2016年2月18日木曜日

ヒグマの足跡?

 伝聞の情報ですが、雪の上に足跡があったという情報が入りました。
(十勝エリアの東です)
 足跡は不鮮明ということなので、2月14日に雨が降った以前のものでしょう。

 2015年の1月~2月には、標茶町と厚岸町で森林調査をしていた人がヒグマに襲われています。
 http://www.47news.jp/m/news/201502/SM0203_1128145.html

 目撃した場所は、先週末に入った林道から数kmの場所。
 それほど山深い場所ではありませんが、ヒグマはいるものですね。

2016年2月17日水曜日

雨でぬかるむ

 2016年2月14日(日)
 起きて外を見ると雨。
 とりあえず近場の林道に行ってみるが、風も出てきて鹿の気配が無い。

 木材が搬出され終わった土場に車を止め、ちょっと壺足で歩いてみるが、新しい足跡も無い。
 悪天候のときは下に降りてくるとは言うものの、ひどい状態では針葉樹の下などでじっとしているのかも。

 枝道の土場にも行ってみるが、さっぱり。
 雪の上に雨が降ったせいか、雪の表面はカリっとしているが、下はザラメ状になっている。
 除雪してあり砂利の上にうっすらした雪が積もっている場所は良いですが、雪が深い場所ではタイヤが空転して危険でした。
 引き続きあちこちの林道に行こうと思っていましたが、車がはまりそうなので断念。

 狩猟に行ける自分のスケジュールの確保に加え、シカのいる場所に辿り着け、適切な時間に行かないと、出会えるチャンスが生まれません。
 狩猟期も、かなり後半になってきたので、何とか時間を作りたい。

2016年2月13日土曜日

ロシアのリローディング機材

 非鉛スラッグを探しているうちに、ロシアの散弾リローディング情報に辿り着きました。
 英語だったらアルファベットが読めますし、ネットの翻訳機能の精度もまあまあですが、ロシア誤のキリル文字は見慣れないですし、文字だけ見てもサッパリなので、なかなか捗りません。
 寸法などはmm表示なのが救いです。
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据え付け型のロールクリンパ器具 810ルーブル(約1200円)
http://www.dmazay.ru/index.php?productID=2986
http://russkaja-ohota.ru/product/1208102/
動画
https://www.youtube.com/watch?v=NZ8J-Wu1QV4

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雷管抜き、雷管挿入 765ルーブル(約1100円)
http://www.dmazay.ru/index.php?productID=2983
http://russkaja-ohota.ru/product/pribor-ups-5-dlya-12-16-kalibra/

 スタークリンプをする補助具も入っています。
 こうやって使うらしい、なるほど。
https://www.youtube.com/watch?v=bS7mOm8NRFw
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 膨らんだ薬莢をリサイジングする過程が謎です。。
 アメリカ製のリサイジング専用器具はこちら。
MEC Super Sizer resizing tool #8119 130ドル
 LeeのLOAD-ALLやMECのリローディング機材なら、機構として入っています。
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 狩猟用品取り扱いの会社
http://kozaki.com.ua/

トップページ右下に、リロード方法の投票があります。
19.4% Закрутка
19.5% УПС
21.2% Lee Load
 7.9% MEC
 5.3% 自作
 1.5% その他
 5.1% リロードしない

2番目のУПС(UPC)はこちら。金属スリーブモデルもあり、頑丈そうです。
1番目のЗакрутка(ツイスト?)が謎です。

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 こちらの単純な締め付け器具も使い方が分かりませんでした。
 この動画を見ると、スタークリンプだけだと角が立ってうまく装填できないので、丸める器具のようです。
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アメリカのebayでも売っています。
12 Gauge Cartridge Reload/Load Kit (press, zinc moulds set, table roll crimper)US $75.50


ゾンメルスキーに長靴

 関連記事:山スキー色々

 滑走面にアザラシの毛皮が張ってあるゾンメルスキーを、ゲレンデの緩斜面で使ってみました。
 札幌の秀岳荘のものが有名です。
 クロスカントリー用の3ピンのビンディングや、テレマーク用のケーブルビンディングもありますが、今回試したものは、秀岳荘スタイルの革ビンディングに、長靴です。

