静的射撃でも狙いが完全に静止することはないため、ロックタイムは早いほうが良いとされているようです。
そもそも、ロックタイムの標準的な時間はどのぐらいか。
Locktime and the Shotgun
http://www.chuckhawks.com/shotgun_locktime.htm
3.0ミリ秒 レミントンM700ロングアクション
2.6ミリ秒 レミントンM700ショートアクション
5.0ミリ秒 ピストルで早いもの
3.2ミリ秒 レミントン上下二連32/3200
5.2ミリ秒 ブローニング マクサス
ロックタイムより先に、セーフティボタン、スライド、トリガーなど改善する場所が多いということも書いてあります。
http://www.davidtubb.com/speedlock-mauser
9.0ミリ秒 Mauser 98
ボルト式でも遅い部類。
スプリングを強化し、ピンを軽量化することで、ロックタイムを40%削減する。
バレルを弾丸が通る時間は1.0-1.5ミリ秒
1951年のレミントンM870の広告
当時のポンプアクションの中で一番早いロックタイム(7ミリ秒)をアピールしている。
http://www.randywakeman.com/ReviewRemington870WingmasterAmericanClassic20Gauge.htm
ピストルのハンマー中抜きした製品もある。
Evolution Gun Works
http://www.egwguns.com/hammers/
AR系では、連射のサイクルに影響してくる。
こちらも軽量化したハンマーがある。
http://www.thetruthaboutguns.com/2015/02/jeremy-s/elftmann-tactical-drop-in-triggers/
スプリングフィールドM14 の軽量化ハンマー
https://www.gungear.ca/m14/m14-ebr-trigger-and-hammer-set-1
---------------------------------------------------------
そもそも、散弾銃でロックタイムを気にする必要があるのか?
TrapShootersの掲示板。
クレーの前を見越して撃つトラップの場合、ロックタイムの短さより、いつも同じロックタイムであることが重要という意見もある。
http://www.rifleshootermag.com/shooting-tips/shooting_tips_rs_heartaction_200811/
So every time we can reduce the time between trigger break and cartridge ignition, we have effectively improved accuracy.
こちらのコラムでは、トリガブレークとカートリッジの点火の時間を短縮すると、精度が向上すると言っている。
静的な射撃の場合、ある程度意味があるのかも。
Georgia Outdoor News Forum importance of rifle locktime
狩猟用ライフルでは考えなくていい。
目の衰えに比べると、2.5ミリ秒削ったところで…
銃ライターは記事を書き続けなくてはいけないので、ネタにしているだけ、などの意見。
ロックタイムを0.002秒短縮したら、どれだけ効果があるか。
立射などの静的射撃する場合、呼吸や姿勢の乱れで、着弾点が1秒間に30cm動くと仮定する。(標的までの距離は問わない)
0.002秒で動く距離は、わずか0.6mm
これぐらいだと、ほとんど意味がなさそう。
ロックタイムを1000分の1秒を削るため2万円かけるより、射撃練習をしたほうが、射撃の精度が上がるような。
機械的な部分の修正で少しでも底上げできるのなら、したほうがいい、という程度の認識でいいのかも。
そもそも、銃の良し悪しを比べて論じるほど、色々な銃を手にしていませんが…
---------------------------------------------------------
Arduinoなどで0.1ミリ秒単位の加速度や振動の計測は可能か?
1000分の1秒(1ミリ秒)単位で加速度のログがとれそう。
1桁小さい0.1ミリ秒は記録できるのだろうか?
電子系の素養がないので、ちょっと調べてみましたが、いまいち分かりませんでした.。
こればかりは実際にやってみないと分からないかも。
ハード的には1万円もあれば足りるが、プログラミングができるのだろうか…?
0 件のコメント:
コメントを投稿