2015年7月29日水曜日

モーラナイフとマキリ

 北欧系ナイフのpuuko(プーッコ)
https://en.wikipedia.org/wiki/Puukko
 フィンランドのmoraナイフが有名。
http://www.moraofsweden.se/home
 一方、日本には主に魚をさばくマキリがある。
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 各地の漁協などで取り扱っているが、有名なのは知床半島の南側にある、羅臼漁協のマキリ。
 ネットで調べていくと、羅臼漁協で売っているのは、どうも山形県のマルマン佐藤という会社のものの可能性が高い。
http://www.maruman-sato.co.jp/buy_050.htm#01
 会社のサイトを見ると、自然と削れて手になじむ木製柄のものや、プラ柄のものがある。
 しかし、値段が書いていないのと、通販していないので手が出しにくい。
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 わざわざ北欧から輸入するのも馬鹿らしいが、モラナイフの方が手に入りやすそうではある。
 刃は炭素鋼、ステンレスがあり、色も複数ある。


 アメリカのAmazonでは18ドル程度。
 輸入の手間を考えると、日本のAmazonが良いですね。
http://www.amazon.com/dp/B009XDR0NK/

 ナイフのベストセラーにも入っている。
Best Sellers in Fixed Blade Hunting Knives
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この小説の中にシベリアナイフが出てきますが、どんな形状のナイフか気になります。

2015年7月18日土曜日

狩猟の予備講習の写真

 猟友会主催の予備講習で撮った写真です。
(北海道の帯広地区。2015年の夏)
 実際の狩猟免許試験で使われる機材と同じものを使用したようです。
 都道府県などで使われる機材が違うかもしれませんので、あくまで参考として。
 模擬銃は水平二連もありましたが、試験に使われたのは上下二連でした。

 イタチ(メス)上とイタチ(オス)下
 紙に対しての大きさと、顔の黒さなどが違う。


 アライグマとミンク。
 ミンクは狩猟読本の絵と違う


 ハクビシンとテン
 ハクビシンは狩猟読本の絵と違う


 罠免許で使われる道具。
 左からくくり罠、おし、箱罠、筒式イタチ2種類、トラバサミ。


 くくり罠。
 より戻し、締め付け防止金具がついている。
 棒バネではなく、開くタイプのバネだった。
 くくり罠の奥にある棒は、獣の足が入った時の動作確認用。
 実際の試験では架設までなので、動作確認まではやらない。


 筒式イタチ罠
 筒の中の針金に、ワッシャーが入っている右側が使えるもので、左は使えない。
 試しにバネをかけようとしたが、なかなか難しい。



 箱罠。
 両側の扉を上げ、斜めになっている針金のトリガーを交差させる感じで設置する。

 トリガー部のアップ。
 手前の斜めの針金と、網の間にある部分を引っかける。
 棒と棒を重ねる感じなので、バランスが微妙で難しい。


 試験本番でも使われた上下二連の模擬銃。
 先台の下にあるレバーを引くと、先台が外れる。

 銃身と機関部の結合部分。
 噛み合わせが初見では分かりにくいかも。
 この他にも空気銃の模擬銃がありました。ポンプ式で、先台を動かすタイプ。

 筆記試験はともかく、実技部分は予備講習を受けないと、ちょっと厳しいかも。
 罠はなんとかなるかもしれないが、銃は触る機会が無い。
 合格した人の話をじっくり聞く機会があれば、何とかなりそうではあるが、伝聞だけでは細かい部分が伝わりにくい。

2015年7月16日木曜日

狩猟試験に合格

 試験の11日後に結果が郵便で届き、無事合格しました。
 教習射撃の許可は下りており、許可書を貰う際に火薬類譲渡の申請をしました。
 火薬の許可も下りたとの電話連絡が来たので、警察に行って貰わなくては。
 射撃場に連絡し、教習射撃を申し込みたいが、仕事が忙しくなかなか時間が取れない。

 警察のサイトに書いてある技能講習の日程と、教習射撃の日程は違う。
 某射撃場では、個別に対応してくれるらしい。

2015年7月13日月曜日

教習射撃の申請から許可まで

 初心者講習の修了後、必要な書類を揃える。

・身分証明書
 破産などしていないことの証明書。
 本籍地と居住地が違うので、郵送で請求した。

・戸籍抄本(平成27年3月から不要)
 古い「猟銃等取扱読本」を見ていたので勘違いしましたが、不要でした。

・住民票の写し(居住地の役場で)

