日本のダニ類による、主な感染症
つつが虫病。 つつがなく、の語源。
日本紅斑熱
ライム病 最近では2015年に歌手のアヴリル・ラヴィーンが感染したのが有名
適切な治療をうければ回復可能
重症熱性血小板減少症候群(SFTS) 日本では西日本で患者が多い。
治療は対症的な方法しかない
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以下、ざっくりとした薬品の解説。
記憶で書いている部分もあるので、裏を取ってください。
アメリカ環境保護庁(EPA)の虫別の薬剤検索
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の蚊とダニ対策について
米アマゾンのCamping Insect Repellentベストセラー
Insect Pest Repellentベストセラー
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DEET(ディート)
1940年代から使われている忌避剤。
ヒル対策としても有効な成分。
神経系への影響を心配する声もあるが、厚生労働省では検討会を開き、マウスで試験している。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/08/s0815-2.html
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000jff9-att/2r9852000000jfmo.pdf
http://www.info.pmda.go.jp/iyaku/file/h221026.pdf
海外での濃度など。 カナダでは30%までで、その他の国ではもっと濃いものが売っている。
濃度が濃いとプラスチックを溶かす。
メガネのコーティングや、釣り糸などは要注意とのこと。
http://www.amazon.com/dp/B004LA5SUC/
DEET40%の6オンス(約180ml)で4ドル。
http://www.amazon.com/dp/B0054NFYDG/
実際にDEETが日本の物よりちょっと濃いスプレーも使ってみた。
http://www.amazon.com/3M-Ultrathon-Pump-6-Ounce-605-6/dp/B000UOHDII
匂いは爽やかだけど甘ったるいような感じで、好みが分かれると思う。
3時間有効とボトルに書いてあるのは分かりやすいが、3時間経過しても匂いが消えるわけではない。
クリームの方が濃度が高く、持続時間も6時間でよく知られている。
http://www.amazon.com/3M-Ultrathon-Insect-Repellent-2-Ounce/dp/B004LA5SUC/
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【日本で売っている製品】
日本でのDEETの最高濃度は12%で、池田模範堂のムシペールが代表的。
ムシペールα 60mL ¥ 593 ディート12%
αはポンプ式で容器が小さい。PSはスプレー式で多く吹くと服が白くなる。
αは無理矢理ポンプ部を外すことができるので、ポンプが吸い上げられなかった残りを次の容器に足すことができる。
デング熱やSFTS報道があったためか、大容量の製品が2015年あたりから登場している。
スキンベープミスト 200mL 464円 ディート10%
プレシャワー アクティブプラス 80mL 438円 ディート10%未満
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Lemon Eucalyptus(レモン・ユーカリ油)
CDCなどでも、弱いけどDEETの代替になると紹介されている。
化学系忌避剤を使いたくない人向け。
http://www.amazon.com/dp/B004N59OFU/
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Picaridin (ピカリジン)
DEET以外の忌避剤を、という要望に応えて開発された薬剤。
1980年代にバイエル社が開発し、2005年からアメリカで発売。
忌避能力はDEET並みで、噴射後しばらくプラスチックが焦げたような匂いがするらしい。
http://www.amazon.com/dp/B004NRPD7Q/
短時間では5~10%濃度、長時間では20%濃度が目安。
2013年ごろにcabelasで輸入しようとしたことがありますが、発送時点でキャンセルされました。
飛行機への積載禁止なのか、日本への輸出禁止なのかは不明。
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日本では2015年3月にイカリジンという名前で認可が下りた。
フマキラー 天使のスキンベープ
キンチョール 虫よけキンチョール DF(ディートフリー)
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IR3535
CDCやEPAでも、ダニに効くとされている。
1970年代にメルク社によって開発され、20年以上ヨーロッパで使用されている。
アメリカでは1999年に登録。
http://www.amazon.com/dp/B003AMKKEQ/
プラスチックを溶かす可能性あり。
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ハッカ油、蚊取り線香(森林香)はブユなど飛ぶ虫に対しては効くが、ダニにはいまいちだと思う。
イメージだとハッカ油は揮発して虫の呼吸を邪魔する感じで、蚊取り線香はピレスロイド系殺虫剤で服につくダニには煙が届かない。
ハッカ油はポリスチレン系を溶かすので容器には注意。
北海道の北見地区がハッカの生産地として有名。
肌につけると痛いぐらいスースーするので、衣服の上からつけること。
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Permethrin(ペルメトリン)
忌避剤ではなく殺虫剤。触れたダニを殺す。
http://www.amazon.com/dp/B007VCRX2S/
肌につけるのではなく、服に付けること。
実際にこちらの製品を使ってみた。
http://sawyer.com/products/permethrin-premium-insect-repellent/
効果は6週間または6回洗濯まで。
洗濯する場合は手洗い自然乾燥を推奨。洗濯機ならやわらかモードで。
ドライクリーニングで効果が無くなる。
中身は白濁した液で、やや石油臭い。
ペルメトリン自体は0.5%なので、残りは衣類に定着するための成分?
スプレーは霧状と液状の選択があるが、綺麗な霧にはならないし、1トリガーで結構な量が出るので、布がビシャっとなる。
着たまま吹きかけるのは不可能。
地下足袋に吹いてみたが、乾燥してしまえば匂いは感じないし、色も透明になるので分からない。
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忌避材を練りこんだ生地
スコーロン
有機エステル系の防虫剤を練りこんだ生地。
防虫剤の薬品名は不明だが、効果はペルメトリンに似ている。
フォックスファイヤーが扱っており、登山用品店でも見かける。
日本では一番入手しやすい防虫繊維だと思われる。
帝人フロンティアとアース製薬の共同開発
インセクトシールド
http://www.insectshield.com/japanese/Faqs.aspx
インセクトシールドを使ったTシャツ
http://www.baileysonline.com/shop.axd/ProductDetails?item_no=IZ100
アメリカ軍の服にも2012年10月からペルメトリンは使われている
https://phc.amedd.army.mil/topics/envirohealth/epm/Pages/PermethrinFactory-treatedArmyCombatUniforms(ACUPermethrin).aspx
ディート濃度が30%まで認可されましたので、ダニ対策の薬品 (2017年5月版)を作りました。
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消費者テストの忌避剤についての結果
https://www.consumerreports.org/cro/insect-repellent/buying-guide/index.htm
ディートは15~30%の濃度の製品が蚊やダニに対する長期的な防御を発揮
ピカリジンは20%濃度を薦める。
レモン・ユーカリ油(OLE)30%は効果あり。
IR3535および2-ウンデカノンはいまいち。
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