過去にまとめた記事
オイルドコットンの作り方
帆布に蝋(ロウ)を塗れば、防水布になるらしい。
ゴム引き以前は蝋引きだったので、枯れた技術とも言える。
こちらの人は、帆布タープを防水処理している。
グリーンランドワックスは、蜜蝋と化学合成した蝋(パラフィン)を半分混ぜる。
なぜ混ぜるか、具体的な理由を書いてある情報は少ない。
柔軟性(施工性)なのか?
キャンドルとして使うサイトには、燃焼や香りなどの感覚的な情報が多く、物理的・化学的な情報が無い。
石油系パラフィンだけでも可能らしいので、まずは試してみた。
蝋燭のみでやった例。
-----------------------------
ロウソクはダイソーで買った仏壇用のもの。
5号6本入り約110g
レジ近くにライターなどと一緒に置いてあることが多い。
朝露で地面が濡れている際、地下足袋が中まで濡れるのを防ぎたい。
脚絆(きゃはん)に隠れず、朝露に濡れそうな甲部分を中心に、蝋を擦り付けて白くする。
ドライヤーで蝋を温めると、白さはなくなり、布に吸収される。
水を垂らしてみると、このように弾く。
しかし、大き目の水玉は、しばらくすると吸い込まれてしまった。
-----------------------------
ドライヤーは温度が低く、効率が悪い。
家族に文句も言われそう。
将来的にカイデックス加工などにも使えそうなので、ヒートガンを買うことにする。
以前、記事にまとめた、こちらの製品。
注文から12日後に到着。
甲部分は固くなってもいいので、何度か施工する。
5回施工後の防水性
時間が経てば染みることもあるが、内側までは染みないかな?
本気でガッチリ防水するのであれば、溶かした蝋を筆で塗り付ける方がよさそう。
-----------------------------
スパイク長靴(ミツウマ 岩礁)にも施工してみた。
4年ぐらい使っているもの。
施工前。
表面が毛羽立っていることもあり、水が染みこむ。
ネオプレンっぽい生地があるので、中まで染みこむことはないが、冷えが伝わってきたりして不快。
蝋引き4回施工後
それなりに弾くようになった。
もっとしっかり塗り込んでいいかも。
-----------------------------
ワークマンの2019年秋冬物
綿アノラックや高撥水マウンテンパーカーあたりを、自分で蝋引きして防水加工することもできそう。
蝋燭1本で、かなりの面積を施工することができます。
長靴4足、地下足袋2足、脚絆2つ、腰袋1つぐらい。
蝋はちょっと硬く、施工性が悪いかもしれない。
防水処理したい物は色々あるので、グリーンランドワックスを作るため、Aliexpressで蜜蝋とパラフィンを買ってみました。
実際に施工したら、また別の記事にします。
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