・医師の診断書
 どこの医院がいいのか分からなかったが、地元の人に教えてもらった結果、音更町のO病院で貰う。
 ついでに狩猟試験用にも書いてもらう。
 銃教習と狩猟免許では診断書の様式が違うので要注意。
 1通1500円でした。

・教習射撃申請書、同居親族書、経歴書、申請書・写真

・同僚などの連絡先メモ(任意様式)
 一応準備していき、そのまま提出しました。
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 書類提出後、生活安全課の取調室にて面談。
 何やらバインダーに挟んであるチェックシートを見ながら、提出した書類の内容について口頭で確認し、飲酒量や、なぜ猟銃を持ちたいのかなどを聞かれる。
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 申請から16日後に、地元交番の人が聞き込みに来る。
 事前の電話連絡などは無かった。
 奥さんへの質問だったので、自分は同席せず。
 申請時に連絡先を教えた人へも、聞き込みにきたらしい。
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 申請より33日後に、警察から教習射撃の許可が下りたとの連絡がくる。
 担当の警察官と日程を調整して警察署へ訪問。
 許可証を受け取り、ついでに「猟銃用火薬類等譲受許可申請書」を提出。
 これも書類作成の時間がかかるらしく、数日後に許可が出る予定。
 警察に行くのは4回目ぐらいだが、平日昼間しか対応していないので、仕事を休まないといけない。

 ここまで行けば、所持許可ではねられることは無いか?
 次は射撃場への申込み、ガンロッカー・装弾ロッカーの購入、所持許可申請と続く予定。
 狩猟免許の結果はまだ届いていない。

2015年7月9日木曜日

空気銃の選択肢

 空気銃のシャープチバが廃業したらしい。
 最近の空気銃はプレチャージ全盛だが、価格が20万円からとちょっと高い。
 東京銃砲などの輸入代理店が間にあるので、小売の銃砲店も取り扱うモデルが限定されるのだろうか。

 海外の銃販売サイト。
 Caliber(口径)は、0.177が4.5mm、0.20が5.0mm、0.22が 5.5mm、0.25が6.35mm
http://www.airgundepot.com/air-rifles.html
http://www.pyramydair.com/a/Air_guns/588/cat_150
http://www.cabelas.com/catalog/browse/air-rifles/_/N-1100283/Ns-CATEGORY_SEQ_104185980
 単発で中折れ式は150~300ドル、プレチャージでも700ドルぐらい。
 農場や牧場でカラスを撃つのに、これぐらいの価格帯が選択肢としてあればいいのだが。

2015年7月7日火曜日

レーザーサイトは有効か?

 狩猟というよりタクティカルな感じがするが、銃につけるレーザードットがある。
 等倍スコープのようなドットサイトではなく、レーザーポインター的な物。
Ade Advanced Optics Adjusted Rifle Scope Sight with 2 Mounts Tactical Laser Dot, Green $23.43
http://www.amazon.com/dp/B00CK3UCAI

 銃所持まで至っていないので、銃を触ったのは銃砲店でと、狩猟免許予備講習での模擬銃しかない。
 レーザードットを付けることで、銃口の向きと矢先との繋がりのイメージする補助として使えないものか。

 こういったレーザー機器やライトでは、CR123Aの電池が使われることが多い。
 海外では複数パックで売られており、1個2ドル程度で日本より安い。

2015年7月5日日曜日

狩猟試験を受けてきた

 帯広会場の受験者は弟一種・第二種が15名(女性0名)、わなが23名(女性4名)、わな+第一種が9名(女性1名)で、合計47名。
 筆記試験は、思っていたより簡単で、 5月に受けた猟銃講習会の方が難しいという印象。

 猟期や飛距離などの数字問題が出なかった。
 ちょっと悩んだのが「指定管理鳥獣捕獲事業」ぐらい。
 自分は2つ同時に受けたが、初めにわなの問題が配られ、30分間が経過し退席できるようになってから、銃の問題が配られた。
 いずれも10分ぐらいで解答し、開始から40分後に試験会場を出て、待合室に移動した。

