2019年8月2日金曜日

ボルトリフト(ボルトノブ)を作ってみた

 ボルト式ライフルでは、操作性の向上のため、ボルトノブを大きくする例があります。

 KRG Tactical Bolt Knob Lift
https://www.thefirearmblog.com/blog/2016/04/20/krg-tactical-bolt-knob-lift-remington-700/

https://kineticresearchgroup.com/product/bolt-lift-sv/

https://kineticresearchgroup.com/product/bolt-lift/
 要するに上下に分かれたパーツを滑り止めのOリングをつけてネジ止めするもの。
 アメリカでは30ドルぐらい。

 汎用のシリコンボールタイプ
https://ja.aliexpress.com/item/Tactical-Vector-Optics-Rifle-Bolt-Action-Soft-Silicon-Ball-Cover-Handle-Knob-Hunting-Shooting/2018301587.html

 英語圏の同様の商品はいまいちというレビューが多い

Savage Axis Tactical Bolt Knob Review/Install
https://www.youtube.com/watch?v=PPOpS2L2wfk

 メジャーな銃でボルトノブ自体が分解できるものは、アフターマーケットパーツが出ている場合もある。
 Savage Axis Homemade Bolt Knob
https://www.youtube.com/watch?v=R8TUEt7bcSA
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 天邪鬼な性格もあるが、既製品をポン付けするのに面白みを感じない。
 こうしたいという方向性や理想があるのなら、自分で作ればいい。ウルトラライト系登山で言うところのmake your own gear

 ネットでの「言いだしっぺの法則」。
 欲しいものが無ければ自分で作ればいい。

 既製品をポン付けしているのは、バイクの盆栽っぽい印象がある。
 ステーぐらいでもいいので、仕上げは汚くとも、自分なりに加工している方が好印象。

100円ショップに、熱で柔らかくなる樹脂が売っています
 商品名は「お湯まる」「イロプラ」
 紙粘土などが並んでいる、工作コーナーに置いています。
 ボルトノブを大きくするだけなら、これでいいのでは?という気がしてきました。

 試しに作ってみました。
 モスバーグM695という古いボルト式のサボット銃です。
 上下から挟む方式のカバーを試しに作ってみたことがありますが、柄も丸いので、何かを削って作っても、回ってしまう可能性があります。



 ボルトの球の直径は約18.7mm

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 回転しにくくなるよう、マスキングテープを適当に巻く。
 器に熱湯を注ぎ、イロプラを漬ける。
 今回は200円分を使用。
 それなりに熱いので、ゴム手袋をする。
 柔らかくなったらお湯から引き上げ、水分を切ってからボルトノブに一気に巻きつける。
 作業時間20分で完成。



 完成図
 長さは+15mmぐらい。
 長くなったので、テコの原理で軽いチカラでも上がるようになった。

 微妙な凹みがあって、人差し指がかけやすい。
 硬めのゴムぐらいの感触で、たわみは少ない。
 100回ほどボルト操作をしてみたが、心配したズレや回転もない。

・材料は200円
・失敗しても作りなおせる
・形が自由に変えられる

 ちょっと試してみたい人にお勧めです。
 回ったりずれるのが心配なら、不可逆になりますが、ボルトノブにローレットなりチェッカリングのような溝をつけてから巻きつければいい。

 ノブを木で作ろうとしたことがありますが、どこに仕舞ったっけな…
 引っ越しのどさくさで段ボールのどこかに紛れてしまいました。

 カッチリした仕上がりが欲しければ、エポシキパテやレジン、FRPなどでも作れそう。
 

セメダイン 補修・成形 エポキシパテ 木部用 30g ブリスター HC-118
強度があり、手に入れやすろうなエポキシパテ。
520円


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