2019年2月3日日曜日

ミヤマシキミの食害


 猟に行く山で、よく見る植物「ミヤマシキミ」。
 冬に赤い実をつけるので、分かりやすい。
 ツルシキミという植物もあるが、ミヤマシキミの変種らしい。

 日本におけるニホンジカの採食植物・不嗜好性植物リスト
http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin/No25_10-1.pdf
 ここでは、2つの文献で被食、1つの文献で忌避となっている。


 この山は鹿が多く、木の根元から枝が生える萌芽が何度も食べられた跡がある(広葉樹で樹種は不明)

山の中の鹿柵(右が内側で守られている)
 ミヤマシキミも鹿柵の中に多く、外に少ないので、食害を受けているようだ。


 柵の中の方が、枝の間隔が伸び伸びしている。

 笹も、柵の中にはあるが、外では全く見ない。
 スズタケは食害に弱く、復活しない。
 ミヤコザサは食害に強く、矮性化しても生き延びる。

たまにミヤマシキミの先端の葉だけ落ちているのが見受けられる。
 茎だけ食べた跡なのか?

 北海道に住んでいた時、アキタブキ(ラワンブキ)の葉が林道に落ちているのを良く見かけました。
http://spottednutcracker.blog.fc2.com/blog-entry-95.html
 こんな感じです。
 茎だけ鹿が食べ、葉は残すらしいです。
 それを思い出しました。

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