 視力検査は、8方向にCの切れ目が出せる機械で、切れ目の番号を言う形式。
 両目、片目の順で実施。
 運動能力は、簡単な体操をやる程度。

 1時間ほど待ち、11時頃に筆記試験の合格者発表。
 筆記試験の不合格者は殆ど居なかったと思う。

 まずはわなの実技。
 小部屋に入ると、獣の判別試験がある。
 獣は比較的簡単だが、イタチのオス・メスの判別が出た。
 その後、わな6種の実物を見て、使えるか使えないかの判別。
 使える罠のうち1つを選んで架設。
 箱罠はトリガーが微妙だったので、くくり罠を選んだ。
 木に固定し、最後に名札をつけるという事もやり、特に問題なかったと思う。

 しばらく別室で待機。
 銃の実技までの待ち時間がかなりあり、12時に食い込んでも休みなく実施していた。

 銃の小部屋では、まず鳥獣判別から。
 覚えにくいと警戒していた、ヒドリガモとホシハジロは出なかった。
 
 空気銃の動作をした後に、装薬銃の点検。
 ここで銃身の点検を忘れたような気がする。
 分解・結合、装填・脱包、3人での方向転換、受け渡し、休憩時の取り扱い。

 最後は距離判別だが、帯広振興局の正面玄関に出る。
 遠いビル→300m、左側の駐車場入り口の三角コーン50m、右側の三角コーン30m、玄関脇10mで完了。
 建物内には戻れないので、そのまま終わった人から解散。
 
 結果はそのうち郵送されてくるが、感触としては良かったと思う。

2015年7月4日土曜日

狩猟免許の予備講習

 帯広で開催された、猟友会主催の予備講習に行ってきました。
 ちゃんとカウントしていませんが、受講者数は47名。
 帯広の狩猟試験は年3回と少なめですが、なかなかの数だと思います。
 年齢層は思っていたより若いですが、わなだけの受講者は比較的高め。

 講義部分は問題集をやっていれば分かる部分が多かったです。
 問題集を2周ぐらいやり、自分なりのノートを作れば大丈夫かと思う。
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 実技部分ですが、銃の取り扱いは模擬銃を触らないと分かりにくい部分があります。
 3人並んでどうこうの部分ですが、上に向けておけば大丈夫、という感じで、思ったより簡単か?
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 分解結合は上下二連で行いました。
(1)手に取ったらまずは「実包なし、銃身内異常なし」の確認
(2)先台の下にあるレバーを手前に引き、先台を銃身から外す。
 銃床を机につけて立てるとやりやすいかも。
 外した先台は、U字が下になるように置くと、転がっていかなくて安心。
(3)開放レバーを操作し、銃を折る。
 さらに折っていくと、自然と銃身と機関部が分解される。
(4)分割された銃身と機関部を机に置く。

 組立ですが、銃身と機関部を結合するのに、噛み合い部分をちゃんと確認するのがポイントでしょうか。
 初見でスムーズにこなすのはちょっと大変かも。
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 罠免許も一緒に受ける予定ですが、実技の設置では、箱罠かくくり罠をお勧めされました。
 筒式イタチはバネが難しそう。

 箱罠は網製で、15×15×45cmほどのもの。
 トリガーを固定する部分が針金で、固定するのがちょっと難しい。

 以前、実物を触る機会が以前あったので、くくり罠を選びたい。
 くくり罠はコイルばね式ではなく、開くタイプのバネでした。

 また、既に銃免許を持っている人が、追加で罠免許をとるため、罠の設置だけ受講していましたが、こちらは15名ほどいました。
 カモ類の識別と、最大到達距離を念入りに覚えて、本番に挑みたいと思います。

2015年7月3日金曜日

狩猟免許の勉強

 まずは狩猟読本をざっと読んでみる。
 仕事が忙しくしばらく放置していたが、問題を実際に解いてみると、ヤマシギは稲妻状に飛んでいく、ヤマドリの谷落としなど、細かい部分の設問が意外と多いのに気がつく。

