2017年11月1日水曜日

単発元折れの散弾銃(ライフリング・スコープ取り付け可能)

 単発のスラッグガンで価格が安く、スコープが付けられるものを探してみた。
 リスト化しました。
 single shot break barrel shotgun
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1iLF148lD9f-gl5lL-uYep3O8pclXxNfyQ8Z9Kfv4_jE/edit?usp=sharing

関連記事:単発元折れの散弾銃(スムースボア)
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 Harrington & Richardson Ultra Slug Hunter
 ハリントン&リチャードソン ウルトラスラッグハンター
http://www.hr1871.com/Firearms/Shotguns/ultraSlug.asp
 250ドルぐらい。
 12番と20番あり。

 1871とあるように、かなり歴史のある会社ですが、2000年11月からレミントングループ(マーリン)の傘下にあります。
 New England Firearms 名義ではPardnerという名前の銃

 参考動画
 H&R Ultra Slug 20 Gauge Revue
https://www.youtube.com/watch?v=NtVnA9-FdqE

 通常版の24インチヘビーバレルは9ポンド(4.08kg)かなりの重量です。
 スコープ込みだと10~11ポンド(4.5~4.9kg)するとか。
 その重さが反動を消す役目を果たすのと、ツリースタンドなどで待って撃つのにはいいらしい。
 歩いて回る狩猟には…とレビューされるのも納得。

 重さの参考として、例えばレミントン870の26インチ銃身は7.25ポンド(3.28kg)
 自動銃の軽めのベレッタA400は2.85kg、標準的なレミントンバーサマックスは7.75ポンド(3.51kg)

 24インチバレルでも、5.25ポンド(2.38kg)と軽量なウルトラスラッグライトハンターもあります。
 使用例としては通常版のレビューが多いですが、ライト版の精度はどうなんでしょうか?
 
H&Rは精度もあって単発なのがいかにも銃らしく、レビューも多い
 情報が多い掲示板
 Weaver style scope baseがついている。
 マニュアル

 2015年には製造中止になったようです。
https://www.fieldandstream.com/blogs/the-gun-nuts/goodbye-to-the-ultra-slug-hunter
 ULTRAGON RIFLINGという多角形のライフリングを採用しています。
 レミントン870のスラッグモデルでも使われています。

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 Thompson Center Encore PRO HUNTER SHOTGUN SLUG
 トンプソン&センター アンコール


 先込め式のマズルローダー、簡単に銃身交換可能なディメンションなど、ちょっと変わった銃を製造しているメーカー。
https://www.tcarms.com/firearms/interchangeable-platforms/encore-pro-hunter/encore-pro-hunter-shotgun-slug
 $ 892
 12番と20番あり。
 全長42.5インチ(108cm)
 重さ7.5ポンド(3.4kg)
 28インチのフルーテッドバレル
 ツイストは20番 1:24”12番は 1:28”

 社外バレル
https://www.eabco.com/EncoreSlugBarrels.htm
 スコープマウント
https://accessories.tcarms.com/shop/scopes-and-mounts/mounts/

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CVA Hunter
 CVA(Connecticut Valley Arms)もマズルローダーを多く作っている会社。

https://cva.com/product/hunter-20-gauge-rifled-slug-blued-with-black-stocks/
 261ドル
 20番、全長39インチ(99cm)、 重さ5.8ポンド(2.64kg)、24インチバレル、1:35" Twist、

 コンパクトモデル
 261ドル
 20番、全長39インチ(99cm)、 重さ5.5ポンド(2.5kg)、24インチバレル、1:35" Twist、
 プル13~14インチに調整可能。
 バレルはBergara製

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Henry USA
2021年1月に追加
ライフリング銃身のH015-12S Slug Barrel。スコープマウント可能

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 どれも水平二連のように、銃を折って排莢します。
一発勝負で仕留めてやる、という雰囲気があり、なおかつ銃の値段も安いので面白いです。

 しかし、日本で使うにはハーフライフル加工をしないといけないので、ハードルが高いです。
 結局、手に入れやすいサベージかブローニングで、となってしまいそう。
 アメリカではsavege 220は実売価格500ドルなので、あえて単発を選ぶのは、よっぽどの好き者になりそう。
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 アメリカのライフル規制のある地域で、スラッグ銃やマズルローダーが許可されている場合がある。
 デラウェア州、アイオワ州、イリノイ州、バージニア州と他の領域の一部は、ライフルが規制されており、スラッグ銃やマズルローダーで鹿を撃っているとか。

 参考:マズルローダーについて州別のまとめ
http://muzzle-loaders.com/articles/regulations-by-state.php
 ルイジアナ州では「Primitive Firearms 」というカテゴリもある。
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 日本のライフル10年の決まりは、「威力(殺傷力)が強く」、「命中精度が高く」、「射程距離が長い」ため、10年間の経験を積んでからという意味合いがある。
http://www.env.go.jp/council/12nature/y124-03/mat02.pdf

 しかし、威力や射程距離は、弾と弾頭の重さで決まる部分が大きい。
 命中精度は、スラッグ銃のライフリングを削らない方が、むしろ良い。
 銃身にライフリングが刻んである=ライフルなので、半分以下なら散弾銃という扱いにする、という解釈だと思うが、ガラパゴス的なハーフライフル銃にどこまで意味があるのか疑問。

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 平成21年の銃刀法改正で「ライフル銃及び散弾銃以外の猟銃」という名称が区分された。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/tetuzuki/gun/gun.htm
※従前「散弾銃」としていた猟銃のうち、散弾を発射できる猟銃のみを今後とも「散弾銃」とし、散弾を発射できないもの(通称「ハーフライフル銃(スラッグ弾のみ発射でき、散弾が発射できないもの)」等)については「ライフル銃及び散弾銃以外の猟銃」と呼称することとなりました。

 10年経って購入するライフルより、1年目に手に入れるハーフライフルの方が高いというのは、どこか歪んでいる。
 日本独自の規格を無くせば、ハードルももうちょっと下がると思うのだが。 
 
 警視庁のサイトに書いてある「スラッグ弾のみ発射でき、散弾が発射できないもの」をクリアしたものを「ライフル銃及び散弾銃以外の猟銃」とできないものか。

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 上で紹介したのはハンマーが外から見えるタイプだが、普通の上下二連のようにハンマーが見えない単発ショットガンもある。
 Hammerless single barrel shotgunで検索するとそのタイプが見つかる。
 古い日本製だとKFC model 33もそうらしい。


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