林内の捜索は距離150mぐらいまでが多く、高倍率の必要を感じません。
双眼鏡はゴム紐で胸元にぶら下げているが、持ち上げるのが面倒な時もある。
単眼鏡は小さく軽量なので、肩付近のポーチに入れておけば、目までの距離が近く、頻繁に使いやすくなるかも。
ということで、6倍未満の単眼鏡を探してみました。
対物レンズ径を倍率で割ったものが瞳径で、瞳径x瞳径が明るさ。
対物レンズが小さいものは暗くなります。
しかし、倍率が低ければ明るくなります。
明るさ 9( 3x9、4x12、5x15、6x18、8x24、10x30)
明るさ16(3x12、4x16、5x20、6x24、8x32、10x40)
明るさ25(3x14、4x20、5x25、6x30、8x40、10x50)
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表はこちら。
こうして並べると、6倍未満のものは美術品鑑賞向け。
双眼鏡に比べると、対物レンズが小さい傾向にある。
五藤光学の5x18が比較的大きいぐらい。
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ネット上にあるレビューで気になったもの
BESPIN 4x12 と ビクセン4×12の比較
https://monosukiblog.com/bespin-monocular_20180717#Vixen_412
>メガネ着用時、ビクセンであれば広範囲に見えるのですがBESPINの場合にはかなり視界が狭い
>接眼側のレンズのサイズが小さい
>見える像についても、ビクセンの方がややコントラストが高く、スッキリ見えます。この影響でビクセンの方がピントを合わせやすい印象
単眼鏡はケンコー?ビクセン?両方使った美術館オタクのおすすめ
http://theory-of-art.blog.jp/archives/27535152.html
>視界の広さケンコーのギャラリーアイの方が広い
>実視界は、ケンコーが12°、ビクセンが11.5°です。
>数字だとほんのわずかな差ですが、実際に見比べてみると全然違ってビックリしました!
>ビクセンを使っていた頃はこれでも不十分で…
目に接するレンズが小さいから、ゴムを折り返してもメガネだと見にくいままなんです。
Kenkoリアルスコープ 6×16とニコンHG5X15Dの比較
>購入前に店頭で、値段が2倍以上も違う Nikon モノキュラーHG5X15Dを見たのがいけなかった。 Nikonのは、ピントが合う範囲が広くピント面が平面のように感じる。これが使いやすい。
>本品 ケンコー リアルスコープ 6X16は、ピントが合う範囲はドーナツ状で日の丸の赤丸を中抜きにしたくらい、その他はにじむ感じ。そのため、見渡すというより、微妙に振って文字などを読み取るような感じになってしまって、疲れる。(もし美術館でゆったり鑑賞に使うなら、私ならNikonを選ぶかも)
五藤光学研究所 GT-M518
>フォーカスリングは最短合焦距離~∞まで1回転で、しかも軽いです。これは、非常に重要視しました。慣れれば、四角いところを握って丸いところを親指と人差し指で廻し、片手でテンポよく操作できると思います。
>明るさは室内照明の元であれば、同等か若干明るく感じます。ニコンのHG5x15Dとの比較であれば、確実にこちらが上です。(薄暮では倍率があるので、HR6x21に軍配が上がるかもしれません。ただ、単眼鏡で暗がりを眺めることはあまり無いかと思っています。)
>フォーカスリングが無限遠から0.5mまで1回転で全範囲を調整でき、ピントの深度も深いので、前後近傍であれば微動でピントが合います。HR6x21は全範囲に3.5回転必要です。
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屋外での使い勝手が未知数ですが、もし買うとしたら、この3つの中から選ぶことになりそう。
■五藤光学研究所 GT-M518
天体望遠鏡メーカー。
5倍、対物18mm
比較的対物レンズが大きく、明るさ13。
焦点距離の移動が半回転で済む。
実視界10°1000m視界176m
27,600円はそれなりに高い。
重さ150gは単眼鏡としては重い。
サイトロンサファリ5x25が対抗馬となる。
(重さ265g、実視界10.2°1000m視界179m)
双眼鏡の方が映像に立体感があると思われる。
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実視界12°1000m視界212m
重さ53g、アイレリーフ15.2mm
8,630円
■Kenko リアルスコープ 4倍 12mm
実視界12.5°1000m視界221m(計算上)
重さ55g、アイレリーフ14mm
8,153円
Kenko リアルスコープ 4倍、ミザールテックKM-412S、池田レンズ工業KM-412は同じに見える。
この3つは池田レンズのOEMではないだろうか。
Amazon登録日(発売日)はケンコー2018年10月、ミザールは2010年9月。
ギャラリーEYEとリアルスコープは同じようなスペックだが、どちらが良いのか。
リアルスコープは実視界12.5°とわずかに広角だが、アイレリーフが1mm短い。
ギャラリーEYEは2018年9月発売で、フードも2019年1月に発売。
光学設計も新しそうで、レンズのフェイズコート(位相差補正コート)を売りにしている。
写真から推測するに、リアルスコープよりギャラリーEYEの方が接眼レンズが大きい。
色々な双眼鏡を覗いた経験からすると、接眼レンズが大きいものは、アイボックスも広い。
目に当ててから対象を見つけるまでが素早く行えるのでは?と推測する。
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■ミザールテック KM-289
2.8倍、対物9mm、
実視界12.5°1000m視界221m
重さ29g、アイレリーフ15mm
価格8,942円
ややキワモノの2.8倍という倍率。
横に書いてあるロゴが同じなので、池田レンズ工業のOEMだと思われる。
4倍と視野が同じなら、4倍を買うのが現実的か。
この手の商品は、弱視(low vision people)の人向けの需要があるらしい。
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これらの中では、ギャラリーEYE 4×12が第一候補。
色が白いのは、カモフラージュテープを巻くなどすればいいか。
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