 登りはグイグイ行けるのですが、下りが怖い。
 スパイク長靴のミツウマ岩礁についているサポートベルトを真似して、長靴の中で動かないようにしました。
 それでも、踵が固定されていないのでボーゲンも難しいですし、テレマーク姿勢を作ろうにも、切り返すのが怖いです。

 さらに古い時代の、木製板のエッジ無しで、毛皮を張ってあるゾンメルスキーを履いてみました。
 エッジが無いと、斜滑降でズルズルを滑りながら下りる感じで、さらに難しくなります。
 オーバーアクション気味の上下移動と切り返しでもしないと、コントロールがまともに出来無さそう。

 新雪であれば程よくブレーキが効いてくれるのかもしれませんが、自然の斜面で木を縫って滑れるイメージができません。
 スキー場に行くと、たまに自衛隊さんが訓練しているのを見ますが、ああやって地道に練習するべきか…

 なかなか時間が作れないので、林道や搬出路をスキーで歩き、そこからはスノーシューやかんじきに履き替えるのが現実的な運用のようです。

2016年2月12日金曜日

トレイルカメラの写真

 某所で設置してあるトレイルカメラ(自動撮影カメラ)の写真を見る機会がありました。
 1月下旬から2月初旬の積雪期で、干し草で誘引している場所です。

1日目 17:30から集まり始め、0:20まで断続的に餌を食べている。

2日目 15:30から夕暮れの17:00まで集まる。
   暗くなってから19:00、21:00、22:30、0:30、0:50、2:40と断続的。

3日目 朝8:00、9:30、10:30
   夕方17:00~18:20にかなり集まる。
   夜23:45~1:35に断続的

4日目 10:40に1回、15:30から暗くなる16:45まで集中。
    夜20:30、22:30~1:00まで集中。

5日目 14:30~15:00に数頭。16:20~17:30に集中。
   夜21:30、22:30に数頭。

6日目 10:30~11:00に数頭、13:00に6頭
    その後も断続的に表れ、16:50には12頭ほどのピーク。
   19:30にも6頭ほど、

 場所や天候にも寄りますが、朝より夕方から夜に利用している傾向がありました。
 真夜中でも餌を食べているのは、ちょっと驚きです。
 シカは色の認識が弱い代わりに、暗い場所でも見えるという話でしたが、深夜帯でも活動しているのですね。
 朝の冷え込む時間帯はじっとしているのかもしれません。

 写真データの回収と分析が必要ですが、捕獲効率が上がりそうな印象はあります。
 しかし、海外でも1台120ドルぐらいしますし、壊されたり盗難されるリスクも考えると、ちょっと高いアイテムという印象があります。

 次シーズンや罠との関わり、引越しなどの新しい展開があった時に、導入を考えたいです。
  米Amazonの Trail & Game Camerasベストセラー


ロシアのPoleva slugs

 弾カテゴリを作りました。

 ラトビアのDDuplex社がソビエト時代のライフル規制から発達したように、ロシアにもサボット文化があるようです。

動画 The AMAZING Russian POLEVA Bullets - 12ga Shotgun Slugs

 英語だとPOLEVA Bulletsで、ロシア語だとПуля Полева
 ロシアのwikipedia記事

 こんな感じで弾頭だけ売っている。
http://www.dmazay.ru/index.php?categoryID=353

 鉄弾頭らしき製品
http://dmazay.ru/index.php?productID=7873

イワノフ57
http://www.dmazay.ru/index.php?productID=7815
http://www.ivanov-57.ru/
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 日本に弾頭だけ輸入できるのかも含め、もうちょっと掘り下げたいですが、言語の壁があるので、情報を探すだけでも手間取ります。
 ネット上の翻訳機能を使っていますが、ロシア語の精度はあまり良くありません。
 wikiより
>男性及び女性名詞は語尾の硬・軟で-ыと-иで終わり、中性名詞は-аと-яで終わる。
 これだけでくじけそう。

鋼 стали
鋼 стальная
真鍮 латуни
    латунь
鉛 Ведущий

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 Youtubeを見ると、ロシアでは天秤をつかって、火薬を量っている人が多い。
 ロールクリンプも手動のハンドル式です。



2016年2月11日木曜日

鉛の替わりになる金属は?

