銃とわな、狩猟者の連携確認 京都・南丹
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180422-00000008-kyt-l26
>大会では、市猟友会の会員数が2017年末で128人と06年の発足時(124人)から横ばいで推移しているが、銃狩猟者が40%減り、わな狩猟者は3・3倍増えた現状が報告された。
>有害鳥獣頭数の多い地区ほど銃狩猟者が減り、市全体の狩猟者も高齢化していることも指摘された。
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分母が小さいので、変化が大げさに見えるような気がする。
それを差し引いても、全国的にこの傾向はあると思う。
2017年(平成29年)と、2006年(平成18年)で、11年の差。
環境省が公表している鳥獣統計は2015年(平成27年)が最新なので、11年古い2004年(平成16年)の狩猟免状交付状況を比べてみた。
集計方法が異なるので、わなについては、平成16年度は「網・わな」、平成27年度はわなの人数から計算した。
全国でみると、第一種免許(装薬銃)は151,205人→88,588人で0.59倍
わなは43,656人→92,875人で2.13倍。
上で紹介したニュースは、決して大げさな数字ではありませんでした。
環境省の統計を見てもらえれば分かります。
https://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs2.html
それを元に作った表
第一種(装薬銃)の比率を減少率順に並び替え
鹿児島、青森、秋田、高知あたりは少子高齢化で狩猟者をする年齢層自体が減っているのでは。
福島、茨城は放射能汚染も影響していそう。
わな猟の増加率順に並び替え
石川の7.88倍がトップ。県としての後押しもあるのか?
愛知、北海道、神奈川、青森など上位もばらつきがあり、増加原因は分かりにくい。
あくまで免許者数なので、実働は別問題。
環境省のイベントや、山賊ダイアリー以降の狩猟ブームで興味を持ち、銃はハードルが高いから、とりあえず罠免許をとったものの、ペーパー免許で死蔵している層もいるのでは。
捕獲数や狩猟者登録数なども合わせて見れば、何か傾向がつかめるかもしれません。
アメリカもベビーブーマーの引退に伴い、狩猟者数の減少が問題になっているようです。
その中でも、オクラホマ州は狩猟者が微増しているとか。
http://www.tulsaworld.com/news/local/oklahoma-bucks-national-trend-as-hunter-numbers-continue-to-increase/article_72aa7155-2daa-5e05-9989-10b9750415b4.html
調査によると、全国の狩猟参加率は、2011年から2016年にかけて16%減少した。
狩猟を行った人の数は1150万人で、米国人口の5%であった。
同じ期間、オクラホマ州で販売された狩猟ライセンスの数は、サービスの年間ナショナルハンティングライセンスレポートによると、379,884から431,077に13%増加しました。
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