2017年7月29日土曜日

鹿の残渣は肥料に使えるか

 鹿や猪の食肉加工施設では、残渣を遠く離れた産業廃棄物処理場に引き取ってもらうため、処理にかなりの費用がかかっていると聞きます。

http://www.maff.go.jp/j/nousin/saigai/pdf/04_chapter2.pdf
 この資料では産廃処理費を1頭15kg×キロ100円としているが、それで収まるとは思えない。
 処理場によっては内臓を出さないままの搬入が基本となっている場所もあるので、産業廃棄物となる重量はもっと多いと思う。

 肥料化できないのか調べてみましたが、偶蹄目のため、BSE関連の法律に引っかかるようです。
 
http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/hiryou/pdf/manual-2.pdf
農林水産省 牛由来の原料を原料とした肉骨粉等の肥料利用に関する手続きマニュアル【第2版】<肥料生産業者向け>平成26年9月

http://www.maff.go.jp/j/nousin/saigai/pdf/08_chapter6_4.pdf
農林水産省 微生物による減量化

北海道 エゾシカ対策課 微生物によるエゾシカの減量化処理手引書
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/est/yk/genryouka.htm

 あくまで減量化であって、肥料化ではありません。
 発酵物は最終的に埋設するか、焼却処理し焼却灰を埋め立てて処理することになります。
 資源としてうまく使えれば良いのですが、なかなか難しいですね。

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