罠は一年を通してやっていますが、サラリーマンでは毎日の見回りが厳しいので、手がけていません。
夏場は山を歩き、猟場を下見したい。
-------------------------------------
下見を兼ねて山に行ってきました。
(1) 気づかれて逃げた鹿1頭(ギリギリ撃てる距離だが外しそう)
(2) 近い距離の警戒音だが姿が見えない
(3) 帰りに林道脇に鹿1頭。逃げないので撃てそう
(4) 林道を横切る鹿2頭
(5) ヤマドリを2回見る
林道で出会うのは、流し猟の運であって、自ら見つけたわけではない。
そうして考えると、実力で出会ったのは(1)の1頭しかない。
単調なスギ・ヒノキ林が続いていても、鹿はいます。
餌資源はなさそうに見えるが、鹿の視点からするとそれなりにあったり、昼間休むのに適しているのかもしれません。
-------------------------------------
単独猟では、一発撃ったり、鹿に警戒音を鳴らされると、獲物がいなくなります。
次の猟場には数百メートル以上移動しなくてはいけません。
一日をうまく使うためには、猟場を幾つか把握しておく必要があります。
30分の移動は、地味にタイムロスが大きい。
例えば10kmの林道の周りに、昼間鹿がいる場所がどれだけあり、それをどう繋げていくか。
獣道の濃さ、鹿の目撃、糞や皮剥ぎなどの痕跡などの情報をどれだけ蓄積できるか。
その上で、季節や天気によって、適切な猟場を選ぶことができるか。
この土地に2年ちょっと住んで、猟場はある程度開拓しましたが、季節や天気による鹿の変化までは分かりません。
「朝と夕方に鹿が出てくる」「水を飲みに下りてくる」などのざっくりした言い伝えは分かっているつもりですが、それがこの土地に当てはまる訳ではない。
-------------------------------------
常に鹿を意識しながら山を歩くのは、結構大変です。
逃げられたりチラっと見ただけで撃てなかった場合でも「そこに鹿がいた」という情報なので、できるだけ山に入って、情報と経験を蓄積したい。
しかし、数年後には転勤する可能性もある。
猟場の知識もすべてリセットされるので、ちょっとやりきれない部分があります。
「どの山でも通用する知識や技術」を習得できれば良いのですが、何年掛かるやら。
「それだけ奥深く、追求しがいがある」と前向きに捉えられればいいですが、「想像していたより獲れないので狩猟をやめる」という人もいると思います。
そういった人を減らす意味でも、ある程度共通するノウハウは公開した方がいいのでは。
自分も機会があったらやりたいですが、まだ人に教えるほど経験をつんでいませんし、うまく言語化できません。
-------------------------------------
土地所有者に了解を得た場合になりますが、枝払い用に角鉈と鋸、目印として赤やピンクのテープ類はあったほうがいい。
鋸は何本か持っている。
山歩きや鹿柵に引っかかった邪魔な木を伐るぐらいなら、長さ24cmも必要ないだろう。
鋸は骨切り用に細目に交換した折り畳み鋸がある。
元ついていた刃はどこにしまったっけな…
鉈は24cmや21cmを持っているが、嵩張るし重い。
基本的に藪は避け、鹿によって下草の少なくなった山を歩くので、短い物でいい。
短い鉈を手に入れ、夏山散策装備に加えたい。
鹿を探しながら歩くので、鞘と刃がぶつかる音が気になります。
鞘に加工するか、自作するか。
-------------------------------------
【狩猟と同じ装備】
ザック
水、食料
地図、GPS、コンパス、
携帯電話、財布
ナイフ
救急薬品、紐
カメラ、双眼鏡
(合羽・ザックカバー)
【持っていかない物】
銃、弾、解体ナイフ、ゴム手袋、ビニール袋
鹿を引っ張る道具
【これから追加する装備】
鉈、ピンクテープ
荷重をかけるための水
0 件のコメント:
コメントを投稿