2018年1月16日火曜日

革砥を作ってみた

 刃物の研ぎの仕上げに使われる革砥。
 床屋さんの剃刀の仕上げのイメージがあります。
 実際に使ってみないと、どれ程の物か分からないので、作ってみました。

【材料】
1.土台の木材
 家にあった長さ32cmの1x4材の切れ端(約2x9cm)
 こちらの情報によると、研ぐ角度が変わらないよう、たわまないものが良いそうだ。



2.革
 革は東急ハンズ銀座店に売っていた、端切れ詰め合わせ(200g300円)
 A4サイズ袋に革が5枚入っていました。
 神戸リザードというレザークラフト会社の製品らしい。
http://www.kobe-lizard.com/
 牛ヌメ1kgパック \1,200
http://www.kobe-lizard.com/item.php?mode=show&seq=790
 厚さ1.5mmほどのものを使用。

3.研磨剤
 青棒(600円)
 ダイソーでも売っていました。
 ピカール(350円)


4.オイル
 青棒を塗るための油。
 椿油100%はハンズで1200円、HCで1480円とやや高い。
 解体に使っている細目鋸の防錆にも使うので、成分が「食品添加物流動パラフィン」のエーゼット刃物専用サビ止め油 220ml  プッシュスプレー式を購入。
 どのみち青棒などで研げば洗う必要があるので、食用可能な椿油100%にこだわる必要はなさそう。
 そもそも油が必要なのか?結局使いませんでした。

--------------------------------------------
 既製品はこちら。
Bush Craft(ブッシュクラフト) オールサイドパドルストロップ(革砥)  3,240円
革面サイズ:約30cm×5cm(広面)、約30cm×2.5cm(狭面)全長:約43cm


協進エル 砥ぎ具 ルージュスティック台(革砥)  723 円
全長28cm幅4.5cm
http://p-leather.net/?pid=20044730#

VERY100 レザークラフト 砥ぎ具 ルージュスティック台(革砥) 木台 2個セット 1,150 円
サイズ:28×4.3×1.1cm

--------------------------------------------
【制作】
1.板を均す(ならす)
 棚に使っていた木なので、接着剤がついていた。
 紙やすりで削って平らにする

2.板に革を張る
 木工用ボンドでも良いが、将来的に張りなおすことを考え、両面テープを使う。
(水に漬ければ木工用ボンドは剥がれますが)
 テープは家にあった幅12mmの普通強度のもの
 革が余っているし、ナイフの付け根など細かい部分を研ぐかもしれないので、4面に革を張る。

3.青棒を擦り付ける(写真は途中段階)
 青棒は硬めのクレヨン程度の感じ。
 油を使わなくても擦り付けられたので、これで良しとする。
 30x9cmに縫ってもわずかしか減りません。
 もっと小さなサイズでも十分です。
--------------------------
 #1000の砥石の次に革砥を使ってみました。
 青棒面は油を使っていないので、研いだ後にOAクリーナー的なウェットティッシュで拭けば、すぐに紙を使った試し切りが出来ます。
 水砥石の場合、水気をふき取るのが地味に面倒です。

 紙の試し切りでは、切れ味が増すのが分かります。

 結論としては「もっと早く作っておけば良かった」です。
 カッターナイフなども革砥でさっと整えれば、切れ味が復活します。
--------------------------
 「柔らかい素材に研磨剤を塗り、エッジを整える」という意味では、革にこだわる必要は無いような気もします。
 木やゴム、布、フェルトでもいいのでは?

 剃刀用の革砥では裏と表があり、仕上げは表面でやるようです。
 表面は研磨剤はついていないが、そこにどんな意味があるのか。

 色々やった結果、革に行き着くのであれば納得いきますが、形だけで意味を考えないのは避けたい。
 革にしてもザラッとした裏側を使うとされていますが、荒さや厚みまで比較・物理的に言及している情報は少ないです。

-------------------------
 確かに切れ味は増しましたが、#1000の後に革砥より、#5000などの仕上砥までやってからのほうが良いか?
 刃先の潰れの修正具合を見ると、革砥でもそれなりに研磨力があるように見えます。

 とりあえず手持ちの焼結砥石#1000+革砥で不満は無いので、現状維持かな。
 買い足すとしたら、セラミック砥石のシャプトン刃の黒幕#1000(2800円)
 焼結砥石とセラミック砥石の差、ステンレスでの削れ具合と、水に漬けなくても良い簡便さを試してみたい。

 #5000(4700円)は必要か?
 革砥で仕上げをすると、あえて#5000で研ぐ意味が分からなくなってきます。

 今後20年もしくは死ぬまで使える道具として考えると、7500円は安いような気もしてくるかも…?

0 件のコメント:

コメントを投稿