今シーズン1頭目を獲った林道に行ってみる。
空振りだった3日目の尾根へは、この林道から降りていける。
寝屋の場所はGPSに落としてあるので、ゆっくり降りていく。
かなり気を使って歩いたが、先に警戒音を鳴らされ、逃げられてしまう。
木の間からちらっと見えた白い尻までの距離は50m以上あり、ほんの一瞬だったので撃てず。
落ち葉の上で寝ている鹿を先に見つけられれば良いが、見つける目が無いのと、視界を遮る木が多いせいで、音で気付かれている感じがする。
落ち葉が乾燥していれば足音が響く。
ほどほどに落ち葉が湿っていて、なおかつ風雨で足音が分かりにくい状況でないと、近づけない気がしてきました。
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気を取り直して、衛星写真で見つけた森林内の草地を目指す。
古い搬出路を歩いていき、そろそろ近づいた時に、上から警戒音が。
じっと固まり、木化けすると、再び警戒音。
音の方向と大きさからして、かなり違い。
視線だけ音のする方向を見るが、太い木があって分からない。
枝を踏まないように足を踏み替え、ボルトを閉鎖して装填する。
音のする方にゆっくり銃を上げるが、鹿の姿は見えない。
鹿は鳴き続けており、あまり動かないので、じんわりと横移動する。
木の向こうに鹿の耳が見え、頭が見える。
ヘッドショットなら撃てるかも?と思うが、あいにく、鹿の姿がシルエットになっており、空に向かって撃つ状況なので発砲できない。
鹿からも自分の姿が見えたのか、警戒音を鳴いて走られる。
鹿が見えなくなった尾根まで30mほどなので、急いで追う。
尾根に到着してみると、そこはススキ原になっていた。
林業として木を植えたが、シカ食害のため、うまく育たなかったのだろう。
逃げたと思われる鹿は右にチラッと見えたが、視界正面に別の鹿が2頭いる。
一瞬固まっていたが、逃げ出す鹿。
立射で2発撃ちましたが、外しました。
距離は80mぐらい。
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同じ林道の、別の草地を目指す。
小さい草地には鹿の気配が無く、糞や寝屋の跡も少ない。
そのまま等高線沿いに移動し、大き目の草地に移動する。
衛星写真では草地っぽかったが、実際は潅木とススキが混じる植生になっていた。
ススキ原の時も思ったが、走っている鹿はともかく、寝ている鹿を藪やススキの中から見つけるのは相当難しい。
草地を覗き込む場所で、しばらく捜索するが、鹿の姿は見えない。
じわじわと進んでいくと、警戒音が。
前回と同じく、距離100mぐらいで藪から鹿が現れ、隣の杉林に逃げ込む。
あわてて立射するも、当たった感じは無い。
血の跡を確認しようと、普通に歩いていると、藪から鹿が2頭出てくる。
発砲音を聞いても、じっとしていたのだろうか。
また発砲するが、当たらず。
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帰り道の林道で、ヤマドリ雄を見かけました。
鹿用のサボットしか持っていなかったので、見るだけにしましたが、鳥撃ち弾を持っていれば、ギリギリ仕留められたかも。
また、里に近い場所では、林道上で鹿を2頭見ました。
完全に銃と弾をしまっており、到底間に合わないのでスルー。
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【この日の成果】
発砲可能な100m以内の鹿 5頭
空が背景で打てない鹿 1頭
一瞬で逃げた鹿 1頭
林道上で撃てない鹿 2頭
ヤマドリの目撃 1羽
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・鹿を見つける目
・素早い挙銃と正確性
・100m以内で当てる腕
すべてが未熟でした…
自分の腕では、スコープを覗きつつ、膝射姿勢に持っていってから撃った方が、命中確立が上がったような気もします。
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すべて失中し、半矢にもなっていないので、音で脅かしただけとなりました。
こういった場合、スマートディアになるのでしょうか?
今回の場所は鹿が多そうなので、また行ってみたいですが、1週間経てば、また鹿が集まっているものなのか、「あの場所は危険」と判断して、しばらく寄り付かないものなのか。
緑の少ない落葉時期では、草地は餌資源として重要で、それなりに執着している気がします。
人間=危険という認識を持てば、夜間に餌場を利用するようになるかも?
鹿との駆け引きや追跡、山歩きに楽しみを見いだせるのなら銃猟は良いのですが、確実に成果を上げるのであれば、罠の方が確立が高い気がしてきます。
鹿がいる場所と時間にその場所に行き、なおかつ射程距離に入るのは難しい。
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