4猟目。
始めて行く山奥の林道に行く。
真新しい足跡、寝屋、糞はあるものの、姿は見えず。
かなり遠くで警戒音がするが、姿も見えない。
同じぐらい山奥の林道に行く。
痕跡の多さは一本目より少ない。
今度は林道ではなく、林内の高い場所を歩いてみるが、シカの姿は見えず。
適当なところであきらめて戻る。
3本目の林道を流してみるが、鹿に出会わず。
時間帯が悪いのか、忍びの技術が悪いのか…
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5猟目。
1本目の林道。
土場で新しい足跡があったので、追ってみる。
しばらく歩いた尾根沿いで、遠くに姿が見えるものの、距離が遠く、木に遮られて撃てない。
尾根沿いをぐるっと回ると、ちょっと下のやや薄暗いトドマツ林内で、50m先を鹿3頭に走られる。
撃てないことも無い状況だったが、木に当たると思い見送る。
雨が数回振ったため、山の中でも雪のかさが減り、やや締まっている。
雪の表面は固いものの、カンジキ等をつけない壺足では、深さ20cmぐらい沈む状況。
新雪なら音がしないが、固い雪だと踏みしめる音が聞こえる。
この状態だと忍び猟には向いていないのかも。
また、尾根から下を覗き込む際は、音がしないよう気配を殺して慎重にやれば、こちらが先に発見できたのかもしれない。
アメリカでは匂い消しや音がしない服を売っているが、そんな需要があるのだろう。
3猟目で寝屋を発見した林道に行ってみる。
沢沿いに古い搬出路があるが、そこを歩かずに、奥に向かって右側の尾根を歩いて行く。
左の沢に寝屋があるので、そちらを意識しながら歩いていると、尾根の右側の下に鹿が。
距離50mぐらいで走られるが、立木が多く撃つタイミングが無い。
しばらく追ってはみるものの、姿は確認できず。
あきらめて林道入口に戻りつつ、寝屋のあった場所に慎重に近づく。
無雪期と有雪期は鹿の行動パターンが変わり、寝屋ではなくなっていました。
まばらな広葉樹の下にシダ系植物が生えている場所ですが、雪があったらいないのは当然か。
雪のある時期は、常緑針葉樹の下の雪が少ない場所にいる雰囲気です。
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夕方になって家に近い林道に行ったところ、カーブの先で立っている鹿を発見。
林道から外れた場所で排莢口から装填し、立射で撃ったところ命中。
スコープは3倍で、距離は50mぐらいだったと思います。
今年の春から狩猟免許、銃所持に取り組んできましたが、銃を持ってからは5回目の出猟で、鹿を見ても撃てないケースが多かったです。
結局、鹿を狙っての発砲としては2発目で倒したことになります。
出会って撃つまでも大変ですが、その後の解体と、家に帰ってからのトリミングもなかなか大変な作業でした。
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魚釣りには「朝マズメ・夕マズメ」という言葉があります。
また、一般的には「天気が悪いと鹿が山から下りてくる」ということも聞きます。
鹿は朝晩に行動しているようですが、昼は昼でどこかで休んでいるはず。
果たしてどこにいるのやら。
遭遇する機会を増やすため、場所と時間に関する知識を増やしたいものです。
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その後、12月14日ごろに雨が降り、斜面の南側など雪が少ない場所では、地表が見えるようになった。
新鮮な葉はないが、笹などは見える。
この状況で鹿はどこに集まるのか…
いくつかおすそ分けしたものの、冷蔵庫にはまだまだ在庫がある状態。
しばらく様子を見て、年末あたりに出かけてみようと思います。
初の猟果、おめでとうございます!私は1頭半矢にしてしまっただけで,まだ獲れてません.私は単独猟の時は土場に車を駐めて,徒歩で尾根を巡ります.彼奴らは天気が良ければ日中は300-500mくらいの広葉樹の尾根の南側で日向ぼっこしています.天気が悪いとトドマツ人工林に隠れるみたいです.
返信削除書き込みありがとうございます。
返信削除引越ししてきて2年目で、狩猟を始めてから1シーズン目なので、繁殖期や積雪などの時期によっての動向が、ボンヤリとしか分かっていない感じです。
一犬、二足、三鉄砲ということわざがありますが、足を使い、経験値を蓄積していきたいと思います。