2018年3月20日火曜日

小口径アダプターと22LRのスムースボア銃

 元折れ単発銃の動画を探していたところ、小口径の弾を撃てるようになるアダプターを発見しました。
https://www.gunadapters.com/


12 gauge to 22 LR or Shorts Scavenger Series $24.99

・アダプターの長さが短い
・固定と燃焼ガスの逆流防止にOリングを使っている
 ということで、精度はそれほどではないようです。

 銃の練習であるとか、サバイバル用の意味合いが強い。
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 この商品は日本で使えるだろうか。
 こういったアダプターは、法的には何に当てはまるのだろうか。
 替え銃身という解釈だと、未登録かつ短い替え銃身の所持などで法的に引っかかる恐れがあります。

 スムースボアのシリーズもあります。
 全長2.75インチのスムーズボア銃身で撃ったところで、どんな精度になるのか分かりませんが、練習程度にはなるのでは。

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 日本の銃刀法ではライフリングさえなければ、散弾銃になります。
 ライフル銃のライフリングを削れば散弾銃として登録できるか?については、Yahoo知恵袋が参考になります
 ライフリングを半分削った銃は、法的にはライフル銃ではなく散弾銃だが、通達や運用レベルで許可が下りないということらしい。

 所持許可が出ている以外の口径の弾が買えません。
 散弾銃登録でライフル弾は購入可能かどうかという微妙な問題があります。

 ライフリングの有無でライフルかどうかを判断している法律なので、ライフル弾が使える散弾銃があって当然なのですが。

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 散弾銃の替え銃身として、スムーズボア22LR銃身というのはありえるのだろうか?

 改めて法律通達を見てみました。
 大口径の規制はこちら。

 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律施行規則
第十条 3項
二   口径の長さが十番の銃器又はこれより口径の長い銃器を使用する方法

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 銃砲刀剣類所持等取締法施行規則 
(猟銃又は空気銃の構造又は機能の基準)
第十九条  
2  令第九条第二項第三号 及び第二十七条第一項第四号 の内閣府令で定める口径の長さは、次に掲げるとおりとする。ただし、専らとど、熊その他大きさがこれらに類する獣類の捕獲(殺傷を含む。)の用途に供する猟銃の口径の長さは、国家公安委員会規則で定める。
一  猟銃
イ ライフル銃 十・五ミリメートル
ロ ライフル銃以外の猟銃 十二番
二  空気銃 八ミリメートル

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 小口径について規定されている法律や通達はこれだけです。
 ライフル銃の直径5.9mm以下が狩猟に使えないという根拠になります。

 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律施行規則
第十条   法第十二条第一項第一号の環境大臣が禁止する捕獲等は、次の表の上欄に掲げる対象狩猟鳥獣ごとに、それぞれ同表の中欄に掲げる区域内及び同表の下欄に掲げる期間内において行う捕獲等とする。

3   法第十二条第一項第三号の環境大臣が禁止する猟法は、次に掲げる猟法とする。

五   装薬銃であるライフル銃(ヒグマ(ウルスス・アルクトス)、ツキノワグマ(ウルスス・ティベタヌス)、イノシシ(スス・スクロファ)及びニホンジカ(ケルヴス・ニポン)にあっては、口径の長さが五・九ミリメートル以下のライフル銃に限る。)を使用する方法

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 ライフル銃以外の猟銃については、小口径の規定が無いようなので、散弾銃の22LRは法的にはありえるということになりそうです。
 22LRの威力で鹿が仕留められるとは思いませんし、練習用としても精度が微妙ですが。
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 ちょっと気になったので、22LRのスムースボア銃を探してみました。

 現行モデル
 Remington 572 BDL FIELDMASTER
https://www.remington.com/rifles/rimfire/model-572-fieldmaster/model-572-bdl-fieldmaster
 2006年発売当時のプレスリリース
 ポンプアクション

 以下、過去のモデル
 Remington 580 smoothbore 22 cal
 取扱説明書

 Remington 514SB
 1948年から1970年にかけて製造

 Remington 597 smoothbore
 Remington 572
 Remington 510 Smooth Bore 22 caliber rifle.
 Remington 121 Routledge

 Savage MKIG 22LR Smooth Bore

 Marlin Model 25MG

 古い話になると、アニー・オークリーがウィンチェスター1892(44WCF)のスムースボアを使っていたとか。

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 ライフリング銃身で銃の精度があり、スコープも付いて、将来のライフルの練習になるのならともかく、スムースボア22LRは微妙な立ち位置です。
 基本的に、スズメや蛇を撃つための、22LR散弾を庭で撃つような銃(Gargen Gun)です。

 安い弾で1年目から練習するとか、バーミントや鳥撃ち用などであれば、エアライフルで十分です。

 22LRライフルは、海外では子供や初心者の入門用、裏庭でのプリンキングあたりの位置づけです。
 日本では小口径のため射撃場でしか使えませんし、標的射撃に使うには推薦が必要になるので、所持のハードルはかなり高いです。

 20番のボルト式散弾銃のミロクMSS-20は日本でのみ流通しているようですが、それが出回るのも、日本の銃行政に合わせた形ということでしょうか。
 ロシアでも20番のボルト式散弾銃はありますが、過去にライフル所持が厳しかったという意味では、似た状況だったのかもしれません。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。昭和51年ごろ、法改正で22口径のライフル所持出来なくなった際、スムースボアにして散弾銃とした加工が流行ったようです。

    22LRの散弾は日本装弾が2000年代まで輸入してましたが、22口径では雀撃ち位の実用性しか無く、装弾も入手できない今では持ってる人も少ないでしょう。

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  2.  そんな時代があったのですね。
     今回は22LR散弾を使っての実猟目的ではなく、弾が安い練習用スモールボアとして使えないかという想像でした。
     過去に22LR散弾銃があったのなら、Remington 572 の散弾銃登録も不可能ではないのかもしれません。

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