 ちゃんとした落ちは無いですが、資料としてのメモ。
 北海道では鉛弾規制があるので、鉛のスラッグ・サボット弾頭を鋳造しても使えません。
(射撃場は除く)
 鉛の替わりに使える金属を探してみました。
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 関連記事
非鉛サボット弾、銅サボット弾について
リローディング用の非鉛のスラッグやサボット
12番スラッグの弾頭鋳造、キャスティングの型

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 候補となる金属を、融点の低い順に並べてみました。

比重 7.3 融点 231℃ 硬度  51MPa 錫 スズ
比重 9.7 融点 271℃ 硬度  94MPa ビスマス
比重11.3 融点 327℃ 硬度  38MPa 鉛 Pb
比重 6.6 融点 381℃ 硬度 412MPa 亜鉛合金ZDC2
比重 7.1 融点 419℃ 硬度 412MPa 亜鉛 Zn
比重 8.4 融点 905℃ 硬度 134MPa 真鍮(四六黄銅)(銅Cuと亜鉛Znの合金)
比重 2.7 融点 660℃ 硬度 245MPa アルミニウム
比重 8.9 融点1084℃ 硬度 369MPa 銅
比重 7.9 融点1538℃ 硬度 490MPa 鉄
比重19.2 融点3422℃ 硬度2570MPa タングステン

 融点が高いものは、自分で鋳造するのは難しい。
 キャスティング機材は鉛を基準にしているので、鉛より融点が低い金属が現実的だと思います。
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(1)錫 スズ tin 元素記号Sn

Amazon 錫チップ(純度99.9%)1kg ¥3,120+送料790円
材料屋.com 3Nスズ地金 インゴット1.2kg 4,104円+送料1,188
ティンアロイ 錫チップ(純度:99.9% 1.2kg) 3,050円(税込)送料別 

海外の金属材料屋 RotoMetals
1ポンド18~14ドル(1kg39~31ドル相当)
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(2)ビスマス bismuth 元素記号Bi


RotoMetals 海外では1ポンド20~13ドル(1kg44~29ドル)。
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メタルキャスティングや金属フィギュアでは、スズを主体にした合金が使われています。

日新レジン クラフトアロイ(低融点合金150℃型)
錫(Sn)、ビスマス(Bi)だが、比率は不明
66gで実売1800円程度とかなり高い

錫42%とビスマス58%を138℃で混ぜあわせた金属

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 ホワイトメタルと呼ばれる合金もありますが、配合は色々です。
 鉛を使っていない種類もあります。
 軸受用合金のバビットメタルとも呼ばれています。


ホワイトメタルチップ(1種)錫合金(Sn残部Sb5~7%Cu3~5%)融点235℃
1kg 2,760円(税込)
 比重7.38 凝固区間235~370℃ 硬度24.0

ホワイトメタルチップ(2種)錫合金(Sn残部Sb8~10%Cu5~6%)融点240℃
1kg 2,720円(税込)
 比重7.27 凝固区間240~380℃ 硬度27.0

 金属特性のデータ アサヒメタル特性表、 フジメタル工業
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ピューター しろめ(白目、白鑞)
ピューターチップ(Sn91 Sb7 Cu2)1kg 2,890円(税込)融点 約280℃

海外通販 1ポンド18ドル(1kgで39ドル相当)と、純錫と値段は同じです。
配合はスズ、アンチモン、銅、ビスマスなどの違いで3種類
AC Casting Pewter Ingot (92% Tin,7.75% Sb,0.25% Cu) Britannia
融点344℃ 密度7.28 
融点241℃

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 冷えたときの膨張率、2つの金属を混ぜると融点が下がるなど、金属の特性は奥が深いです。

厳寒期に最適な手袋は?

