コンビニや町工場が近くにあるレベルの集落なので、鹿が里山に下りてきていると思います。
鹿は秋の季語ということで、鹿を詠んだ和歌を探してみました。
万葉集4536首のうち、鹿を詠んだのは68首。
http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/animal/sika.html
和歌に出てくる、さお鹿・さを鹿(竿牡鹿・棹牡鹿)は発情期のオス鹿という意味もありますし、小さい牡鹿という解釈もあるようです。
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山里は 秋こそことに わびしけれ 鹿の鳴く音に 目をさましつつ(古今和歌集・壬生忠岑)
ぴいと啼く 尻声悲し 夜の鹿(小林 一茶)
音だけ聞けば、秋の物悲しさや侘しさを誘う音です。
オス鹿の発情のコール音としてとらえると、生命の躍動とか狩猟シーズン到来で血沸き肉踊る感じになり、逆のイメージになってしまいますね。
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そのうち、これらの和歌集などについても調べ、追記してみたいと思います。
国際日本文化研究センター 和歌データベース
http://tois.nichibun.ac.jp/database/html2/waka/menu.html
こちらで検索すると、鹿の和歌は278首あるようです。
新古今和歌集
後撰集
後拾遺集
新後撰集
小倉百人一首
松尾芭蕉
小林一茶
与謝蕪村
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