独身のように気ままに動けるのは十数年ぶりなので感覚を忘れていましたが、ぶらっと出かけても、咎める者はいません。
旅行に行くついでに、銃砲店を訪問してみました。
冷やかしでは迷惑なので、レミントンM870の換え銃身と、ミロクMSS-20を探しにいくという姿勢で入りました。
実際に探していますし、良い品があれば買うつもりで、お金もそれなりに持って行きました。
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【ガンショップ栄興】
https://www.eikoh-gun.com/
パチンコ屋の広い駐車場から、奥に100mぐらい入って行った場所にあります。
駐車場は表に3台ほど。
間口が小さいので、入るのにちょっと不安を感じましたが、中はそれなりに広く、明るいです。
銃、書籍、射撃ベストなどが並んでいる、標準的な銃砲店のイメージ。
クアッドポッドや鹿笛など、ちょっと毛色の変わった物も置いています。
コードウェルのガンレストの在庫がかなりありました。
自分がいる間に、ライフルを探しているベテランさんと、狩猟免許はあるが銃の所持許可は無いという新人さんが訪問。
店主と息子、母が回しているようです。
対応も誠実な雰囲気です。
展示銃は40丁ほどで、MSS-20はスコープリング付きが16万円で、870の換え銃身は無し。
銃に値段札が下がっていれば、もっと見やすかったです。
弾の取扱いもあるようです。
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【ミツボシ銃砲火薬店】
http://www.gun-shop.co.jp/
宇都宮市街の中心部にあります。
やや古いビルで、右側に駐車場が6台分ほどある。
駐車場はちょっと狭く、斜めに入れるので、入れるのは良いが、出すのがちょっと大変。
1階はエアソフトガン売り場。
左手と奥がショーケースで、壁に銃がかかっている。
マルイのVSR10は4丁ほどありました。
右がレジで、弾や小物を売っている。
小さい老犬がガラスケースの上にいる。
プラノのガンケースがあったのと、ダンプポーチが1000円以下で売っており、実銃や狩猟で使えそう。
東京の大きなエアガンショップに比べれば小さいですが、頑張っている感はあります。
スリングを探しましたが、あまり種類が無いようでした(探しきれなかったのもあります)
お客さんも3名ほど入っていました。
2階は実銃部門で、1階からは繋がっておらず、一度店を出るようになっている。。
入ってすぐはカウンターとサプライコーナー。
サプライは栄興さんよりちょっと少ないですが、毛色が違ったアイテムもあります。
中古ストックなどもありますが、ウッドが多く、自分が探しているシンセで長いフォアエンドは無し。
奥に銃が展示してある部屋があり、鍵を開けてもらって入ります。
KFCや1100など使い込まれてきた銃から、彫刻がなされたトラップ銃まで幅広く在庫があります。
MSS-20は1丁ありましたが、口頭では在庫がないという話でしたので、スルーしました。
M870の換え銃身も無いとの話。
ミツボシでは火薬の取扱いもあります。
レッボバードのフィールドが2500円、ターゲットが2200円、フェデラルの鉛スラッグが1700円(5発)と、なかなか安いです。
京北射撃場さんとミツボシさんが、弾の通販では有名なのではないでしょうか。
発送事務や電話対応が忙しそうでした。
店員は若女将とベテラン女将、若い男性従業員と老犬だったと思います。
1階と2階を行ったり来たりのチャキチャキした動きで、対応も好印象でした。
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【ガンルーム シモン】
http://simonguns.com/about/
2017年に開業した銃砲店。
店主は元雑誌編集者という経歴。
近くにスーパーがある住宅街にあり、店も住宅の一室という感じ。
いきなりの訪問にも関わらず、親切に対応して頂きました。
店主一人で運営しているようなので、事前にアポイントメントを取っておいた方が良いと思います。
Facebookで情報をアップされています。
https://www.facebook.com/SIMONGUNS2017/
最近は東京から大量に仕入れたようで、小さい部屋にギッシリと詰め込まれており、見ていて面白い銃があります。
店主の知識と銃に対するこだわりも伝わってきます。
ややマイナーな銃や古い銃もあり、判官贔屓で天の邪鬼な自分は魅かれるものがありました。
スプリング式のエアライフルに興味が出てきました。
話がはずみ、長く居座ってしまいました。
何かの折に、手土産を持って再訪したくなる店です。
東京御徒町のサカイ銃砲店さんの作業部屋が見える雰囲気が好きな人なら、波長が合うかもしれません。
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正直なところ、欲しい銃や部品の在庫を確認するだけなら、電話やメールの方が手っ取り早く、お互いにとって簡便です。
しかし、それではこちらの素性が伝わりませんし、面倒だからそっけなく「うちには在庫がありません」と言われる可能性もあります。
こちらの情報を見せ、銃砲店にとっても面白いと思える情報やエピソードも提示しつつ、会話を楽しむ余裕があると、実店舗に行く意味があると思います。
実際に行ってみると、思わぬ用品を発見したり、店との会話の中で、新たな情報や発見があったりもします。
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今回訪問した3店は、ある程度情報を事前に調べることができたので、入店のハードルは少し低かったです。
ネットで検索しても情報が無く、駐車場もないような古い街並みの店に入れるか。
初めて行く街のスナックや居酒屋に入るのに似たハードルを感じますが、その一方で、目的がハッキリしているのならば、そんなに身構えるものでもないような気もします。
店主との会話は一期一会ですし、服装も含めた与える印象や、会話のキャッチボールも重要です。
経験がありませんが、営業や合コンと同じようなもの?
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店を出た後に「あれを聞いておけば良かった…」と後悔することもあります。
そういえば、2019年のショットショーでスムースボアのサベージのボルト散弾銃が出ましたが、取扱いがあるのか聞き忘れました。
その辺の後悔も含め、実店舗に行くのは面白い。
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【自己紹介の掴み】
・持っている銃と狩猟経験
・どこに住んでいて、何を探しているか
・冷やかしではなく、お客になる可能性があるという背景
・それなりの銃や狩猟に対する知識。
・狩猟用の名刺を作るかどうか。
【質問など】
・持っている銃についての質問
・これから始める人に勧める銃は
・おすすめの銃や、狩猟に便利な道具は
・店のある地方の狩猟の話題
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フラットな視点で店をレビューするのは、なかなか難しいです。
銃砲店の良し悪しを決めるのは何か。
店の雰囲気、品揃え、技術、情報、店主など色々な要素があります。
自分にとって良くとも、違う人にとってはいまいちと感じることもあるので、あくまで主観になります。
いっそのこと、道の駅や温泉巡りのように、全国の銃砲店を巡ってみると面白いかも。
銃砲店の数からすると、そんなに不可能な話ではない。
近県5県ぐらいでもいい。
ある程度の時間と旅費さえあれば、できるのでは?
インターネットが普及して20年経ちますが、誰もやったことが無いネタという意味で、ニッチなブルーオーシャンではある。
また機会がありましたら、違う地方の銃砲店を訪問してみたいと思います。
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