2019年8月29日木曜日

グリーナ式元折れ単発銃

最後の鉄砲鍛冶」という本で知った銃。

P180 この単発銃は、英国のグリーナ式単発銃として、わが国では明治・大正年代に盛んに造りだされたもので、その銃が時代の流れによって消滅されようとすることは、生き残った銃口のひとりとして残念でならない。

 東京の岡本銃砲店が明治・大正時代に養成した銃工の中で、終始一貫グリーナ式元折れ単発銃の製作に従事し、十二、三歳ごろの徒弟時代から晩年の七十余年間、八十六歳の天寿を全うするまで、ただ単発中だけに一生を打ち込んだ斎藤音次郎名人の熱意には、まったく頭が下がるばかりである。

------------------------------
 気になったので調べてみました。
 日本語圏では情報が引っかかりません。

 Greener
 https://www.wwgreener.com/
 現在は高級な水平二連散弾銃を作っている会社のようです。
 英語wikipedia
 チョークの開発・普及で有名になったとか。

 こちらの銃になるのでしょうか。
 元折れとはちょっと違う感じがします。
https://www.tmguns.co.uk/greener-shotguns-for-sale.html

https://www.youtube.com/watch?v=pijt-rB8g0o&t=323s
https://www.youtube.com/watch?v=PB_I7Hc2Acc

現在の12番薬莢を使えるモデルもあるということで、ちょっと気になる存在です。


 グリーナ銃を元にした銛打ち銃は、映画「ジョーズ」にも使われたそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=CwdGYMM2bHM

 Martini-Henry
https://en.wikipedia.org/wiki/Martini%E2%80%93Henry
 同じ形のアクションを使っているライフル銃。
 1871~1918年頃の銃ということで歴史を感じます。


0 件のコメント:

コメントを投稿