【使った道具】
・トラロープ。
破断強度のはっきりしているロープはなかなか高いです。
牽引する用のロープではありませんが、入手しやすさと実用性として、トラロープが最適解なのでは。
繰り出す際にもつれないよう、水道ホースのドラムに収納。
引っ張る際は初期伸びがあるので注意。
車への固定方法は見ていなかったが、ロープがキンクせず解きやすい結び方があるのか?
・滑車
SY50という滑車
シャックルのロックピンがネジではなく、途中で折れ曲がって脱落防止になるので、抜き差しが早い。
こちらのサイトから転記したスペック
基本使用荷重(t):0.25
最大使用ロープ径(mm):8
車径(mm):50
木への固定は1.5mほどのトラロープの両端をサツマ編みしたもの。
・無線鹿の横について誘導する人と、車の運転手の連携に無線は必須。
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12月で落ち葉が積もる広葉樹林ということもあり、スムーズに引き出しができました。
スキッドコーンやディアスレッドと組み合わせれば、さらに楽になるかも。
北海道あたりでは網を巻き上げるウインドラス(キャプスタンウインチ)をピックアップトラックの荷台に固定するのが本気狩猟車の定番ですが、導入のハードルが高いです。
ロープと滑車を使い、車で引っ張るのは、比較的導入しやすい。
ただし、最低2人は必要。
一人でやった場合、鹿が引っかかるとロープが破断する恐れがあります。
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加工施設への搬入は、内臓を出さない状態で、横隔膜より下を撃たないものが最低条件になります。
単独銃猟で車まで引き出しをする場面があるか?
仮にやるとしたら、木にロープを縛り、滑車を使って倍力システムを使い、人力で引っ張るとか。
適当な木が無い場合もありえる訳で、何メートルのロープを用意するのかも含め、難しい選択になりそうです。
肉を売って生計を得る職業ハンターであれば、林道に近い場所に設置した罠か、搬出可能な場所限定で撃つのかもしれません。
趣味のミートハンターの場合、車までの距離や労力を考えると、現地解体して肉だけ回収し、残滓は埋設するのが現実的だと思います。
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