2017年9月9日土曜日

本:はるかなるわがラスカル

 「あらいぐまラスカル」の原作本。
 アニメは見たことがなく、最後の別れのシーンを断片的に見ているだけの状態で、本を読んでみました。

 元々、動物を飼うのが好きな子供。
 友人と木を倒していてアライグマの家族を見つける。
 母親と子供は逃げるが、逃げ送れた子を家に持ち帰る
(そのままにしておけば、母親が回収したであろう)

 成長するにつれ、近所の畑のトウモロコシを食い荒らすようになる。
 首輪をつけ、檻に入れるよう圧力がかかる。
 なけなしの小遣いを払い、檻の材料を買う。
 兄がヨーロッパ戦線に出征したり、たまに姉が帰ってくる。

 姉が帰ってきて家を片付けるのに加え、春になりラスカルが発情したので、カヌーで山に放しに行く。
 飼っていた期間は捕まえてから1年?
 少年は数年後に事故にあい、車椅子生活になる。

 気性が荒く、農作物を食い荒らす野生動物という部分も描かれています。
 別れも涙を誘う劇的なものではなく、アッサリとしていました。

 自然の描写についても細かく、読みやすい文体です。
 「子供向けのアニメの原作かよ」という色眼鏡を抜きにして、一読の価値がある本でした。

 自然と開拓ものとしては「大草原の小さな家」シリーズがありますが、テレビシリーズは何となく見た記憶はありますが、原作は未読です。
 「時間が出来たら読む」だといつまで経っても手が出ないので、猟期前までに読んでみたい。
 色々な訳と版があるが、どれが良いのだろうか?

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