A5ランク信仰や国産牛の定義など、改めて分かることもあります。
山本 謙治
講談社
A5と味のランク
サシを入れるためのビタミンコントロール
肥育コストと出荷タイミング
牛オーナーと出荷の心境
アメリカのホルモン投与、ドライエイジングブーム
フランスの赤身好み
オーストラリアの牧草肥育
経産牛の味
不人気部位の使われ方
何がうまいとされているのか、生物としての牛などを考えさせられる良著です。
マルタ・ザラスカ
化石時代の肉食生物の誕生から、食糧問題としての昆虫食まで話題は広く浅いので、散らばりすぎてとりとめが無い印象。
ベジタリアンとか、肉を得るために耕地面積が何倍必要という主張がベースにある雰囲気。
馬や犬を食べることのタブーにしても、結局は文化的な差異に過ぎないという結論で、あまり掘り下げていない。
フランスでは馬を食べ、イギリスやアメリカでは食べないとか、インドは牛を神聖視している一方、水牛の肉を輸出しているなどの豆知識も豊富。
解体後の冷凍も、急激過ぎると食感がゴムのように硬くなるとの話もあります。
屠殺前のストレスと肉質についての言及もあり。
田中 康弘
筑摩書房
筑摩書房
狩猟系では定評のある田中さんなので、期待できそう(未読)
原田 信男
平凡社
これを元本として、参考文献を掘り下げたくなる。
佐々木 道雄
明石書店
明石書店
マーク・シャツカー
中央公論新社 (2015-01-23)
中央公論新社 (2015-01-23)
ヘルムート・F. カプラン
同時代社
同時代社
ピーター ローベンハイム
日本教文社
日本教文社
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