 かなり寒い地方に暮らしていますが、厳寒期の手袋が難しいです。
 スコップやストックを握れるような手袋はありますが、鉛筆で字を書いたり、トリガーを引けるような手袋にはなかなか出合いません。

 -5度で無風、少し動いていれば暖かいので、適度な厚みの手袋で十分です。
 自分の体感としては、-10度以下になると、急に指先が冷えます。
 体が危険を感じると、末端の血流を減らし体幹部に集めるためでしょう。

 -10度以下で歩きまわり、銃を撃つシチュエーションは、今のところ無いです。
 朝晩に鹿が出やすいのでしょうが、朝は-20度と寒すぎて腰が重いです。

 インナー手袋とオーバーミトンの組合せで、撃つ際はシャっと外すべきか?
 2016年2月7日のテレビ「情熱大陸」で放送された礼文島のトド猟師さんは、船の運転中は黄色いダイローブで、撃つ際は右手だけ黒い手袋をしていました。
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気になる手袋

ブラックダイヤモンド ソロイスト \12,960

マウンテンハードウェア ハイドラアウトドライグローブ \17,820

モンベル OutDry アルパイングローブ フィット Men's \12,400 +税 品番#1118246

ダイヤゴム ダイローブ102F 実売3200円
 濡れず暖かいが、自分の汗で蒸れる。
 インナーが外せるFがおすすめ。

ショーワグローブ 防寒テムレス   実売1300円
 ネット上では人気の高い作業用手袋。

 カナダのレンジャーの銃がSAKO Tikka T3 Compact Tactical Rifleに更新されるとの情報がありましたが、手袋使用を考えトリガーガードが大き目に作られているらしいです。
http://www.fieldandstream.com/blogs/the-gun-nuts/canadian-rangers-get-a-new-rifle
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 海外の情報
 待ちがある鳥撃ちでは、Handwarmer Muffを使えという意見が多いです。
Hunter Safety System Muff Pak Hand Warmer 20ドル
Cabela's MT050R Extreme II Handwarmer Muff 35ドル

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 手袋と靴は、実物を触ってみないとフィット感が分からないので難しい。
手袋単体の問題ではなく、全身の防寒装備との兼ね合いもありますし、撃つ瞬間に手袋を外し、インナー手袋だけになった方が確実かもしれません。

 その辺も含め、出猟経験を積まないと、装備の良し悪しが分からないですね。


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手袋と靴は、実際に装着してみないと自分に合っているか分からないので、登山用品店で現物を見てみたい。

 防寒靴のソレルや、インナーが入った防寒長靴は、結局買わずじまいで終わりそう。
 厚手の靴下2枚重ねでなんとかなるし、雪かきや狩猟で動けば、そんなに冷え込まない。

 森林限界以上の標高で、気温-10度、風が10m/sぐらいなら本気の冬山登山装備が必要。
 せいぜい標高500mで、車から徒歩2時間ぐらいであれば、ホームセンター装備でも十分。
 加藤文太郎の時代に比べれば、ユニクロやワークマンでも高性能だ。

2016年2月8日月曜日

ストックを利用したモノポッドを作ってみた

 ストックを利用した委託については、こちらの記事でまとめました。
スキーのストックをバイポッドとして使う

 以前から作ろうと材料は集めていましたが、放置していました。
 巻狩りに参加したときに見かけたので、やっと重い腰を上げて製作に入りました。
 巻狩りで見かけた例は、適当な木を凹型にして、木ネジで固定していたように思います。

【材料】
・適当なスキーストック
 今回使ったのは最大130cmまで伸びる、比較的長いタイプ。
 立射するには微妙に足りない長さ。
 膝射であれば、普通のストックでいいかも。

・ネジ類
 一般的なカメラに使われているのは1/4インチインチという規格。
(大判のカメラなどでは3/8インチというサイズもある)
 大き目のホームセンターで、ハンガーボルト、ナット、蝶ナットなど幾つか購入



・ブイヨーク V Yoke
http://www.amazon.com/dp/B005F0S29G/
 米Amazonで銃カバーなどを買った時、ついでに買っていたもの。5ドル+送料5ドル
 適当な木の二股を削り、ナットを埋め込むのも良いと思う。
 中国Aliexpress 6ドル

