猟期中ですが、罠による有害鳥獣捕獲を手伝ってきました。
設置1日、見回り4日で10頭の成果。
銃猟は、場所・時間・射程距離内の接近・射撃精度が組み合わさらないと成果に至りません。
掛け算なので、どれかの要素が1つでもゼロなら、成果もゼロになります。
罠は24時間動いてくれるという利点があります。
捕獲確率を上げるため、罠を増やすことも可能なので、成果は比較的出しやすいような気もします。
(毎日の見回りという手間はかかりますが)
狩猟の目的は人それぞれですが、自分の場合、どちらかと言うとトロフィーよりミートハンターや有害鳥獣駆除の要素が強いです。
捕獲した10頭のうち、6頭の解体を手伝いました。
冷蔵庫が一杯だと、出猟意欲がやや減ってきますね。
年末、年度末に向けて仕事も忙しくなりつつありますが、出来るだけ出猟したい。
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今回の罠は、家畜用の飼料の草を圧縮したヘイキューブで鹿を誘引し、餌の周りに罠を仕掛けるという方法でした。
周囲の山を歩いてみましたが、針葉樹林内は下層植生が少ないのはもちろんですが、日当たりの良い広葉樹林内の地表も、落葉と鹿の嫌いな植物が少しで、餌資源が少ないように見えます。
林内より、不成績造林地や荒廃地、林道脇の方が、餌の資源量としては多いのかもしれません。
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余すところ無く使い切るのが理想ですが、実際にはなかなか難しい部分があります。
出口戦略として、作るのが簡単で万人受けする鹿肉料理があれば良いのですが。
おすそ分けで声をかけると「ロースなら欲しい」という人もいます。
解体して配るほうの心理としては、肉にするまでの過程をちょっとでも想像して欲しい気もあります。
マグロの大トロとかA5ランクの牛肉をありがたがるようなもので、名前だけを見て、本質的な部分が分かっていない印象を受けます。
骨はずしや小分けの手間を考えると、革を剥いて足先を除いた脚1本を、そのまま持っていってもらうのが、一番楽です。
釣りが趣味の人から、40cmぐらいある魚一本を貰っても処理に困るように、鹿の脚一本を貰っても、困る人が多そうです。
実際にやってみれば、骨はずしも、そう難しくはないのですが…
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