http://cweb.canon.jp/binoculars/entry/beginner/index.html
ニコン用語解説
http://www.nikonvision.co.jp/how_to/guide/binoculars/basic/index.htm
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ダハプリズム方式
対物レンズの光軸を一直線に設計できるため、小型で軽量になるのがメリット。
製造には精度が必要で、価格はやや高め。
構造上、対物レンズが50mm以上のものは作れない。
ポロプリズム方式
歴史があり、安く作れるが、大きく重くなりがち。
対物レンズが離れているので、立体感が出る。
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実視界
視野率は見える範囲のこと。
広い方が捜索しやすい。
ライフルスコープにも共通するField of View(FOV)と同じ。
表記としては○/1000yds。○/1000m、角度の3種類がある。
変換する式
実視界7.0°の双眼鏡では122mになる
2×1000m tan (7.0÷2)=122m
直角三角形の三角関数を使うため、2で割って計算したのち、最後に2倍する感じになる。
逆に○/1000yds。○/1000mから角度を割り出す方法
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/cat_1251846.html
メートルATメートルの場合:17.47で割る
フィートATヤードの場合:52.41で割る
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見掛け視界
見掛け視界=実視界×倍率
見掛け視界65°以上は広視界双眼鏡
獲物を捜索する狩猟用途の場合、同じ倍率であれば視野角が広い方が使いやすそう。
スペック上の視野角が広くとも、レンズ周辺が暗かったり、歪みが大きいものもある。
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ひとみ径=対物レンズの有効径÷倍率
明るさ=ひとみ径の二乗
8×42の双眼鏡の場合は「42÷8=5.25」となる。
明るさは5.25x5.25=27.5625
カタログ上では小数点を切り上げて5.3x5.3=28.09となっている場合もある。
人間の瞳孔は明るくなると収縮し、ひとみ径は2~3mmとなるが、暗い場合は拡大し7mm程度になる。
人間のひとみ径より双眼鏡のひとみ径が小さい場合、暗さを感じる。
日本では日の出から日の入りまでしか銃猟ができませんので、8x50(ひとみ径6.25mm)は日本ではオーバースペックか。
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アイレリーフ
ライフルスコープの場合、アイレリーフはリコイルで顔をぶつけないためにチェックする数字でした。
双眼鏡の場合、アイレリーフが15mm以下だとメガネでは厳しいとか。
17mm欲しいという説もあります。
中級機ではアイレリーフ調整がねじ込み式で、途中でクリック感がある固定できるようになっています。
安いものでは、ゴムをめくる場合が多い。
高級機であってもアイレリーフが短いと、眼鏡使用者にとっては使いにくい物となる。
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大きさ
コンパクトな方がアウトドアで使うには良いですが、長さが短いものは設計に無理が生じ、見難くなるものもあるようです。
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狩猟用途で欲しいスペックとしては、こんなところか。
・視野角7度以上
・防水あり
・アイレリーフ15mm以上
・重さ 8x32であれば500g以下、8x42であれば700g以下
・価格 5万円以下
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