2018年5月15日火曜日

兵庫県の猟友会青年部が羨ましい

 初心者ハンターをバックアップ
 狩猟の活性化に向けた新プロジェクトとは【ジビエ入門】
https://agri.mynavi.jp/2018_02_28_20729/

>狩猟をはじめるにあたって最大の壁は「誰に教えてもらうのか」に尽きるでしょう。
>良い先輩ハンターに出会えず、免許だけとって諦めてしまう人もいます。
>そんな初心者の入り口を作るため、兵庫県の姫路猟友会では若手チームが青年部を発足し、体験会などを実施しています。


>「ハンターになりたい。免許がとれた!銃の許可もとれた!さぁ、どうしよう?」問題はそこです。
>知り合いにハンターがいればいいのですが、猟友会も高齢化が深刻になっていて70歳以上のハンターしかいない支部もあります。
>つまり、地域の猟友会に入っても教えてくれる人がいるとは限らないのです。

>猟友会に入会すれば助けてもらえるのではないのですか?

>正直なところ、そうとも言い切れないです。そもそも猟友会は教えるための組織ではありません。

>2013年の夏、40歳代までのハンターを集めて猟友会姫路支部で青年部を発足しました。
>現在、約40名が登録していて、常時活動に参加しているのは約20名です。女性ハンターは4人います。一番若い方は26歳で、若手がこれだけ集まっている支部は珍しいと思います。


 姫路猟友会青年部のサイト
http://hcbgr.3zoku.com/index.php?page_id=86
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 正直、ちょっと羨ましいです。
 今所属している猟友会は、県・郡・支部という昔ながらの構造。
 支部に若い人は殆どいないが、別の支部には、何名かいるらしい。
 ナワバリ的なものも残っているので、他の支部との交流が無い。
(猟場が重ならないので、一緒に猟をしない)

 転勤族なので「この地域の鳥獣害を防ぎたい」とか「若い狩猟者を育てなくては」という強い想いはそれほど無いが、機会があったら広域や大人数の猟に参加してみたいとは思う。

 ベテランさんが部会として色々と活動しているようだが、一会員にはその辺の苦労や想いが伝わってこない。
 狩猟を紹介するイベントや慰霊祭などは、参加要請などの情報が下りてこない。

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 外様(とざま)だから適当なことを書いてみます。
 ずっと同じ場所に住み、農業なり定年後に狩猟をしている人が、猟友会の役員やメインになっているので、それ以外の職業や若い人の考えが分からないのでは?

 「都会に出ていた子供が帰ってこない」のと共通するかもしれませんが、なぜ帰ってこないのかをじっくり聞かないまま現状を嘆いても、なにも始まりません。
 
 Uターンや移住してきた人は積極的にその土地の良さを見つけてきたので、自分と考えは違っていても、評価できる部分はあると思います。
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 40年前の狩猟界の状況を知りませんが、もうちょっと若い人の組織化や情報交換の場を設けてもいいのでは。
 個人の人脈や社交スキルでクリアできる場合もありますが、そもそも他の分会や県内にどんな若い人がいるのか、組織下部の人には分かりません。

 射撃場主催の大会などに出て、地道に人脈を広げるのが王道かもしれませんが、時間とお金がそれなりにかかります。
 それにしても個人の動き次第。
 個人ではなく、組織として経験・情報・人脈を蓄積し、シェアする視点が欲しい。

 あくまで同好の士の集まりであって、「地域の鳥獣害対策をする」「情報を共有して技術の底上げする」など、組織としての目標が見えてこない。

 アメリカのQDMAの団体としての目標
https://www.qdma.com/our-5-year-goals-for-advancing-the-qdma-mission/
 5年間で100万人の新規または初級ハンターを指導する。

 規模は違えど、こういった組織としての目標を掲げてもいいのでは。


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2018年6月10日追記


 長野県南部の飯伊連合猟友会に、45歳以下の南信州hunter'sという部会があります。
 2016年1月に結成
http://blog.nagano-ken.jp/shimoina/other/15468.html
>飯伊連合猟友会は県下最大の会員数を誇りますが、20歳―40歳の会員は、8%程度と、極めて少なくなっています。
> 会員数は36名

 規約
http://www16.plala.or.jp/hanirengou/kiyaku.pdf

 36名が8%だとすると、猟友会全体としては、およそ450人?
 高齢化はしているものの、かなり大きい組織ですね。

 猟友会の裾野広げたい 飯田で講座 2018年6月9日に実施
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180610/KT180609GVI090005000.php
>今年は過去最多の38人が参加した。
>ハンターズは現在29人が所属。
>同猟友会事務局によると、免許を取得した会員が狩猟を続けられるための環境づくりが課題といい、若手同士の交流を通じて意識や技術を向上させ、狩猟者の確保につなげようと活動している。
>この日は、南信州地域振興局林務課が飯田下伊那地域の野生鳥獣被害の現状、銃やわなの免許制度などを説明。続いて、ハンターズのメンバーがクレー射撃を披露したり、参加者が鹿の解体やわなの設置を体験したりした。


「南信州鳥獣害対策アカデミー」による地域全体の情報共有とスキルアップセミナー
http://www.rinya.maff.go.jp/chubu/gijyutu/siryousitu/attach/pdf/H29/29-22.pdf
 こちらの報告にもありますが、南信州地域全体で、何とかしていこうというムードを感じます。
 6月9日のイベントも、振興局と南信州hunter'sが共同してやっているようです。


 青年部ともいえるHunter'sですが、2016年11月に36名が、2018年6月に29名ということですので、若い狩猟者の確保は、厳しい状況ではあると思います。

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