2016年6月18日土曜日

鹿の影響を受けた植生

 狩猟ではない用事で、林道をちょっと走ってきました。
 アザミなどのトゲのある草が目立ちます。

 林道法面についた獣道も、200mで3本ぐらいありました。


  林道終点。
 鹿の嫌いなアセビが繁茂しています。
 芝生っぽい状態も、鹿が食べるためです。




ヒノキの皮が齧られています。

 笹(スズタケ?)が葉を食べられて枯死しています。
 標高が下がると笹も復活します。
 標高の高い場所(=人里から離れた場所)に鹿が集中しているのでしょうか。

 やたらと多い草。跡で調べましたが、これがマツカゼソウでした。
 関連記事:シカの嗜好・不嗜好(忌避)植物
 小判型の葉で、葉の付き方も特徴があるので覚えやすそう。


 狩猟のためにじっくり歩いたわけでは無いので、糞、足跡は何個か見ましたが、姿は発見できませんでした。
 鹿の声は途中で聞きました。
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 林道を車で流していると、たまに出会うことがあります。
 しかし、いざこちらから探そうと思っても、なかなか出会いません。

 フワっとした「食害の多い場所」というのは分かりますが、そこに行けば鹿に出会える訳ではない。

 標高が高い地域は食害が酷いですが、餌資源は少なそうです。
 昼間は餌を探しに降りてきて、夜は高い場所に戻る?
 具体的な季節移動、一日の移動パターンが分かりません。

 林道を数本決めてじっくり歩くなり、トレイルカメラを設置してパターンを掴むなどしないと、どこに鹿がいるのか掴めないです。
 ここにいけば鹿に出会える、という場所と時間を知る経験が、まだまだ少ないです。
 転勤族ゆえ固定の場所は作れませんが、どこでも使えるような鹿の習性やパターンは身に着けたいものです。

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