2017年7月8日土曜日

Deer Management Qualificationの問題

 「野生動物と社会」学会の学会誌公開で見つけた論文、次世代の大型哺乳類管理の担い手を創出するには? : 英国シカ捕獲認証を参考に
https://www.jstage.jst.go.jp/article/awhswhs/3/1/3_KJ00010156287/_article/-char/ja/

 イギリスのシカ捕獲認証を受講していますが、問題集はDeer Management Qualificationのウェブサイトで公開されているとありました。

>問題集(安全試験24 題,一般284 題,食肉衛生一般1188題,大型獣の食肉衛生87 題)が含まれており,後述するように実際の試験ではこの中から出題された.

 このリンク先が問題集です。
https://dmq.org.uk/download.htm

 上の論文を書かれた伊吾田さん、松浦さんは北海道のシカ捕獲認証制度にも関わっていたと思います。

 北海道のシカ捕獲認証はイギリスをモデルにしており、その取り組みは評価できますが、実際に参加するのは時間・費用ともにかかるので難しいです。

 一定の技術を担保するという点で研修・認証制度は良いですが、広く狩猟者に向けた公開された資料があっても良いと思います。
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 Deer Management Qualificationの問題集には、イギリスには鹿が6種類いて、その識別をする問題とか、この地方で使える最も軽い弾頭重量は?最小口径は?などもあります。

 そういったイギリス特有の問題を省き、日本でも使える問題だけ残し、日本向けにアレンジすると面白そうです。

 猟銃の初心者講習や狩猟免許試験はありますが、試験のための試験であって、実用的ではない部分もあります。
 

 狩猟者の底上げのため、実用的かつ安全で、生態学、衛生学的にも良い問題があるのが理想でなのでは。

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