2020年1月23日木曜日

猟場探しにGoogle Earth

 Google Earthには「過去の写真」という機能がある。
・天気
 雲が多い写真もあります。
 当然、地表は見えないので、あまり意味がありません。

・撮影時間
 朝夕など太陽があまり上がっていない時間に撮影されたものは、北側斜面が日陰で暗く、地表が読み取れない場合があります。

・季節
 夏は葉が多く、なかなか判別しにくい。
 葉が落ちた時期や、うっすら雪が積もった季節だと、林業に使った昔の搬出路などが分かる場合があります。
------------------------------------
 猟場として行ってみたい場所で、3月の解像度の良いものを見つけました。
 葉が落ち、日陰に雪がうっすらある。
 昔の搬出路も分かるし、広葉樹の常緑と落葉も見分けられる。

 衛星写真で尾根沿いの笹地にできた鹿道や、造林地を囲む鹿柵が分かることもあります。


 国有林の図面があると植生と林齢が分かるので、衛星写真判別がさらに捗ります。
 赤色立体地図やLidarから作った地図があると、古い搬出路などが分かるので、さらに面白くなります。

 GoogleEarth、カシミール3D、Yahooなどの地図サイトの衛星写真。
 これらの情報を見ていくと、何となく狩猟に向く場所が見えてきます。
 QGISを使うと、傾斜によって色を塗り分ける「傾斜区分図」を作ることもできます。

 鹿の場合、林道の法面や皆伐地が餌資源となっており、広葉樹林と針葉樹林がパッチワーク状になっている場所に多い印象があります。
 イノシシはまだ未検証ですが、ドングリ類が多い場所でしょうか。

 初めての土地でも図面を見て予想し、獣の多さが合っていれば、地図判読能力が高いと言えるでしょう。

 しかし、行ってみたらアセビ林や笹の背が高くて銃猟に向かなかったりもあります。
 衛星写真と現地を比べることで判別の経験値は増えていきますが、なかなか難しい。


にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