2017年9月15日金曜日

夜間シカ狙撃の訓練プログラム

 哺乳類学会の資料より。
 ホワイトバッファロー社における夜間シカ狙撃の訓練プログラム
https://www.jstage.jst.go.jp/article/mammalianscience/57/1/57_103/_article/-char/ja/

>英国の夜間銃猟でも狙撃距離は100 m 以下が推奨されている
http://www.thedeerinitiative.co.uk/best_practice/

>欧米では一般狩猟でさえ,散弾銃はシカ捕獲に適さないとされる
http://www.thedeerinitiative.co.uk/uploads/guides/90.pdf

>銃器はボルトアクションの.22Long Rifle および.223 Remington.
>光学スコープ(4.5-14 倍,50 mm 径)およびバイポッド(銃を安定させるための二脚)が装着されていた
>223 Remington の銃身は精密射撃に適したヘヴィーバレル(壁を厚くすることで命中精度を向上させている銃身)

>銃口にサウンドサプレッサー(日本では消音器として認識されているが,実際は減音器である.日本では使用が禁止されているが,米国の一部の州や英国では一般狩猟で使用可能)が装着されていた.

>ホワイトバッファロー社の基準では,91.40 m(100 ヤード)でも半径1.91 cm(0.75 インチ)以内に着弾させなければならない

>同社の場合は距離の異なる標的に5発を35秒以内
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 ボルト式が精度が良いのは分かりますが、AR系では駄目なのだろうか。
 鉄の的を撃つような競技がありますが、それなりの精度と連射を両立している気がします。

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 日本で.223(5.56mm)のライフルは射撃場以外では基本的に使えません。
 .243(6mm)が最小口径になります。

 シャープシューティングが車からのバイポッドを使っての依託射撃なので、ヘビーバレルというのも納得。

 スコープが50mmというのも、やや大きめです。
 4.5-14倍というのも、100mではちょっと倍率が高いような?
 1事業で100頭単位の捕獲をしている会社なので、それなりの根拠はあると思われます。

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 車からのシャープシューティングはともかく、実践的な練習をしてみようという気になってきました。
・散弾銃の装弾の上限である3発を、素早く異なる標的に撃つ
 小口径ライフルに比べ、スラッグやサボットのリコイルは大きいので、かなり難しそう。

・立射かモノポッド、立った姿勢からすばやく移行できる片膝姿勢での射撃。
 東欧のようにポールに手をついて支えたり、柵に銃を載せる感じの射撃。

 尻をついて両膝を立てるシッティングや伏射(プローン)は、あまり実践的ではないと思う。
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 ライフルを買うのは相当先の話ですが、山を歩いて一発勝負という猟法であれば、細い銃身のマウンテンライフルになるでしょう。
 車の購入と同じく、カタログを見て考えているうちが楽しいものです。

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