・ストラップ作成の材料として、20mmのナイロンベルトと金具
 ザックを捨てる時に外して取っておいたものや、札幌の秀岳荘で買っておいたもの。
 普通のホームセンターではなかなか見かけない。
 東京だと神保町のさかいやか、石井スポーツなどにある。

 元のストラップは、最近のストック側で引っ張ると長さ調整できるタイプではなく、途中に金具が入っているものだった。
 ストラップ穴も四角で、木ネジで止まっていた。

 とりあえずハンガーボルトを入れてみるが、途中までしか入らない。
 太めのドリルを入れてみるが、途中から金属シャフトがあって削れない。
 結局、ナットで適当に高さを調整して完了。
 Vヨークは向きの微調整が効かないので、逆向き蝶ナットを無理やり締めることで、角度を調整できる。



 小物を作る時間はありますが、猟に行くまとまった時間がなかなか作れません。
 2月も第2週に突入したし、何回か行かなくては。
 3月は釧路方面に遠征したいですが、土地勘が無いので数回行かないと成果が上がらなさそう。


2016年2月5日金曜日

サボットの殻とインチ単位ノギス

  射撃場でサボットを拾ってきました。
 白がフェデラルのトロフィーカッパーだと思いますが、黒は何の弾か分かりません。
 黒の方は、弾頭側に金属が張ってあります。

 プラスチックの厚みはどちらも白2.9mm(アナログノギスでの計測)
 12番シリンダー(平筒)の内径を18.5166mm(0.729インチ)とすると、弾頭の直径は12.7166mm(0.50065インチ)
 弾頭直径はメーカーで公表していないようですが、RSS-12と同じく、0.50インチに近いと考えていいのかもしれません。
 新品の弾を分解すれば正確な数字は分かりますが、1発500円以上する弾を分解するのはためらわれます。


 白いサボットを閉じて底の直径を測ると19.1mm
 実包の外径20.0mm-薬莢のプラスチックチューブの厚み0.7mm×2=18.6mmが、発射前の直径かもしれません。


 プラスチックなので誤差もあるのでしょうが、隙間なく作られている感じです。
 サボットを空薬莢に入れてみましたが、かなりキツキツで、プラスチックが膨らみます。
 試しにハーフライフルの銃身に入れてみましたが、サボットの羽根の付け根が引っかかり、棒でつついても貫通できませんでした。
 発射の圧力によって、プラスチックが変形していると思われます。
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 将来的にライフルのリローディングをするのなら、インチ表示ができるデジタルノギスがあった方がいいのかな?
 インチ表示のノギスは、計量法の関係で日本で取り扱っている店は少ないとか。

 計測機器は一生物だし、普通の0.1mm単位のアナログノギスしか持っていないので、買ってもいいですが、頻繁に使うものでもないので、悩ましいです。
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Amazonでレビューの多いノギス。





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 安いノギスの比較動画。

 ミツトヨを買っておけば間違いないのでしょうが、他が30ドル以下に対して100ドルですし、海外製品なので保証も微妙です。
 30ドル以下のお勧めのiGaging IP54 が現実的か。

2016年2月4日木曜日

12番スラッグの弾頭鋳造、キャスティングの型

Lee社のモールド
http://leeprecision.com/bullet-casting/bullet-slug-mold/
 型がアルミなので比較的安いが、耐久性が無いという情報もある。
 尻の部分にはブリッジが入っていて、変形しにくくなっているとか。
 重さが2種類あるが、直径は同じで長さが違う。
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(1)Lee社 1oz Slug Mold $32.98  diameter .681inches  length .640inches
MidwayUSA 26ドル
ワッズの中に入れて使う。
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(2)Lee社 7/8oz Slug Mold $32.98  diameter .681inches  length .545 inches
ワッズの中に入れて使う。
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Lyman社。
Lyman社のモールドには、別途ハンドルが必要  $39.99
Lee社の90005ハンドルが互換性があるという情報もある。14ドル

