜日

罠猟師さんの話を聞く

 ベテラン罠猟師さんに話を聞く機会がありました。
 気づいた点をメモ。

・罠を仕掛ける際は、必要以上に現場を荒らさない
 猪は鹿より敏感で、場が荒れていると警戒する

・掘り出した土はビニールなどに置き、埋め戻しで余ったら、離れた場所に土を捨てる。
 罠や獣道から5m以上離れた場所

・罠を扱う際は、ゴム手袋をはめ、人間の臭いがつかないようにする。

・凍結する気温では、土ではなく落ち葉で隠す。
 あらかじめ持っていく場合もある。
 凍りにくいよう、バネが全て収まるバイプにする。

・電撃器は心臓が基本だが、血抜きを考えると、頭でやる場合もある。
 ただし、狙いを定めるのが難しい。

・ニサクの移植ゴテナイフを使っている人がいた


・土地所有者の了解がある前提だが、ワイヤーの固定として、木の根に75mmぐらいのネジを電動ドライバで打ち込んで、そこにシャックルをかける方法もある。
(ネジの種類や頭の形状など詳細は不明)

・保定器具として、輪になったワイヤーを使う。
 中空の棒としては、ビニールハウスの骨組みが安くて手に入りやすい。

 普段持ち歩く杖に、100円ショップの強力磁石を何個かビニールテープで巻きつけて固定しておく。
 保定の鉄ワイヤーがくっつき、獲物に掛かると外れるので便利。

・適当な棒に、植物やパンを止めるぐらいの弱い針金をつける。
 マグネット式と同様に、獲物にかかると外れる。


・保定にはロープラチェット(オーエッチ工業 JSRU-9)が便利


・季節による獲物の移動など、土地を知ることで、捕獲率を上げる。

・ねじりバネ式はバネが壊れにくいが、扱いを誤ると自分が怪我をする可能性がある。

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