2015年5月6日水曜日

マタギの杖はモノポッドか?

 村田銃からの流れで「マタギの杖はモノポッドか?」という趣味の調べ物をしている。
 「越後三面山人記」というマタギの本を読んだが、杖はヒトツバというらしい。
 しかし、この言葉で検索しても、さっぱり引っかからない。
 博物館や紙文書で留まり、ネットには出てこないタイプの情報なのだろう。
 銃が普及する前後では杖の使い方も違うだろうし、地方でも呼び名が違うので、なかなか難しい。
 縄の材料にはシナノキを使うなど、アイヌや昔の林業と同じなどの発見もある。
 東北のマタギは一般からの関心が高いので、本や資料になっている。
 しかし、福島県桧枝岐のサンショウウオの取り方とか、林業の木馬技術など、一般受けしない微妙な情報は、記憶を持つ人が亡くなると共に消滅していく。
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ずっと使い続けるタイプではないように見えるが、二股部分を支えにしている。(青森県深浦町・白神山地)
http://hamatetsu.sakura.ne.jp/?activi3cat=%E2%97%8F%E6%B7%B1%E6%B5%A6%E7%94%BA%E3%81%AE%E3%80%8C%E3%83%9E%E3%82%BF%E3%82%AE%E3%80%8D%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E5%8B%87%E4%B8%80%E8%A6%AA%E6%96%B9

マタギベラを使う
http://plaza.rakuten.co.jp/stmmama/diary/201210140001/
マタギベラの柄の窪み
http://blog.goo.ne.jp/matagi4430/e/605613f9b8f2d90864ffbb1646d29724
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 モノポッドとしての杖は、姉崎 等さんの「クマにあったらどうするか」にアイヌのエキムネクワとして書かれていた。
 ナナカマドで長さは2mぐらい。
 大事に使っており、姉崎さんは20年使っているとか。
 蘭越の人が最近まで使っていたらしい。
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 図説 食肉・狩猟の文化史―殺生禁断から命を生かす文化へ 久保井 規夫  (著)
 これによると、マタギの呼称は狩人や勢子が持っている狩杖、鹿杖の先が二股になっていたことから股木と読んだという説があるとか。

 山に生きる人びと(宮本常一)にも、狩杖や狩杖について書かれているらしい。
http://www.kkjin.co.jp/boso010_120825.htm

 そういや、六波羅蜜寺の空也上人像も、鹿杖を持っていますね。
http://www.rokuhara.or.jp/icp/

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