https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/380410/
> 長崎県警は事件後、猟期以外は発砲に不可欠な部品「先台(さきだい)」を警察に預けるよう指導を徹底。提出される件数は翌年倍増したが、最近は減少傾向とみられる。県猟友会は「先台を預けていたら突然出没する鳥獣に対応できない」と漏らす。
日刊ゲンダイのコラム
北九州で元自衛官立てこもり 猟銃が全国に17万丁の恐怖
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/217378/1
>まともな精神状態だったとは思えないが、男はクレー射撃が趣味で、猟銃所持の許可を受けていた。今年の「警察白書」によると、許可を受けた猟銃は2012年の20万3870丁から減ってはいるが、昨年は17万1313丁。ちなみに、例年8人前後が猟銃自殺をしている。身近に潜んでいる恐怖なのだ。
> もちろん、誰でも猟銃を所持できるわけじゃない。未成年や暴力団関係者、住所不定をはじめ、精神疾患や、薬物、アルコール依存は許可されないし、ストーカーやDV男などもダメだ。講習や教習を経て許可されても、3回目の誕生日ごとに許可の更新を受けなければならない。
> が、裏を返せば、いったん許可されたら3年は“フリー”というわけ。
> 昨年に許可された17万1313丁に対し、取り消されたのは、たったの97丁だった。
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一般的な銃のイメージは、テレビや映画を通してのものが多く、かなり偏っています。
単純な数で言えば、銃より車による死傷者の方が多いです。
2008年の秋葉原や2017年10月31日のニューヨークのように、レンタカーで大きい車を借り、歩行者天国や歩道、スクランブル交差点に突っ込めば車でも意図的に人に危害を加えることができます。
自動車の運転免許の取得や更新には、破産していないことの証明や精神科医の診断が必要ありませんので、そういった事件を事前に防ぐ手立てがありません。
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銃は何かを打ち倒すための威力のある道具ですが、有害鳥獣駆除に必要な道具でもあります。
江戸から戦前の「農具としての銃」の歴史もあります。
有害に使われる銃はともかくと言い出すと、車で例えるのなら公道で走るスポーツカーは要らず、輸送用の車だけで良いという論調と似てきます。
極論で二分化すると、規制を強めたり声が大きい人へ誘導されそうです。
ある程度遊びがあって多様性があるほうが良いのでは。
銃も車も使い方によっては便利な道具なので、単純な締め付けではない方向で犯罪や事故を抑止できないものでしょうか。
銃を他者に向けるような人は、年に一度の銃検査では、どのように審査されていたのでしょうか?
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では、有害鳥獣駆除をする銃は何丁あれば十分なのか。
CPUEと活動日数、有害鳥獣駆除の個体数、年間の増加数予測から、何名(何人日)の銃所持者がその地域にいれば農林業被害を防げるのだろうか。
数値的に表れない脅し鉄砲としての役割や、集落ごとの防御策も違うので、前提条件の設定が難しそうです。
自衛のための罠は有効ですが、罠だけでは対処できない場所もありますし、鳥獣対策に銃は必要です。
専業的な狩猟に充てる時間の多い高齢者が、有害鳥獣駆除を担っている部分もあります。
10年後の狩猟者数と年齢構成で、地域の有害鳥獣駆除を何人日できるのか、ちょっと不安になります。
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