(3)Lyman社 Foster Slug  
重さ475gr 品番#2654012 定価$92.95

MidwayUSA 
Lyman 1-Cavity Shotshell Foster Slug Bullet Mold 12 Gauge (705 Diameter) 475 Grain
直径0.705インチ(17.91mm)

 こちらの情報によると、ワッズを切り取って使うので、弾頭がバレルにこすれ、掃除が大変だとか。
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(4)Lyman社 Sabot Slug  エアライフルと同じ鼓型の弾頭
重さ525gr 品番#2654112 定価$92.95


Lyman 1-Cavity Shotshell Sabot Slug Bullet Mold 12 Gauge (681 Diameter) 525 Grain $75.49
直径0.681インチ(17.30mm)
ワッズの中に入れて使う。

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(5)ロシア製Svarog Match
 Lymanに似た鼓型、プラグ4本あり
https://www.ebay.com/itm/Sabot-Slug-12-gauge-bullet-mold-mould-Svarog-Match-4-in-1-Full-complete-set/272919407497?hash=item3f8b43ab89:g:vMYAAOSwUchaAcui
100ドル
直径0.685インチ(17.40mm)
ワッズの中に入れて使う。

34 grams (525gr)
32 grams (494gr)
30 grams (463gr)
28 grams (432gr)


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(6)ロシア製Svarog Paradox
https://www.ebay.com/itm/Bullet-Slug-Mold-mould-Svarog-Paradox-12-gauge-3-in-1-Full-complete-set-New/273023441607?hash=item3f91771ac7:g:~6kAAOSwOuBbqJ4B
直径0.724インチ(18.39mm)
専用ワッズなど3種類のプラグあり。
114ドル
ユニバーサルは36 rams(555gr)


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(7)ロシア製Svarog Zveroboy 
直径0.728インチ(18.49mm)
先端形状2種類のプラグあり。
118ドル
35 grams (540gr)

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(8)ロシア製Svarog Italian 
https://www.ebay.com/itm/Bullet-Slug-Mold-mould-Svarog-Italian-12-gauge-2-in-1-Full-Complete-set-New/273283926299?hash=item3fa0fdc91b:g:iygAAOSw3Ypbrch5
直径0.724インチ(18.39mm)

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(9)Lyman ラウンドボール(丸弾)
http://www.lymanproducts.com/lyman/bullet-casting/round-ball-moulds.php
 上で紹介したワッズを使う弾頭は0.681、使わない弾頭は0.705
 銃身の口径は、シリンダー0.729、スキート0.724、インプシリンダー0.719となっています。


Lyman 12ga 690 Round Ball Slug Mould 
ballisticproducts  $ 71.99
直径0.690インチ(17.53mm)
ワッズに入れて使うには大きい。
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(10) Lee ラウンドボール(丸弾)
Lee 1-Cavity Bullet Mold (690 Diameter) Round Ball 
midway $ 21.99
直径0.690インチ(17.53mm)

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(11) RCBS ラウンドボール(丸弾)
ROUND BALL MOULD .678 $126.95
http://www.rcbs.com/Products/Bullet-Casting/Bullet-Moulds/Special-Order/Round-Ball-Mould-678.aspx

RCBS 1-Cavity Bullet Mold 678-R (678 Diameter) Round Ball
Midway  $124.99
直径0.678インチ(17.22mm)
ワッズの中に入れて使う直径
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(13) ラウンドボール型のオーダー
http://www.jt-bullet-moulds.co.uk/moulds.html
 0.601"から0.850" は30英ポンド(約4000円)
 ハンドルはLymanや互換性のあるLeeの90005を使う。
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(14)別のロシア系
http://bulletmold.ru/%D0%B0%D1%81%D1%81%D0%BE%D1%80%D1%82%D0%B8%D0%BC%D0%B5%D0%BD%D1%82/prices-leyki/
Svarogには無い形状があります。

2016年2月3日水曜日

銃検査に行ってきた

 今年はサミット開催の関係で、銃検査が早くなっています。
 平成27年10月21日 丁保発第190号 銃砲の全国一斉検査の実施について
https://www.npa.go.jp/pdc/notification/seian/hoan/hoan20151021.pdf
平成28年1月12日(火)から4月30日(土)までの間に実施すること。

