http://www.wmi-hyogo.jp/publication/monograph.html
毎年作成しており、2017年7月現在で9号まで発刊されています。
まだ全部読んでいませんが、新たな発見もありますし、狩猟に使える情報もありそうです。
例えば8号のイノシシ特集。
ベルリンでは訓練したハンターが公園や道路での夜間狙撃が許可されている。
オオカミはイノシシを思ったより食べない。
アメリカでは狩猟者がノブタを生け捕りにして、生息していない地域に放す人がいる。
一時期のブラックバスのよう?
対策の選択肢として避妊薬や亜硝酸ナトリウムも検討されている。
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90から100ページを越すような報告書を毎年作れるだけの体力(職員数と予算)が、兵庫県にはあるということです。
学会誌は敷居が高く、会員にならないと見られない論文が多いです。
一般の農家や狩猟者でも見ることができ、比較的分かりやすい言葉で書かれているこういった資料の存在は、非常にありがたいです。
シンポジウムの内容をまとめた号もあります。
シンポジウムは一過性という記事も書きましたが、記録として保存し、誰でも見られる場所にある事が重要です。
8号の中でのイタリアの研究者さんの言葉
>一般の人たちに明確に情報を伝えるとは我々の義務だと思います。
>このようなことを説明して状況を理解してもらうのは私たち研究者の仕事です。
学問の追及や学会での発表と、一般向けの普及事業は性格が違いますが、少しでもこういった取組が増えてくれればと思います。
地域の鳥獣害に対してじっくり取り組むという意味では、それぞれの県の研究機関が、もうちょっと充実してくれるとありがたいです。
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