2018年12月26日水曜日

地下足袋を色々と試す

(1)金属スパイクのピンを抜いてみる
 急斜面や赤土っぽい場所でのグリップは圧倒的です。
 しかし、石や舗装上で音がうるさいのと、葉っぱがピンに刺さるのがストレスになります。
 ゴムピンスパイクの履物もあります。
 4000円程度ですが、使えるかどうか分からない物に払うには、ちょっと高い。

 金属スパイク地下足袋のピンを、試しに抜いてみることにしました。




 だいぶ前に買ったもので、メーカー不明
 ピンはホッチキスのように下で繋がっており、倒れないように土台が曲がっている。
 ピンを抜いてゴムピンスパイクのように使おうと思ったが、手間がかかりすぎて無理。
 ニッパーで切ろうにも、鋼線が硬い。
 数シーズン使っているが、土の上なので、ピンはそれほど磨耗していない。
 コハゼを止める紐が何箇所か切れたぐらい。


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(2)全農クミックスの7枚こはぜ スパイク地下足袋 SG-8

https://www.kumix.co.jp/product
 1に比べ、ピンの出っ張りが少ない。
 ピンが長すぎると落ち葉が刺さり、その音が気になるので、こちらの方がいいかも。
 指の股に枝が引っかかるのが気になるので、股が繋がっている先丸にしてみた。

 ややスリムだが、甲周りはちょっと緩いので、指先を切ったインソールで調整する。

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(3)莊快堂 I-78 スパイクシューズ 山彦





 新品を持っている人がいたので、借りてみた。
先丸で、爪先にガード入り。
 サイズが小さいものを試し履きしたこともあり、甲周りや指先はきつい印象。

 地下足袋と大きく違うのは、固定方法の向き。
 普通の地下足袋はコハゼ止めで、アキレス腱あたりで太さの調整をします。
 前後方向しか調整できないので、甲周りをあわせられない。
 中敷を入れるか、甲を縫うぐらいしかない。

 スパイクシューズは脛で2箇所、甲で1箇所の調整があります。
 脛に余分な布があり、外側方向にベルクロで固定する。
踵を固定し、甲で押さえるという普通の靴に近い調整方法なので、地下足袋の甲周りが合わない問題が解消されるかも。
 これを何年も使っている人の話では、ベルクロにゴミが詰まって接着力が弱まる場合があるが、それ以外は問題ないらしい。

 履き口の内側に幅28mmのゴムの滑り止めが貼ってあり、裾が出にくくなっている。
 足首の間接部分の両側に、直径5cmの丸いパッドが入っている。
 インソールも入っている。

 狩猟者に人気があるのは、安全カップが入っていない朝霧。
 迷彩柄がある。
http://www.soukaido.co.jp/products_pdf/I-881.pdf

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 ゴムピンスパイクの若葉
http://www.soukaido.co.jp/products_pdf/I_98.pdf





 これを買うことにしよう。
 靴もそうだが、地下足袋もメーカーによってサイズ感が違うので難しい。
 山彦は25.5cmを借りて履いてかなりきつかった。
 1の地下足袋は25.5cmでちょうど。
 普段は26.0cmだが、甲回りの調整が効くので、26.5cmが良いか。

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 地形や植生、猟法によって足元装備に求めるものは違います。
 登山靴で狩猟をする人もいますが、自分の場合、スパイク地下足袋、スパイク長靴、長靴。
 底が柔らかく、底の凸凹があるトレイルランニングシューズも気になる。

・靴底が柔らかい
 登山では重い装備を背負ったり長時間歩く時は、底が固く、足首がしっかりしている靴を選ぶ。
 単独猟の場合、車から1時間以内の距離で、荷物もそれほど多くない。
 肉を担いでも20kgぐらい。
 その場合はペースを落とすし、休みをとればいい。
 
 爪先から接地する忍び足も使うので、靴底が柔らかい方がいい。


・ゴムピンで音がしない
 金属ピンは林道上で音がするのと、落ち葉が刺さり、それを踏む音がするのが気になる。
 最近は傾斜がきつくない地形では、金属スパイクではなく、普通の長靴を履いている。
 それにしも、足首部分のゴム折れ曲がる時に出るベコっという音が気になる。
 折り癖をつけるか、足首を柔らかく出来ないものか。

・足首の自由さ
 斜面に足の裏をべったり着けてグリップを確保し、なおかつ足首が柔軟だと、急斜面が登れる。
 スパイク靴の編み上げは、これが馴染めなかった。
 足首に摺れる4枚コハゼの足袋は合いませんでした。

・ダニ対策として、コハゼが多い足袋や脚絆で裾じまいをしたい

・ゲイターは、たまに左右の足が擦れる音がするのが気に入らない

・地面が濡れている時は長靴
 冬場は防水スパイク地下足袋という地元の猟師さんもいる。




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