 平日午前に時間が設定されていたので、休みをとって出かける。
 銃の検査は、許可証の数字と実際の銃の計測を比べる。
 製造番号・銃身長・口径あたりの基本的な部分。
 弾の使用状況簿と、保管状況報告書などを提出し、簡単な質問をうけて終了。
 10分程度で終わりました。

 猟友会の人がいたので、ちょっとした世間話をしました。
 鴨がいる場所の話題にもなりましたが、○さんの家の裏という表現なので、いまいち場所が分からない…

 初めて会うハーフライフル持ちの人や、エアライフル持ちの人もいました。
 平日で急いで準備したので、名刺を忘れたのが痛い。

2016年2月2日火曜日

インドのオフロード車が面白い

 狩猟とは直接関係ない脱線ネタ。
 インドのオフロード車事情。多様性があって面白い。
 2.5Lディーゼルエンジンが多く、サイズも日本に合っているが、輸入となるとハードルが高い。
 マルチスズキのジプシー。ジムニー拡大版の1300ccエンジン。
 インド映画に出てくるように、軍や警察のイメージが強いが、2万7千台も納入していたのか。
http://www.livemint.com/…/Is-it-the-end-of-the-road-for-the
 次期の軍用車には能力不足らしい。
 排ガスや安全関係、後部座席が縦置きと日本では無理だが、ベースは魅力的。
 2014年のモーターショーで発表したジプシー Escapade(エスケペイド)も良い
https://www.youtube.com/watch?v=2EMMLTo1CtA
 フォース社のグルカ。
http://www.forcemotors.com/vehicle/index/force_gurkha
 タタ社
http://www.xenon.tatamotors.com/
http://safari.tatamotors.com/
http://movus.tatamotors.com/
 マヒンドラ社
http://www.mahindra.com/business/automotive
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 狩猟を始めてみたものの、普通車ではちょっと厳しい場面がある。
 狩猟をやっている人はランドクルーザー、ハイラックス、ジムニーが多い。

 この先、ライフルを持つようになるまで10年以上続ける予定の趣味としての狩猟を充実させるのであれば、そういったオフロード車も道具として必要か。
 定住で家持ちならエイヤっと買ってしまうのだろうが、転勤族だとちょっとハードルが高くなる。
 今シーズンはこのまま行くとして、来シーズンに向けて考えよう。

半日歩くも空振り

 半日の時間が作れたので、家から近い、除雪してある林道に行ってみる。
 林道の一番高い標高に待避所があったので停め、スノーシューで尾根沿いを歩く。
 鹿の足跡や糞はあるが、あまり新しくないので打ち切って戻る。
 GPSログでは距離750m40分
 歩き始めの気温は-15度ぐらいだが、無風なのであまり寒さは感じない。

 車で数分移動し、雪で埋まっていて車が入れない林道の枝道を歩く。
 今年伐採した場所のようで、搬出路もしっかりしている。
 倒した広葉樹の皮を食べていたり、足跡もあるが、鹿の密度は低め。

 足跡を追ってみたものの、警戒音を3回聞いただけで、鹿の姿は見えず。
 気温は-5度ぐらいだが、歩き続けると暑い。
 途中、手袋・ネックウォーマー・帽子などを脱着するが、ザックを下ろさないまま仕舞えるポーチがあると便利。
 軍物でいうマガジンポーチ、ダンプポーチや、アウトドアのチェストバッグやサコッシュ的なもの。
 「残滓にありつける事を学習したカラスが、鹿の位置を教えてくれるのでは?」「ヤタガラスはそんな狩猟時代の伝説の名残」という想像が膨らみ、途中からカラスを追ってみるが、鹿の姿は見えず。

 比較的傾斜がゆるく、尾根から尾根は300mぐらいで、トレッキングするにはちょうどいい地形。
 ライフルならば遠射で対岸の鹿を倒せるのか?