 試験勉強慣れしていないのもあるが、問題集を解く → 狩猟読本で確認 → 次の問題へ、という作業に手間取る。
 狩猟試験の2週間前で、ようやく問題集を1周終わる。
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 猟銃等講習会で勉強したはずの、散弾銃の最大到達距離も、スルっと記憶から抜け落ちている。
 散弾の最大到達距離は、9号は210m、4号は290mなどあるが、そこまで細かく覚える必要があるのだろうか。
 鉛弾規制で色々な金属の散弾が出ているし、将来的に火薬が進化して飛距離が伸びる可能性もある。
 「4~10号は最大300m届くと思って、そこに人家等が無いのを確認してから撃つこと」でいいんじゃないだろうか。
 重要な数字は覚えるべきだとは思うが、試験のための記憶問題になっている感が拭えない。

 狩猟期間についても、実際は都道府県レベルで異なる。
 猟期としては北海道は10月1日から1月31日だが、エゾシカは開始は10月1日か10月25日、終わりは1月末、2月末、3月末と3パターンある。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/est/H26karyoukikan.pdf
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 獣や陸鳥は比較的分かるが、カモ類は馴染みが無く覚えにくいので、図書館で図鑑を借りてきた。



 図が多く通好みらしいが、初心者にはちょっと分かりにくい。



新版 日本の野鳥 (山溪ハンディ図鑑)
叶内拓哉 安部直哉 上田秀雄
山と渓谷社


 写真が多く、素人には分かりやすい。
 とりあえず狩猟鳥、間違えやすい鳥のページに付箋を付け、じっくり覚える事にする。
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 個人的に要注意の鳥獣
陸ガモ
ヒドリガモ
  特徴が薄い。絵では嘴を半分水に入れている。
  火=赤で覚える。火の鳥とか

ヨシガモ
  羽の先端が櫛状になっていて、葦っぽい。

カルガモ  茶色で絵では一羽だけ(雌雄同色のため)
  狩猟カモのなかで唯一の留鳥

コガモ
  判別絵では小さくない。顔が緑っぽい。
  トモエガモ(非狩猟)と間違えないように。

トモエガモ【非狩猟】
  トモエガモの由来の巴紋は、太鼓に描いてある家紋。派手。
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海ガモ(水面が海っぽい)
クロガモ
  バンオオバンと間違えないように。
  真っ黒で、嘴の付け根が黄色

ホシハジロ
  特徴が薄いが、海背景で頭赤×羽が白の鳥。
  漢字で書くと星羽白だが、見た目と名前が繋がりにくい。

キンクロハジロ  頭と背中が黒で、羽が白。頭の後ろにアホ毛あり。
  目の金と、頭の黒でキンクロ

スズガモ
  特徴が薄いが、海背景で白黒灰っぽい鳥。
  背中が灰色

ホオジロガモ【非狩猟】
  頬が丸く白い

ウミアイサ【非狩猟】
  頭の羽がパンクな感じ。派手な鳥は獲れないパターン。

ビロウドキンクロ【非狩猟】
  キンクロハジロと名前の音が紛らわしい。
  むしろ名前を覚えない方がいい。
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陸鳥類
タシギ 
  田んぼが背景なのがタシギ

ヤマシギ
  田んぼでは無い背景。頭が三角で目の位置が変なやつ。

バン
 顔が赤い。顔が白いのがオオバン【非狩猟】
 クロガモは背景が海面だが、バンは蓮で淡水。

・ドバト【非狩猟】
  ハト類で狩猟鳥はキジバトのみ。
  ドバト、アオバトは非狩猟。引っかけ問題として要注意。
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テン
 黄色で顔が白い。
 「黄テンの毛皮は高い」と何かの小説で読んだような気がする。

ハクビシン
 白鼻芯。天井裏などへの侵入が多いので、木登りが得意。

・イタチ
 オスは顔が黒く体が大きい、メスは逆。

・オコジョ【非狩猟】
 白くて尾がちょっと黒い

・ニホンリス【非狩猟】
 耳が尖っているリスは非狩猟、と覚える。
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 試験慣れしておらず、家にいるとつい遊んでしまうので、細切れの時間でも勉強できるアプリが欲しくなる。
 試験2日前に思いついたが、鳥獣判別の絵を画像にしてから、スマートフォンのスライドショーで5秒間隔で流せばいいんじゃないか?
 気付くのが遅すぎた…orz