主催者によってルールが色々あるが、今回出るものはこんな感じ。
【禁止されている物】
・狩猟用途が記載されている銃
・サムホール、ピストルグリップ
・ピープサイト
・迷彩服、射撃専用コート、グローブ、シューズ
・セットトリガー
・フォアエンドのパームレスト禁止、滑り止め(紙ヤスリなど)
【その他のルール】
・引き金の重さは1.5kg以下
・スラッグは口径20番以上
・負皮は上下固定した物
・チークピースは調整式でも可
・調整可能な台尻は封印して固定する
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10分で10発撃ちます。
射撃大会としては標準的なペースですが、実猟から考えると、ちょっと遅いような気もします。
狩猟のスタイルにもよりますが、獲物を見てから構えて撃つまでは、5秒もない場面も結構あります。
それは動的射撃(ランニングターゲット)でやるのか。
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先台の滑り止めは、競技に特化した変更ではないのでは。
実猟でも使えるものであれば、認めても良いような気がします。(関連記事:銃に滑り止めテープ)
射撃用グローブの実物を見たことがありませんが、部品組立用やゴルフ用などの薄手でグリップがある手袋と、どこが違うのでしょうか。
ルール作りは難しいでしょうが、できるだけ実猟に近い条件にして欲しい。
例えば東欧では「直径3cm以下の棒を使った委託」という、実猟に近いルールがあります。
射撃大会のルールの例。
直径3cmまでの杖での委託が独特です。
この大会とは違いますが、ラトビアのテレビの狩猟を始めてみようという動画。
https://youtu.be/qQ1tHKX-zWE?t=16m33s
射撃場の備え付け用品として、委託杖があります
立射に近い状態で、ストックなどを使った委託という種目があってもいいかと思います。
重い三脚にホッグサドルというのは実猟から遠くなるので、重量や直径の制限を設ければ良さそう。銃を2つ所持していますが、どちらで出るかも決めきれていません。
今回はお試しなので、エイヤっと決めてしまうか。
銃にはそれぞれ癖があります。
色々な銃を試すより、1つの銃を極めた方が、射撃も狩猟も成果が出るのかもしれません。
実猟に使え、なおかつ練習しやすいとなると、やはりMSS-20がいいのか?
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普段の練習はエアライフルという人もいます。
「どうやったら上手くなるのか」の方法は人それぞれですし、目的、獲物、持てる銃の数、環境によっても異なります。
「とにかく数を撃て」
自分の場合、どうやって練習していけばいいのだろうか。う~む。
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競技として開催していくと、意欲・資金・時間がある人が残り、次第に先鋭化していくケースがあります。
常連さんが上位を占めるのは、ある意味当然です。
新しい人が入ってきて、ランキングに変化がある方が健全。
猟友会としての射撃大会であれば、
・標的射撃の技術を、銃猟者に普及する
・競技の面白さを伝える
などの部分も、忘れないで欲しいと思います。
・危険な物を扱うのだから、自分で努力しろ
・とにかく数を撃て
・見て覚えろ
というように、本人の努力次第にするのは簡単です。
しかし、そんな人任せな結果が、銃猟者の減少に繋がったのでは。
順位を競う大会とは別に、「どうやったら上手くなるか」とか「スコープはこれが良い」などの技術や情報を、組織として共有し、伝える研修会があるとありがたい。
それにしてもキッチリ猟友会として主催するのではなく、「○日に練習に行くけど、一緒に行く?」程度のものでもいい。
そういった動きを、組織として意識し、サポートするかどうか。
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