8x32は倍率8倍で、対物レンズの直径が32mmという読み方をします。
対物レンズが大きくなると、ひとみ径も大きくなります。
対物レンズ直径÷倍率=ひとみ径
人間のひとみは明るい場合は2~3mm、暗い場合は瞳孔が開き7mmになります。
10x25ではひとみ径が2.5mmでレンズも暗めになります。
また、視野角も重要で、同じ倍率・レンズ径であっても、設計によって視野角が異なります。
視野角が広い方が、動物を探しやすいです。
----------------------------------------
コンパクトで軽い8x32をとるか、明るい8x42をとるか…
持ち運ぶのが億劫になるのは本末転倒だし、最近はレンズコーティングの進化で光の透過率が良くなり、8x30でも明るいという話もある。、
倍率ではなく物を見分けられる解像度としては、安い8x32より、それなりの6x30の方が良い場合もありえる。
スペックでは現れない部分として、暗所での性能、逆光時のフレア、被写界深度。
あとはアイレリーフ以外の眼鏡とのフィット感や、構えた際の覗きやすさなどもあります。
ちょうどいいアイポイント位置よりひとみが近すぎると、ブラックアウトするとか。
----------------------------------------
星向きと鳥向きでは求めるものが違います。
一箇所でじっくり見る探鳥と、山を歩く狩猟も微妙に違う。
歩いて動物を探すという点では、レンズの性能が多少悪くとも、構えてすぐに見られる方が良い。
性能が良い4万円の中級機を買うより、倍率の違う2万円の双眼鏡を2台買ったほうが、運用しやすくなるのでは。
もしくは、2万円の双眼鏡1つと、狩猟用のメガネを作った方が、費用対効果としては優れているのかもしれない。
もうちょっと機種を絞った上で、実機を覗いてみたいです。
しかし、明るく距離が短い店内ではスペックの細かな違いは分かりにくい。
う~む。
0 件のコメント:
コメントを投稿