2016年12月11日日曜日

出猟6日目。鹿を仕留める

 人づてに聞いた話として、罠猟で実績があり、目撃例も多い林道に行くことにする。
 日の出頃に林道入り口に到着し、目的地に向け車を走らせていく。

 良さそうな雰囲気の沢などあるが、開けすぎていていない。
 山の奥に行くと、日当たりが良さそうな広葉樹林がある。

 車を止める場所がないため、数百メートル先に行き、林道脇に止める。
 そっと歩いて戻ってみると、広葉樹林を走る鹿が見えた。
(林道上ではカバーをしています)
 撃ち下ろし50mぐらいで撃つと、鹿がよろけるのが分かる。
 ちょっと走ってへたり込んだので、当たっている様子。

 弾は背骨の一番下あたりに当たっていました。
 数秒のスナップショットでしたが、もうちょっとリードを取ったほうが良かったのかもしれません。

 クレーのような銃口を動かして、目標の前を撃つ方法ではなく、少し前に照準を合わせ、目標が来てから撃ちました。
 結果として仕留めましたが、当たった場所はギリギリでした。
 素早く確実な挙銃、動的な射撃練習、精神的な余裕がもうちょっと必要です。

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 忍び猟とは言えず、流し猟的になってしまいました。
 足音がしない履物や、静かな動き、覗き込んで捜索する技術などが、まだまだです。

 しかし「鹿がいそうな場所」を当てられたのは一歩前進。
 事前に施業図面と衛星写真を見て、鹿がいそうな場所に目星をつけておいた成果だろう。
 針葉樹に囲まれた広葉樹林や、草地を目標にしている。

 衛星写真も、GoogleやYahoo、BingMaps、国土地理院などソースによって微妙に違います。
 見やすい撮影時間や、落葉が分かるものなど、地域によって使いやすいサービスは異なるので、一通り確認したほうが良いです。
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 今回、再使用可能な20cmぐらいの結束バンド(タイラップ)を持って行きました。
 鹿ハンガーと足の固定、骨盤と滑車の接続などに使えて便利でした。
 緊急時などにも使えると思うので、常に数本持って歩きたい。

 どこのホームセンターでも結束バンドは売っていますが、販売単位が多すぎるのが難点です。
 家での配線まとめやアウトドアでの使用を考えると、10本単位ぐらいで小売してくれた方がありがたいです。

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 単独猟のため、現地解体・自家消費になりましたが、一人で鹿全体を林道上まで運ぶことはできるのだろうか?

 滑車と長いロープがあれば、車で引っ張ることも可能だが、一人では鹿が引っかかって、ロープに負荷がかかって切れる予感がする。

 鹿ハンガーの動滑車を利用すれば、軽い力で引き上げることができる。
 しかし、最大mしか伸びないので、滑車自体を適当な場所に固定するためのロープが必要。

 将来的に鹿全体を運ぶ事もありえるので、道具を色々と準備したい。
 用意するのは手袋ぐらいで、後はエイヤっと引っ張れば済む話かもしれませんが、道具を揃えたり、方法を考えることも含めて、狩猟ということで。

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