 結局、警戒音を3回鳴かれただけで、姿は見えずじまい。
 GPSログでは距離2.1km2時間5分
 気の向くままにスノーシューで歩いたが、林道をピストンで往復するのであれば、始めはスキーで行き、途中からスノーシューに履き替えるも良さそう。

 アルミの板状フレームのスノーシューだったが、1月18日ごろの大雪から時間が経っているので雪の表面が固く、踏みしめる音は響く。
 木のカンジキの方が静かに動けるだろうが、浮力は少ないので悩ましい。

 斜面を直登したり、林道法面を登ることもあるので、スノーシューも登山向きのモデルが良い。
 伐採地を歩いたので、たまに雪を踏みぬいたり、枝に引っかかることがある。
 じわっと倒れるので、銃に雪がつかないようにする余地はあるが、銃床やリコイルパッドは雪に埋もれる。



 林道法面に土が出ているが、ミネラル分を求めて鹿が通っているらしき足跡がある。

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 鹿は獲れないものの、スノーシューを履いて縦横無尽に雪山を歩くのは楽しい。
 登山にも言えるが、そういった事ができる時間・体力・お金があるありがたさを感じる。

 引っ越してきて1年10カ月。
 雪が無い時期の鹿の動きは何となく分かっているつもりだが、雪が積もってからの場所が分からない。

 「雪が降ると山から下りてくる」というざっくりした鹿の習性の話があるが、じゃあ何処に何時いけば会えるのか、という個別の話は、猟場に通わないと分からない。

 晴れて無風だと歩きやすいが、鹿に気づかれる可能性も高い。
 ある程度風があり、どんよりしている天気だったり、薄暗い時間帯の方が、こちらが先に発見できるような気もします。
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 最近だと、国道沿いの南斜面が雪が少なくて、昼間に餌を食べている鹿を見たことがありますが、別の用事で銃を持っていなかったですし、人目が多くてさすがに撃てない状況でした。
 雪が比較的少ない場所や、日当たりのよい尾根などを探すとしよう。

 あとは、スノーシューをつけて4時間ぐらい歩ける体力づくりが課題。
 雪が無い季節にジョギングするとか、猟期はこまめに山に行って歩きまわらなくては。

 もう2月に入ったので、猟期も少なくなってきました。
 とにかく山に行く機会を増やさないことには、出会いも増えません。

2016年2月1日月曜日

吊るし解体をした

 機会があって、解体場でシカを解体してきました。
 一人で寝かせたまま解体したことがありますが、吊るしてやると、また勝手が違います。

 一通り解体してみての感想。
・半矢にして走らせたのか、蒸れた肉を見ることができた。
 即死の個体に比べ、色があまり鮮やかではなく、灰色っぽい。

・前肢、後ろ脚ともに、蹄がついている間接はすぐに外してもいい。
 ある程度腱を切ってから、逆間接に入れて折る。
 後ろ脚の間接を外しても、フックにかける腱は切れないのは意外でした。

・前肢は肩に関節がないので外しやすい。
 肢の方に肩甲骨がついている。
 骨から肉を外すのは、前肢の方が手間がかかります。

・内ロースや、アバラ周り、アバラの後ろのFlankと呼ばれる部位は、寝かせたままでは取りにくそう。
 Flankは解体を間近に見て分かりましたが、アバラの下から後ろ脚の付け根までの間の、表面のごく薄い肉です。
 人間で言うと腹筋と脇腹
 内ロースをGutlessで取る方法も、かなり難易度が高そう。

・首は固いからという理由で敬遠されていたが、料理方法次第な気もする。
 そのあたりは部位別の料理をもうちょっと勉強しなくては。
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・数人で解体したが、moraナイフが人気。
 マキリを持っている人もいた。

・肝臓の寄生虫、肝蛭(カンテツ)を見ることができた。
 内臓系を食べるには、病気を見極める目と、後処理をする能力が問われるので、ちょっと難しそう。。

・ペットシーツを持ってきた人もいますが、あまり突っ込みは入りませんでした。
 皆、知っているのか、スルーなのか。
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 狩猟という趣味の要素の1つが、解体と料理。
 運搬・解体・保存・料理のどれをとっても、なかなか奥が深そうです。