2018年8月3日金曜日

漫画:ゆるさば


https://yanmaga.jp/c/yurusaba/


 父と娘3人が、突然、誰もいなくなった世界に取り残される。
 ある時間を境に、人がいない並行世界に飛ばされたのか?細かい設定は不明。

 八王子駅前では20年ぐらい経ったカツラの木が生えているという表現がある。
 スーパーの食品は4日5日経っていて腐っている。
 家から遠い場所ほど、時間が過ぎており、電気と水道は使えるという、都合の良い設定。

 ショッピングモールで服を選ぶという、ゾンビやディストピア物の定番シーンがあります。
 布は劣化していないのか?

 地下鉄が水没するぐらいなら、道路網もかなり劣化しているのでは。
 道路の劣化を心配せずに、新宿まで高速道路で行くか?


 車のキーを落として捜す場面があるが、誰もいなくなった世界なら車を盗まれる必要も無いので、そもそもキーを外す必要はないのでは。
 道路上の放置車両があまり描かれていないので劣化が不明だが、車を借りてもいい。
 サスペンスやゾンビ映画での車のエンジンがかからない演出のようなもので、話として必要か?

 「そういった設定の世界だから」で済ませていいのですが、物理法則や時間経過の設定、生活のちょっとした事はリアリティを持たせて欲しい。
 医療機関が機能していない世界で、水着で川に入るのは、かなりリスクがあるような気もします。

 近所の畑を電気柵で囲いますが、電気がいつ止まるか分からないので、鳥獣害対策としては不安。

 父親は生物の先生です。
 コンクリートの上にテントを張る際、ペグを打とうとしますが、意味はあるか?
 自立式ドームテントなら、風が無ければ、ペグを打たなくてもいいのでは。
 キャンプ経験が無いにしても、大人として常識がなさそう。

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 「スッポンをさばくのは、シカを撃つより圧倒的にハードルが低く、魚はさらに低い」という、動物を殺すのに躊躇する描写は良い。
 「米軍基地から持ってきた銃で鹿を狙うものの撃てない」という場面も2回ありました。
 結局、スッポンを捌くまでで1巻は終わります。

 個人的には山賊ダイアリーの岡本さん原作の「ソウナンですか?」より好印象です。

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