鹿を餌でおびき寄せ、スマートディアを作らないよう駆除するシャープシューティングでは、小口径を使うらしい。
環境省、北海道でのシャープシューティングの資料
https://www.env.go.jp/nature/choju/capture/pdf/b1.pdf
・確実に即死するようシカの頭部だけを狙う(心臓を撃ち抜いても即死せず数メートルは走る)。
・現行法では小口径ライフルを使うことができないため、弾の火薬量を減らして反動を少なくし、連射しやすくしている。
・2-3 秒後に次の個体を撃つ。
・6 頭以上の集団の場合には捕り残しが出るので、射撃を見合わせる
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知床財団 シャープシューティングについて、海外専門家の招聘結果
http://dc.shiretoko-whc.com/data/meeting/ezoshika_wg/h22/shikawg_H2202_shiryo2-2.pdf
●射手の条件
・射撃練習で、距離100 m・5 発のグルーピング2 cm以下を達成できること。
・2~3 秒おきに連射し、遅くとも5 秒後には次のシカの頭部を撃てるように訓練された者であること。
●銃器などの条件
・2~3 秒おきの連射が可能な、反動の小さい、必要最小限の威力を有する小口径ライフル銃(ボルトアクション式)を使用する。
・ ライフルの口径は、本来なら223 レミントンを推奨するが、日本では法的に許可されないので、次善のものは243 ウィンチェスターになる。
・ スコープは4.5~14 倍のズームタイプが良い。距離40 m ならば8 倍で使用し、遠い場合は徐々に倍率を上げる。
・ 射撃時に委託する物としてはベンチレストや砂袋ではなく、脚の短いバイポッドを使用する。特にハリス製の6 インチ角度固定モデルが良い。
・ ブラインドとして車を使用する場合、車はピックアップトラックとし、その荷台に射手と記録係が乗って、運転席の真上の位置にボード(板)を設置し、その上にバイポッドを載せて狙撃する。
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デニコラさんのホワイトバッファロー社
http://www.whitebuffaloinc.org/
Sharpshooting suburban white-tailed deer reduces deer-vehicle collisions
http://digitalcommons.unl.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=1068&context=hwi
1日平均12頭から19頭で、合計1000頭以上ってどんだけだ。
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狩りガールで紹介された日高の職業ハンターさんは、サコーの6mmにエリミネータスコープだった。(距離計が内蔵されており、弾のドロップを計算して、ドットを表示してくれるスコープ)
http://kari-girl.com/archives/615
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2015ショットショーでも、6.5mmや0.264インチが流行りつつある、という記事がありました。
Browning introduces 26 Nosler in the X-Bolt rifle line
http://www.browning.com/news/articles/browning-introduces-26-nosler-x-bolt-rifle-line.html
6.5mm or .264 inch caliber bullets have become increasingly popular in recent years. If you don’t already know,
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年を取ったら小口径で、という記事。
Smaller Caliber Rifles for Aging Deer Hunters
http://1source.basspro.com/index.php/component/k2/90-shooting/1322-smaller-caliber-rifles-for-aging-deer-hunters
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もうちょっと小さい口径でもいいのでは、という記事
昔に比べてBC(Ballistic Coefficients弾道係数)が向上しているので、小口径でも遠くに正確に飛びますよ、という感じ。
Downsize Your Rifle Load
http://www.fieldandstream.com/articles/hunting/2015/01/downsize-your-rifle-load
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ライフルを持つまで10年かかるので先の話になりますが、大口径ライフルで遠射するシチュエーションでなければ、小口径で確実に、という選択肢もありそうです。
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