2017年4月6日木曜日

LymanとLee以外の鋳型と、オーダー鋳型

 スラッグのリロード例はLymanかLeeのモールドが多く、レシピも色々とあります。
 しかし、それだけでは多様性がなくてつまらない。

 LymanとLee以外の鋳型を探してみました。

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 ロシアの鋳型を売っているサイト
http://bulletmold.ru/

 Lyman525gr(34.1g)を真似たものや、プラグを大きくして軽量化(約30g)したものもある。
 ロシアはスラッグやサボットが豊富で面白い。

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410番の鋳型は作りがさらに簡単で、円柱状の鋳型を板で挟み、凹みのついた土台に乗せるだけです。
http://forum.guns.ru/forummessage/329/1168012.html
410番用
https://www.youtube.com/watch?v=90GQrDKQksQ


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ページがメンテナンス中で販売しているのか不明だが、バックショットの鋳型を作っているSharp Shooter Molds 

鋳型を使っている動画

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 究極に精度を突き詰めていくと、モールドをオーダーする事になるのではないだろうか。

 スラッグ射撃の談話室より。
 フォスター弾頭の場合、スムースボアの銃身内径が弾頭の外径マイナス0.05~0.1ミリが良いそうです。
 銃身より弾頭の方が僅かに大きく、鉛が変形して通過するのがポイントなのかな?

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 鋳型のオーダーを受け付けている会社をまとめてみました。


 アメリカのAccurate Molds
 カタログから選ぶこともできるし、オーダーもできる。

 素材は3種類
 2024 Aluminum 78ドル
 日本では超ジュラルミンと呼ばれる素材。

 Ductile Iron。ダクタイル鋳鉄 116ドル

 360 Brass(真鍮)97ドル
 銅61%、亜鉛35%、鉛3%の合金
 日本だと快削黄銅(C3601、C3602、C3603、C3604)に当てはまりそう


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 Mountain Molds
 ライフルや拳銃弾がメインだが、スラッグは20番までオーダー可能
 材料はアルミか黄銅(真鍮)

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http://noebulletmolds.com/main/
スラッグ向けはなさそうだが、ブランクモールドがあり。
http://noebulletmolds.com/main/?product_cat=mouldrepairpartsandblanks

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 イギリスのBallMoulds.com
 丸球鋳型に特化した会社。
 素材は真鍮CZ 121
  0.185"から 0.600" まで25英ポンド(約3500円)、0.601" から 0.850" まで30英ポンド(約4200円)

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 3Dプリンタが普及して以降、Makersブームがありましたが、金属が削れるCNC旋盤はレンタル工房などに置いてあるのだろうか?

 個人からのCNC加工を受け付けている会社もあります。
 フォスタータイプのデザインぐらいなら、3DCADをこれから覚えるにしても、不可能ではないような気がします。

 鋳型を作るほどスラッグ射撃の精度を追及するかは分かりませんが、気軽にオーダーできる環境になれば、リロードの世界も面白くなるのに、という話でした。

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