有害鳥獣駆除で鹿を300mほど引っ張ったところ、筋肉痛になりました。
痛みや疲労感を覚えているうちに、鹿を引っ張るための筋トレメニューを考えてみました。
筋肉の断面積を太くするには10回持ち上げられるギリギリの重さでという説がありますが、登山や狩猟ではもうちょっと軽くして、筋持久力を意識したほうが良さそうです。
ボディビル的な見栄えや筋肉の太さ、一発勝負のパワーというより、粘り強い持久力が求められそう。
体重別クラスがある競技のように、同じ体重でパワーがあれば、そちらの方が適していると思います。
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・太腿の前のやや外側(大腿四等筋)
山を登り、鹿を引っ張る基本となる筋肉。
登山道を歩く程度の負荷に加え、道の無い場所ふんばったり、重い鹿を引っ張るパワーも時には必要。
スクワットやランジを基本として、登山、膝に負担がかからない程度のランニング、たまにスピードを上げるインターバルトレーニングも効きそう。
・ふくらはぎを全体的にうっすらと
・尻のやや上
こちらも鹿を引っ張るのに使いましたが、太腿を鍛えていれば、自然と強化されると思います。
・肩甲骨と首周り
物を引く動作には背中側の筋肉、押すには前側の筋肉を使います。
ダンベルロウ、懸垂、シュラッグ
・前腕部
引っ張る動作や、急傾斜地で木を掴む支えなどに。
体重の8割程度の握力が欲しい。
わざわざ握力を鍛える道具を揃えなくとも、筋トレをしているうちに鍛えられそう。
・腹筋、背筋など
お腹周りや肩は、腕にかかる重さを脚に伝える経路と、ひねりながら力を入れる動作で使いました。
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狩猟に必要な身体能力とはなにか。
・有酸素能力
合計4~8時間程度、山を歩ける能力
タイムを計る陸上競技とは異なり、途中で休憩を入れられる。
回復できるのなら、細く長く続けられなくとも、太く短くを繰り返してもよい。
・瞬発力
道の無い傾斜のある山を登り、鹿を引っ張るのにはパワーも必要。
筋肉ごとのパワーも必要だが、姿勢や体幹などの体の使い方も重要
同じ装備であっても、山に慣れていない人は、動きがぎこちない。
・鹿を見つける能力
視力が良いのはもちろん、風景にまぎれた鹿を見つける認識能力もいる。
目が慣れてくると林道を車で走っていてギョウジャニンニクの緑を見つけられるように、鹿も見つけられるようになるのかもしれない。
足音や警戒音を聞き、方向が特定できる聴力も必要。
「ここは鹿がいそう」という地形や植生を判断できる、知識と経験も。
・射撃姿勢
日常ではやらない姿勢だと思うので、呼吸も含めた訓練と、体幹・腕の力が必要かな。
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